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勇魔軍 外伝③

【世界観】


アイリスとジルフィスの問答

アイリス:ゔッ…。あれ、私生きて……。そもそも此処はいったい…?


ジルフィス:あぁ、起きましたか。生きているようで残念です


アイリス:あなたは確か、魔国の宰相の…ジルフィス?


ジルフィス:私の名前をご存知ですか。まぁ、1度殺しあった仲ですし不思議ではないですが

体調はどうですか。一応治療は施しましたよ。出来ればそのままくたばって欲しかったですが


アイリス:えっと……。種族が変わってるんですけど…


ジルフィス:龍の血を大量に浴びたんですよ?本来死ぬはずだったんですから安いものでしょう。種族が変わるのなんて


アイリス:確かにジュナウザーもそう言ってたような……。とりあえず助けてくれてありがとうジルフィス


ジルフィス:礼など必要ありません。それより、聞かせなさい。なぜ、敵である私達を助けようとしたのです?瀕死のジュナウザーなど見捨ててしまえばよかったものを


アイリス:確かに前は敵どうしだったけど、今は敵対する理由がないから…


ジルフィス:貴女達は勇者軍なのでしょう?ならば人間の国に帰ればいいでは無いですか


アイリス:……私達ね。今、人類の敵としてお尋ね者なの。罪状は魔族と内通して人間に侵攻した反逆罪


ジルフィス:……


アイリス:私達、頑張ったんだよ?魔族を攻め滅ぼすことが人類の安寧に繋がるって本気で信じて頑張ってきたのに、蓋を開けてみれば魔族は人間が攻めてきたから防衛の為に戦ってただけでほとんどの魔族が私達に対して友好的だった。魔皇も人間達に侵攻を命じたことは1度もないって明言してた

結局は私達の行動は王国の掌の上で踊ってたただの道化のようなもの。

しかもそのことを問いただしたら問答無用でお尋ね者扱い……。

私達の故郷の人達ですら私達を迫害した。どこに行っても侮蔑や憎悪の目で見られる。そんな国に長くいたいと思う?


ジルフィス:私なら皆殺しでしょうね


アイリス:それを出来たらよかったんだけどね……。長らく勇者パーティーとして活動してきたからか、どうしても同族への慈悲が邪魔をして殺しきれないの

だから、一か八かの賭けで魔皇にかけあった。

「必ず役に立つから私達を魔族の土地に住まわせて欲しい」

って。魔皇も私達のチカラは大まかに把握してたから城の一部での生活を許可された


ジルフィス:えぇ、知ってますよ。忌々しいことに貴女達の実力は本物ですからね

貴女は怪我をした魔族の治療、剣聖は魔皇軍の切り込み隊長、鍛冶王は魔族達の武具の修理や製造、軍師は人間の軍を押し返す為の戦略立案ていうようにね

勇者は……顔がいいから交渉事とかで魔皇の補佐をしてるらしいですね


アイリス:最初は当然受け入れて貰えないこともあった。けど、真摯に対応していたら少しずつ認めて貰えるようになってきたの

ジルフィスみたいになかなか受け入れて貰えない魔族(ヒト)もいるけどね


ジルフィス:……。理由は分かりました。ですが、私はまだ貴方たちを疑っています。少しでも変な素振りを見せれば皆殺しにします。

あと、ジュナウザーにも感謝しておきなさい。血相変えて貴女を此処に連れてきたのは他でもないジュナウザーなのですから


アイリス:うん。ありがとうジルフィス。ジュナウザーにも後でお礼を言うよ


ジルフィス:ふん……。それと、無理に聖女然とした振る舞いはしなくて結構。見てて気持ち悪いので素で喋りなさい。キモイです


アイリス:ちょっと、今の今までいい感じの話してなのに酷くない?!あたしこれでも頑張ってんだけど!?


ジルフィス:知りませんよそんなこと。では、私はこれで失礼しますよ


アイリス:あ、ちょ…!




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