表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したコンビニが世界を救う  作者: もしものべりすと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/24

第二十三章 新しい世界の形

和平交渉が始まった。


場所は——コンビニのイートインスペースだった。


「なぜ、ここなんだ」


人間側の代表が、戸惑った表情で言った。


「狭いだろう」


「狭いからいいんだ」


創太は答えた。


「広い会議室じゃ、威圧し合うだけだ。狭い場所で、顔を突き合わせて話す方がいい」


「……」


代表たちは、渋々と席についた。


人間側の代表、魔族側の代表、そして創太。


三者が、小さなテーブルを囲んでいる。


「まず——」


創太がおにぎりを差し出した。


「腹ごしらえだ」


「はあ?」


「空腹だと、いい話し合いはできない。まず食え」


代表たちは困惑しながら、おにぎりを受け取った。


一口食べる。


「……美味いな」


「だろう」


創太は微笑んだ。


「これが——俺の店の商品だ」


「……」


「こういう美味いもんを、みんなで分け合えれば——世界は、もっと良くなると思わないか」


代表たちは、互いの顔を見合わせた。


やがて——小さく笑い合った。


「……変な奴だな、お前」


「よく言われる」


交渉は、そこから始まった。


何時間も、何日も——話し合いは続いた。


しかし、以前とは違った。


憎しみではなく、理解を求める対話。


対立ではなく、共存を目指す議論。


そして——


「合意だ」


ついに、和平条約が結ばれた。


人間と魔族は、共存の道を歩むことになった。


「やったな」


カイルが、創太の肩を叩いた。


「ああ」


創太は頷いた。


「でも、これからが本番だ」


「本番?」


「条約を結ぶのは簡単だ。問題は、それを守り続けること」


創太は窓の外を見た。


「長い道のりになる。でも——」


「やるしかないな」


「ああ」


二人は、並んで空を見上げた。


新しい世界が——始まろうとしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ