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Magic Circle(魔法陣)  作者: 牛耳
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DATA通信

(若松君よりDATA通信が来ています。『夏ちゃん、秋ちゃんの人を人とも思わない鬼畜な性格って何か理由があるんですか?』)

(夏ちゃんよりの返信『んー、私も飼われて五年だからもっと小さな頃の秋ちゃんを実際には、知らないけれども。秋ちゃんが寝る時って、私を抱っこしなきゃ寝れないの。大きな獣が夜、襲って来るって。秋ちゃんは、幼稚園の年少保育の(三歳)頃に2年半くらい神隠し?みたいに消えてた事があって・・・ある日、ガリガリに痩せてて、ズタボロの服を着て、あの価値観で野生児状態で近くの河原で発見されたそうよ』)

(若松君よりの返信『幼稚園と言うと三、四歳ですか?中々壮絶ですね。分かりました、ありがとうございます』)



「ん?夏ちゃんエリザベスがピカピカ光ってるけれどもどうかした?若松君のAppl○ Watchもチカチカしてたけど?」

ハンドルを握る秋ちゃんが、前を向きながら呟く。


『夏ちゃんに通貨の単位や物価とかのDATAを送っていたんですよ、その他にも王都の門が閉まる時間とか』

若松君が秋ちゃんに取り繕う様に早口で言うと

「えー、そう言うの私も欲しい〜、仲間外れイヤー」

と口を尖らせて言う秋ちゃん。

『夏ちゃん、今送ったDATAを秋ちゃんのスマホに転送して下さい』

エリザベスが数回光り若松君からのDATAを受信する。

私は、秋ちゃんのスマホにDATAを転送すると

(秋ちゃんに隠し事すると直ぐバレるんだよなぁ、さっきの若松君とのやり取りもバレているっぽいし)

何て思いながら丁度見えてきた王都の城壁を見詰めながら思っていた。


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