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異世界には設定が必要だ  作者: かなしつしつげ
異世界の武器、軍事等
35/48

徴兵制

お読み頂き有難うございます。

基本的にナーロッパ世界は、徴兵制と相性が悪いと思います。理由は魔物と冒険者の存在です。


魔物に対応するには、きちんと訓練し、装備を整えた兵士でないと難しいはずだからです。そうでないと、魔物の存在意義がありません。農民が魔物に対応するのは、精々村が多くの魔物に襲われ、仕方なく住民総出で対処する状況くらいでしょう。それでも積極的に倒すのではなく、何処かに立てこもって、たまに入って来る魔物を農具などで追い返しながら、やり過ごすのが精々なのではないでしょうか。まあ、魔物がいる世界なら、どんな小さな集落にも、守備兵がいるでしょうし、元兵士など、腕に覚えのある住民もいるでしょうが。


また、冒険者などのフリーダムな存在がいた場合、徴兵制が成立するとは思えません。徴兵制があり、それに意味がある場合は、魔物が殆どおらず、いたとしてもダンジョンなどから基本的に出て来ない設定で、冒険者なども殆どいない感じにしないといけないかもしれません。作品によっては、冒険者ではなく「傭兵」の場合がありますので、有事の際は雇われることになるでしょうが。


それと、基本的に全人類がスキルを持っている設定の作品がありますが、その場合は、適性のある者を強制的に兵士にすることがあると思いますが……それを徴兵制とは、言わないでしょうね。単に職業選択の自由が制限されているだけです。


勿論、国家間の戦争などが発生すれば、形振り構わす徴兵しても問題ないのでしょうが……スキルや魔法で大量殺戮が可能な世界だと、犠牲者が増えるだけです。防衛戦で仕方なく戦うことはあるかもしれませんが、通常なら徴兵ではなく、戦時徴用を選ぶでしょうね。国家総動員法で国民皆兵、というのも無きにしも非ずですが、小国が大国に併呑されようとしているような、危機的状況を作る必要があると思います。


なので、無理に徴兵制とかを導入するより、職にあぶれて食いっぱぐれた次男坊以下が志願して兵士になった、で問題ないと思いますが……それでも徴兵したいなら、止めはしませんが、世界観をきちんと設定するべきだと思います。

お目汚しでしたが、楽しんで頂けたのであれば幸いです。

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