「主人公」の意義
お読み頂き有難うございます。
これは一般的な創作物の話になりますが、「主人公」というのは「その意志と行動により、物語の展開を決定する存在」(団体競技などがテーマの場合は、微妙に異なる場合がありますが)と個人的には考えています。
この際、何かしらに秀でている者の方が、場の設定や話の展開が作り易いわけですが、運のみで主人公に設定されている場合もあります。なろうの代名詞である、楽してチート系の主人公だと、ある意味作り易いわけですが……テンプレ踏襲だと飽きられますので、特色を出そうと、いろいろやっている作品も多いです。
で、何が言いたいかというと、いくらチートでも、自分のやりたいことをやらず、周りに利用されてばかりだとか、最終決戦で自分がラスボスになった挙句に誰かに救われるような主人公がいた場合、主人公失格だと思うのです。もっとストーリーを主導してくれよ、と、個人的には不満が蓄積します。
それと、恋愛系の話ですと、周囲、特にヒーローが大抵解決してしまって、主人公本人はいったい何をしたんだ?と強く疑問に思う作品が散見されます。一生懸命頑張る主人公にヒーローは惹かれたのではないの?単に顔か?話が薄っぺらい!となってしまいますので、主人公は可能な限り、話の主軸で何かしらの活躍をさせた方が良いと思います。
お目汚しでしたが、楽しんで頂けたのであれば幸いです。