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悪役サイドになった  作者: ファーラウェイ
9/40

コミュニケーション能力が上昇する能力

今回少し長いです……そうでもないか…見栄はりました。


あ、やば。文章5行くらい抜けてた。申し訳ないです!修正入れました。

「あ、そうだ。聞き忘れた事があったけど、ココは一体どこなんだ。」


あってあんま間もない奴に頭やったか発言をする頭クレイジーサイコパス女に疑問をぶつける。口には気を付けろな。


周りを見渡してみる。ここはどうやら部屋らしい。そこまで大きくはないし辺りには何もない。


壁や地面は特に加工されておらず、部屋は部屋でも地下なのか壁が岩でできている。

そこにドアがポツンと設置されていた。


「あー、とりあえず説明はするから一旦ここを出るぞ。」


「ん?ああ、分かった。」


確かに、そんなに落ち着いて話せる環境じゃない…事もないかもしれないけど、こんな閉鎖的な空間にはあんまりいたくねえな。


「ん、行くぞ。」


そう言ってシェスはドアを開いて入っていく…まあそこしかねえわな。


俺も後に続く。


ドアを出ると目の前には石造りの階段があった。辺りはまだ洞窟の様な感じで岩の壁だ。その壁には松明が…突き刺さってる…どうやったんだこれ?

階段は上に続いている。シェスは既に階段をのぼっていた。置いていかれないよう俺も急いで階段を駆け上がる。


「ココは第三か第九だな。死んだらこういう洞窟みてえなトコに転送されるんだ。何個かに分かれていて、全部で29個こんな感じの部屋がある。」


シェスが切り上げた説明の続きを話してくれる。


「そうなのか…他にもここに転送されてくる奴がいるから早く出たほうがいいのか?」


「ん?ああ、そうだな、まあ私がこういう狭いとこが苦手ってのもあるがな。というか、29ある部屋をローテーションで一部屋ずつ使うからすぐに次のやつが来るって事はそんなにない。蘇生待ちが増えたりしたらそういうこともあるかなくらいだ。」


蘇生待ちィ?……もう気になることが山ほどあるのにまだ増えるな。


「蘇生待ち?…死んだ奴が生き返るのが遅れてる状態という事か?それまでその死んだ奴はどうなってるんだ?」


「死んだ奴?死体のまんまだ。蘇生したら死んだ時の身体が光の粒みてえになって消える。あの野蛮少女もそうだったろ。」


あーナルホド。あの○霊みたいに消えてたヤツか。


「……というか話は戻るんだが29ってのは元からそんな数だったのか?なかなかにキリの悪い数字だと思うんだが。」


「部屋のことか。確かに最初?私が知ってる頃は34くらいだったな。」


おう。それもキリわりーな。


「聞いた話によれば…錯乱したヤツが暴れまわって部屋を崩壊させた……らしいな。」


ん?


「え〜と…?」


「ある新人があの世界からこっちに来た時にな?転送の直後に暴れまわって部屋が崩れて埋まったらしい。」


新人?それ化け物じゃね?ある新人が、じゃなくてある化け物が、じゃね?


おかしいな…俺の認識じゃ新人ってのは俺みたいに、ここに強制的に連れてこられる上、何も出来ずに一回殺されるというとても可哀想で抵抗する力もない吹けば飛ぶ散り屑のような存在じゃなかったんですか⁉︎


「たっまーにいるんだ。新人で錯乱して部屋壊すヤツ。」


あ、そいつ多分人間じゃないと思いますよ。


「そんな事があるのか?俺の認識では新人というのは一般人みたいな感じに思ってたんだが。」


「ああ。その認識は正しい。だがなぁ、なんだろうな。想い?時に人間ってのは強い意志や想いでありえない事ができるもんなのかもな。私たちが少しずつ磨き上げていく力ってのを一瞬で飛び越えていくヤツらがたまに出てくるんだよ」


さてはコイツ人と話すの苦手だな?クッソ分かりにくいんだが?


「力のグレードが一段上がる。それだけで部屋なんか簡単に壊せる。新人であってもな。」


はあ…ふむ。


つまり少しずつ上げる力を想いというブースト?で一瞬で上げる事ができるって事だな?あってる?


「強い意志が壁を破るって事か?」


「まあそうだな、有り体に言えば。」


コイツはコミュニケーションの上昇を能力にした方がいいんじゃないかな?


「新人はなにを強く想ったんだろうな?」


「アレじゃね?帰りたいとかじゃねえか?」


シェスはこちらをチラッと見て少し不思議そうな顔をする。


「そういえばお前は逆に落ち着きすぎな気もするな。なんでだ?」


…なんで?とは?アンタは俺に泣いて欲しいの?喚き散らして欲しいの?

…それともただただ純粋に聞いてるだけか?


なんで、か……なんでだろうな?こういう自分の理解の範疇を超えると変に気にならなくなるというか…困惑とかの方が大きいというか…多分それが原因かな。


「まだこの状況を飲み込めてないだけさ。」


「ふーん?」


え?何その反応、マジ?


「まあうるさくないに越した事はないか。他のやつは泣いたりブツブツ言ってたり…吐いてる奴もいたぞ。」


「まあ……そうだろうな。」


泣くだろうよ、吐くだろうよ。ブツブツ…まあ心も壊れるだろうよ。ココに来た時点で一回死んでんだもんよ。


…長いな…この階段どこまで…というかココは地下何メートルだよ。


「この階段…長くないか?五分くらいは上ってるぞ。」


「そうだな。この階段は普通に上ってたら20分はかかるな。」


なっが‼︎20ゥ⁉︎なんでそんな長くしてんだよ!ここどんだけ地下なんだよ!


「だから今のうちに聞きたこと聞いとけ。外に出たら少しうるせえしな。」


まあ確かに聞きたい事はまだあるけど…うるさい?


まあいいか。



見てくれてありがとうございます!


あれ?もしやわたくし……語彙力低い?

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