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異世界には設定が必要だ  作者: かなしつしつげ
異世界の武器、軍事等
38/48

暗殺者

お読み頂き有難うございます。

暗殺者を意味するアサシンという言葉が、ハシッシュ(大麻)を語源とすることから判るように、何らかの手段で準備された、命知らずの襲撃者が、本来の暗殺者なわけです。あとは、使用人を買収したり、紛れ込んだりして、食事や衣服、化粧品などに毒を仕込んだりでしょうか。


そういった意味では、暗殺者って、職業として成立させようとすると、本当は結構難しいんですよね……。まず必要なのが、生き延びる技術やスキル。次に、行動を隠ぺいする手段。それと、当然ながら暗殺技術や情報収集能力。まあ、ある程度のチートを前提に考えた方が、リアリティが出るのは否めません。


更に言えば、暗殺者対策を常時行っている筈の王族やそれに準じる高位貴族を暗殺して、無事に帰還する職業暗殺者など、完璧にチートです。通常なら、国家や大組織が大量に暗殺者を養成し、多大な犠牲を払って漸く暗殺に成功する位ではないでしょうか。


さて、そんなチートキャラである凄腕の暗殺者は、多くの作品に登場します。それが、主人公や主要キャラであるならともかく、敵対勢力が闇ルートを通じて雇ったモブキャラなども、そうであることが多いわけですよ……正直、日本のサブカルチャーに毒されているとしか思えません。


チート主人公に苦難を与えたいから、適当にチート暗殺者を作って襲わせよう、で脈絡もなく登場させるのでしょうが、簡単にそんなキャラを作れるなら、第二第三のキャラも当然作れるわけで、そんなことをやっているから、強さのインフレが起こるのだと、私は思っています。


きちんと暗殺者が発生する背景、需要と供給、暗殺者内のヒエラルキーなどを設定した上で、職業暗殺者を登場させて頂きたいですね。そうであるならば、少なくとも意味不明な暗殺者の強さのインフレは、発生しないでしょうから。

お目汚しでしたが、楽しんで頂けたのであれば幸いです。

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