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異世界には設定が必要だ  作者: かなしつしつげ
魔法以外の特殊能力等
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錬金術

お読み頂き有難うございます。

なろうに限らず多くの作品で、錬金術という技術、スキル、あるいは魔法が使われていますが、不完全な存在である卑金属を、完全な存在である金に変えるための技術、という意味で、錬金術という名前になったのですから、名称を使う以上、そこに思いを致して貰いたいというのは、穿った考えでしょうか?錬金と全く関係ないことをやるのなら、調合などの別の言葉を使って欲しいのですよ……。


錬金術本来の思想は、造物主である神の御業を再現する、といった感じのもので、かなり信仰心が入っている思想だと思いますので、実の所「alchemy」を「錬金術」と訳したのは、「神の御業の再現」という目的ではなく、それを証明するための手段でしかなかった「卑金属を金に変える」という事象だけに着目してしまった、言わば表層だけなぞった誤訳に近いのですが……定着してしまった言葉に文句を言っても仕方ありません。


翻って、日本語訳として「錬金術」としている以上は、錬金にこだわる必要があると考えています。「alchemy」なら、こだわる必要は無いと思いますが。


なお、賢者の石、エリクサーなどと呼ばれる秘薬がありますが、錬金術においては、卑金属が「病気の金属」で、金が「完全な金属」であるという考えに基づき、卑金属の病気を治し、金に変えるための薬という位置付けです。(人間に使用すると、当然、どんな病気も快癒します。)金を作るのは俗っぽいと考える方などは、エリクサー作成などを目標に設定すると、良いかもしれません。

お目汚しでしたが、楽しんで頂けたのであれば幸いです。


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