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Magic Circle(魔法陣)  作者: 牛耳
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迎撃

「夏ちゃん!薙ぎ払えっ!!」

私は、空を指差して叫ぶ。

空に浮かぶ巨大な黒い魔法陣から、襲い来る空飛ぶワイバーン?みたいな魔獣達に黒いビームが放たれる。

それと同時に夏ちゃんが

『パラボラアンテナの舞』

と言いながら首を左右に振ると、魔法陣からのビームも連動して左右に動き魔獣を薙ぎ倒して行く。

突如、王都に来襲した空を飛ぶ魔獣の大群を、若松君の店の屋根の上から迎撃したのだ。


若松君の店ではカウンター前で話していたら突如

『カーン!カーン!カーン!・カーン!カーン!カーン!・カーン!カーン!』と言うリズムで店の外から鐘の音が響く。

若松君が

「むっ、このリズムは空からの魔獣の合図。夏ちゃん、秋ちゃん、付いて来て!屋根に登って奴らを迎撃して下さい!」


カウンター脇にあるドアを抜けるとそこは、倉庫になっていいた。

そして、奥には上へ伸びる階段が。


階段を登り切りそこにあるドアを開けると、屋根上に作られた小さなバルコニー。


「な、夏ちゃん。アイツらを夏ちゃんの魔法陣からの攻撃で消して下さい。アイツらは、魔力が強いので、きっと魔素が大量に手に入りますよ!」

と言う若松君の言葉に私と夏ちゃんは顔を見合わせ

【ニヤリ】と笑う。


『キュイーーン!!『ビームキャノン発射用意・エリザベスを展開中『ガシャン・ガシャン・ガシャン』』

大きくなったエリザベスカラーが高速で回る。

『キュイーーン!』

と言う甲高い音が回りに響き、巨大な回転する黒い魔法陣が空に浮かぶ。

『エリザベスの加圧、ライフリングの回転、安定しました。撃てます』

エリザベスのどこからかアナウンスの声が聞こえた。




「夏ちゃん!薙ぎ払えっ!!」

私は、声を張り上げ叫んだ。

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