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短編集

ねむってたら…

作者: 結城 千砂

間違っていたところを見つけて、直しをかけました。

もしかしたら……半分以上直したかも

(; ̄O ̄)すみません……


でも、最後は変わらないので……

「眠すぎる〜」


放課後、誰もいない教室で、私は一人呟く。やっと、今日の授業が終わった。


私は、今日一日中眠くてたまらなかった。

昨日、友達に借りた小説が面白くて……夜更かしをして読んでしまったから。


友達と帰ろうとも思ってたんだけれど……眠すぎてボーっとしていた私は、少し寝てから帰ろうと考え直し、友達に伝えた。

友達に言って、誰も居なくなった教室で一人残って眠っていた。





「あれっ? 吉川だ 」

誰かが私の名前を読んだのが聞こえた。


……う~ん。誰? 私は眠っていたいのに……

声が聞こえたが、気にせずに私は、眠っていた。だんだんと誰かが、私の方に近づいて来るのが分かった。


「へ~珍しいな? 吉川が残って眠ているなんてな……起きた方がいいよ? もう5時だからさ」




……え⁉ なんて言った⁈

その言葉を聞いて、私は驚いて顔を上げた。そして、すぐ時計を見て確認した。


「……本当だ! もうそんな時間だ……」

「おはよう。吉川? 」

笑顔で私を見ていた人に驚いた。

その人とは……クラスメイトの高橋くんだった。

私と同じクラスで学級委員をしてる、優しくて真面目な……私の好きな人。


ウソでしょう⁈ 高橋くんがなんでここに⁉

私は、驚き過ぎて固まってしまった。


「………」

「吉川?どうしたんだ? 」

「ご、ごめん‼ な、何でもないの! 」

動揺しまくりで、口ごもってしまう。


落ち着け‼ 私‼


高橋くんは、私に心配そうに見つめる。

「もう、帰った方がいいよ? 暗くなって来てるから」

「う、うん! そうする! ありがとうね」

「うん。気をつけてね」

「じゃあ、私は帰るね」


うわーびっくりした。

赤くなってしまった頬を両手で抑えながら、私は教室を出た。


まさか、高橋くんに見られてたなんて……緊張してしまって、呼吸が止まるかと思った。




彼と別れた後、考えごとをしながら帰ろうと学校を出たら……

「吉川! 」

名前を呼ばれた。


振り向くと、そこには高橋くんの姿があった!

私は疑問に思い、高橋くんに訊ねる。


「どうしたの? 何かあった? 」

「いや、吉川に今日言っておかないといけない事があるんだ」

「なにを? 」

「あのさ…吉川って好きな人っている? 」

「ううん、いないよ。でも……好きな人はいる」


高橋くんの質問に、私はそう答えた。

高橋くんは、私の話を聞き少し落ち込んでいるように見えた。


「……そっか。俺さ……前から吉川のことが好きだったんだ……。でも、好きな人がいたら、迷惑だよな。ごめん……」


私は、その告白を聞いて驚いたが、同時に嬉しくて涙が出た。

高橋くんも私のこと好きでいてくれたなんて

嬉しくて……


「ありがとう。高橋くん。告白して貰えるなんてびっくりしたの。だって……私の好きな人は君なんだから……高橋涼介くん? 」

私は、言い終わると赤くなった顔を隠すように彼に抱きついた。

「えっ⁉ 」

彼は驚きつつ、私に尋ねた。


「本当? 」

「うん!私も高橋くんが好きだったの」

「はぁ~振られるかと思ったよ?」

「ごめんね。勘違いさせて……」


高橋くんも顔を赤くしながら、私を強く抱きしめ返してくれた。


「これからは、名前で呼んでいいかな?」

高橋くんは、そう聞いてきた。

「うん。嬉しい! 私も名前で読んでいいかな?涼介……くん?」

「うん! すごく嬉しい! こっちこそ、よろしくね。紗羅」


2人で顔を赤くしつつ、笑いあった……




後から彼に聞いた。

私があの日寝ていたことを知り、帰る時間を遅くしたらしい。


「かわいい顔で寝ていたね?」

彼は笑って、私に言う。


恥ずかしさのあまり、顔が赤くなったのは、言うまでもない。


読んでくださってありがとうございます^ ^


これから、いろんなお話が書けるように頑張りますm(_ _)m

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― 新着の感想 ―
[一言] 全体的に若々しさに溢れていて、読んでいてどきどきしたし、ちょっとうらやましくなりました。執筆活動頑張ってください。
2013/01/11 12:52 退会済み
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