表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したコンビニが世界を救う  作者: もしものべりすと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/24

第二十章 いらっしゃいませ、最終決戦へ

朝が来た。


創太は店の前に立ち、地平線を見つめた。


遠くに、砂煙が上がっている。


魔王軍が、来る。


「店長」


リーナが隣に立った。


「準備はいいか」


「ああ」


創太は頷いた。


「じゃあ——行くか」


「ああ」


二人は、仲間たちと共に、戦場に向かった。


戦いは、熾烈を極めた。


魔王軍は三万。こちらは、わずか数百人。


数の差は、圧倒的だった。


しかし——


「第三陣、右翼から迂回しろ!」


カイルの指示が飛ぶ。


「補給部隊、第一中継地点に物資を!」


創太が叫ぶ。


「敵の後方、撹乱成功!」


リーナの報告が入る。


情報網が、戦場を支配していた。


敵の動きは、リアルタイムで把握されている。


味方の補給は、途切れることなく前線に届いている。


そして——


「魔王軍の中から、離脱者が出ている!」


カイルが報告した。


「何だと?」


「兵士たちが、戦線を離れ始めている。俺たちの『声』が、届いたらしい」


創太は頷いた。


戦いの前、創太は魔王軍の兵士たちに向けて、メッセージを発していた。


「武器を捨てれば、誰でも受け入れる。この店では、全員が客だ」


その言葉が——届いた。


「店長! 前線が押されている!」


「補給を増やせ! 医療チームを前に!」


創太は、戦場を駆け回った。


剣は持っていない。魔法も使えない。


でも——


「店長として、できることをやる!」


それが、創太の戦い方だった。


やがて——


「魔王が、動いた」


カイルの声が、緊張で震えていた。


「ザルヴァドール自身が、前線に出てきた」


「……」


創太は深呼吸をした。


「俺が、行く」


「店長!」


「一人で行く。お前たちは、ここを守れ」


「でも——」


「大丈夫だ」


創太は微笑んだ。


「俺は——店長だ」


そして、一人で歩き出した。


戦場の中を——


魔王の元へ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ