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異世界には設定が必要だ  作者: かなしつしつげ
異世界の政治・経済等の態勢
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通貨

お読み頂き有難うございます。

ナーロッパ的なファンタジー世界の通貨についてですが、現代社会の感覚で描写してしまうと、色々なじまない面があると考えます。


例えば、平民の1回の食事の代金はいくら?と考えると、銅貨1枚とかの、キリが良く、払い易い値段が適切だと考えます。貨幣に物の価値を合わせ、質や量を調整する形になるわけです。おまけや値切りも、貨幣ではなく物の増減で行う気がします。


現代日本の様に、細かい金を使えて、お釣りも問題なく貰えるのは、流通が発達していることに加え、国民の知的水準が高いから可能なのであって、ゲーム世界の様に、冒険者カードにプリペイドカードの機能があるなど、オーパーツ的なものがある世界ならともかく、中世ヨーロッパレベルなら、難しい筈です。


……何が言いたいかというと、庶民の生活様式に合わせて通貨の単位や価値を考えないと、貨幣のやり取りが酷い有様になるわけです。全員にインベントリを持たせる気でしょうかね(苦笑)。


また、両替に関してですが、自国の通貨と他国の通貨を両替する場合、本来は通商上の条約がないと、難しい筈です。金本位制にしても、金が他の金属と比べて世界中どこの国でも同価値とは、とても言えませんし。


ということで、他国で売買をする描写がある場合は、そういった面も考慮する必要があると思います。冒険者ギルドなど、超国家的な組織があって、両替も簡単に出来るとかなら、構いませんがね。


その他、貨幣の発行能力や、偽造の可能性、一定の損壊などを全く考慮していない大量の金貨の描写とか、きちんと設定を考えていない描写などは結構見られますが、こういった点は後付け設定でも何とかなったりするので、気が向いたら考えてみては如何でしょうか。

お目汚しでしたが、楽しんで頂けたのであれば幸いです。

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