光と闇
お読み頂き有難うございます。
光と闇が、善と悪になぞらえられたりして、理由もなく対立している場合が、なろうを含む多くの作品に見られるのですが、現実世界の宗教的価値観も影響するであろうローファンタジーならいざ知らず、何でハイファンタジーの世界でも、我々のファンタジー知識を当然の如く適用しているのでしょうかね。
言葉はともかくとして、物理現象の光と闇、対立していますか?ぶっちゃけ可視光が直接又は反射して、目で知覚するかどうかの話ですよね。知覚する波長が変われば境界も変化するわけで、そういった意味で、人間の思い込みでしかありません。
つまり、光と闇の対立など、勝手に人間が考えた空想の産物なわけです。私には、光が在れば闇を生み、光が無ければ闇の存在も確認できない様に思えます。どちらかしかない世界があるとするなら、そこは単なる虚無。物質やエネルギーが存在しない世界なのでしょう。
翻って、物理現象としても対立する属性だというなら、その世界の成り立ちを考えた上で、設定しているのでしょうか?例えば、光を司る神と、闇を司る神が対立しているため、その関係上、対立属性になっているとか。そういう所を設定せずに光と闇を対立させるならば、この作者、厨二病なのかな、と思われるだけですよ。
お目汚しでしたが、楽しんで頂けたのであれば幸いです。