姉御ぉ…
ヤバい…もう設定のグチャグチャを感じる
あ、結構グロいです
※一回修正入れました
リル?の頭骨の横側から血が溢れ出す。体はブランブランと左右に揺れている。…これ以上は見れない。これは無理っす。ふっつーに見れないっす。やっべーぞコイツ…
「うわ。汚ねえな」
ジャージ女はなんならもう汚れを気にしている。人を殺めた事になんの感情も抱いていない。
…ちょっとだけどうなってるのか見たい好奇心が…ま、状況確認という意味で、チラ見くらいしたい……いいや!限界だ!ガバッといくね!!
Q今どんな気持ち?
A質問者なんだから敬語使えよ。
Q今どんな気持ちですか?
A見なけりゃ良かったです!
首吊りかよ!
初めて見たわ…人ってあんな軟体動物みてえに揺れるもんなのか…知らなくて良かったんだが?
当たり前だけど……あんなに元気いっぱいな子も死んだら…言葉にできないです!
いや…てかさ、あのリルとかいう奴!狂人か!?…死ぬほど(比喩なし)頭を挟まれて絶叫はおろか表情すら変えなかったぞ!?ずっと笑顔ってのも不気味だったし!
そしてジャージ女はもっとヤベェよ。あんた腕力どうなってんだ!?いくらリル?が幼児っつっても手のひらで頭骨を貫通なんて出来ねえよ!?それ以前にサイコパァス!
…落ち着け俺。とりあえず餅つこう。素数を数えるんだ!
…ふぅ。餅ついたわ。空気うめえな。なんか目の前から変な匂いするけど、気にしなかったら結構空気が澄んでる気がする。ここ都内なのにな。
よし!切り替えよう!今優先すべきは己が命よ!
とりあえずは…あれ?俺リルってやつに殺されかけたんだよな?多分。つまりは…助けてくれたって事か!味方じゃん!イエェェェェイ!!
…うん。流石にそこまでお気楽ではられねえよなぁ。目の前で人殺されてんだよこちとら!痴話喧嘩は他所でお願いします。
でも、やっぱりどう頑張っても怯えと動揺がな…消えねえや。でもそれは気取られねえようにしねえと。
今もう、俺の体が危機サーチビンビンだから!隙を見せようもんなら殺されんじゃねえの?って思っちまうくらいにはビンビン!…ビン〇ンの方がい(
という訳で、隙、または(あ、コイツも余裕で殺せるな)って思われないように、見栄をはろうと思います!
絶対に何があっても、付けいれられる、もしくはチョロそうと思われないようにする!余裕ゥ!!
俺の演技魂が火をふくぜ!!
「所で…おい。お前。」
「なんだ。」
やっちまったあぁぁぁぁぁああああ!!!!
コイツが怖かったからか少し素っ気なくなったか!?
今の返しで大体キャラ決まっちまった!!
「名前はなんだ。新人か?」
「ああ。俺は蛍吹。よく分からねえけど…多分その新人っつーやつだよ。」
いや!少しずつ!少しずつ変えれる!まだ終わってない!敬語にはもはや無理でも普通には戻れる!
冷たいクールキャラにはなりたくない!!(ナルシ)
「ふうん?新人でそこまで落ち着いてるやつはそうそういねえんだけど、」
あれ?なんか流れが…
「説明が楽そうで助かる。新人相手にゃ説明は義務みてえなモンだかんな。」
いや。まだ理解が早い落ち着きのあるくらいのキャラで「案外見た目にそぐわずなかなかの肝があるんだな。」
ガハッ(吐血)。
…いや!まだだ!これは肝が据わってる青年とも取れる発言!諦めるな!
もっとぉ!!熱くなれよ!!!!
「んじゃ。疑問も困惑もあるだろうからな、パパッと説明いくぞ。」
来たかもしれない!クールキャラ(ナルシ)逃れたかも知れないぞ!
あれ?コイツ…良い奴なのでは?説明とかいう単語が聞こえたぞ?
ってか話の内容聞いてなかった。なんて?
「お前は悪だ。」
…ん?善良な一般市民に何言ってんの?軽犯罪も犯したことないんですけど?お前も狂人か?
「まあもうちっとだけ分かりやすく言うなら、お前は悪役サイドだ。残念だったな。」
…?……あっ(察し)………(絶句)
……は?
「奴らは正義の味方サイド、俗に言う」
奴ら……え?あれモドキじゃないの?
「魔法少女ってやつだ。」
「ん〜。なるほど?…なるほど。」
へ〜。本当にいたんですね〜…エエエエェェェエ!?
マジかよ!?
てかなんだ!?悪役サイドやら正義の味方サイドやら。なんでそんなんに分けてんの!?必要ですかそれ!?
てかそれがどうして戦い合う事になるんだよ!?訳わかんねえ!!
でもそれ以上に意味わかんないのはどうして誰も抵抗しないのかってとこだよ!和解でも話し合いでもこれやめられるよな!?…まあちっとだけこの非日常が面白くてもうちょっとこうしてたいって思うけどね…
そんな風に思えるのは今ここに来たばっかだからだろうけどさ。ここにいる他の人はやめたいだとか和解して終わらそうとか思わなかったのかね?
「私たちは悪役…まあ悪の組織サイドっていった方が正しいかな?」
なるほど。悪の組織って単語は最近聞いたな。あのミレイ?のモドキから。
…そういえばふと思い出したんだけどあのミレイ?が言ってた新人っていうのは…ここに来たばっかの人の事を指してんのかな?…やべえ。気になることが多すぎる…けど、話を遮ると長くなるかもな。何しろ聞きたいことは山のようにあるし。その方がスムーズに話が進むか。一旦こいつの説明とやらを聞いてから質問タイムにしようかね。
…1周まわって落ち着いたわ。…演技忘れてた。
「そして戦う。」
「何故だ?」
訳が分からん。世の中平和が一番って言葉知らねえのか。これだから馬鹿の相手はヤなんだ!(ブーメラン)さっさと理由を言え!…あれ?これは…もしかして俺もっすか?俺も殺し合いしなあかんの?ファッキュー?
…興奮と困惑で口が悪くなってきたな。
「そりゃまあ。私が説明するモンじゃねえな。」
は?死ね(直球)
これ俺もなんだろうが!テメー舐めてっと伸すぞ!…勝てねーな絶対!
「ま!知る事になるさ。説明はまだある。黙って聞けよ?」
黙ってんだろゴミが!!
何をもって黙ってって言ったんだよ!!いつ言葉を挟んだんだよ!低脳が!(ブーメラン)
「お前はアイツらと遭遇してるだろ?一度は。」
クールダウンだ…。ふぅ。
アイツらってのはミレイやリルとかゆう奴らの事か?
「ああ、2回ほど…え〜と。確か、そちらの言い方だと魔法少女っつーのか?」
「ああ。お前は奴らに、多分だけど殺されかけたんじゃないか?」
「そうだな。なんか変なトリックで攻撃されたのは分かる。」
今思い出すとよく生きてたな俺。真横で爆発起きてたぞ。近くでビル崩れてたぞ。あのミレイっつーやつ次あったら〆る。
「そう。そのトリック、まあ、魔法とでもいうべきか。」
魔法、とオウム返しする。
「そう魔法。さっき私は奴らと戦うと言っただろ?」
言ったなぁ。…要領を得ない話し方やめい。今俺お前に殺意の波動湧いてるから。
「そんな殺人兵器と生身で戦うなんて出来るはずもない。蟻一匹と象だ。勿論、こちらにも対抗するこちら特有の力がある。それを使ってアイツらと戦うんだ。」
逃げ出せた俺凄くね?…クソ。蟻一匹だったら逃げ出せそうだな!ゴミみてえな例え出しやがって!!
まあそれは置いといて、確かに、変な力を持たない悪役は早々いねえな!……魔法少女とかそんなんが出てくる漫画にはな。ここ現実。現実と書いてリアル
「お前にも、一応特別な力がある。ラノベとかで見たことあるだろ?」
「ああ。知識としては。」
俺やっぱ戦うの?今になって麻痺した恐怖が蘇ってきたんだけど。…ふむ、それにしても……
なるほど?…と く べ つ な ち か ら とな?
甘美な響きだなぁ!早く教えろ下さい!
「そいつを使って敵と戦うんだ。相性とかもあるが省くぞ」
良いんやで?説明長くなってもええんやで?今俺お前に殺意抱いてないわ!
「例をあげるなら………そうだな……。」
早く言えよ遅せぇよ(半ギレ)お前〇ぬか?
「宙に浮けるやつとか…気弾打てる奴とか…透明になれるやつとかいるな。」
…思ったよりしょっぺぇ。こんな詐欺に釣られた奴の気持ち考えてみろ。可哀想。
「あ、今ショボいって思ったろ?」
思ってないです。しょっぱいだけです。
「だが能力ってのは筋トレと同じでな」
キタキターー!!!!つまりつまり!?
「という事は……使えば使うほど?」
「ああ、どんどん強くなっていく。」
なるほど!!なるほどね!?
俺……TUEEEします…
「しかも努力次第では色んな力を使えるし、力の上限はないな、今のところ。」
チーーートですか!?
起きたら変なとこで俺TUEEEしてたんだが!?
「まあここらも後で話すとして」
おい!今いいとこだろ!置いとくな!今至福を味わってたんだぞ!!
「今、現時点でお前が使えるものじゃないとだけ言っておく。」
え………(絶望)
な ん で い ま は な し た ん だ よ (全ギレ)
殺意が倍になって帰ってきたぞ!!
「つまりだ。まあ、お前は戦えないんだが。」
かぁ〜〜、っぺ!!
自慢ですか!?私は戦える自慢かオイ!!
「私のそばから離れるなよ?」
えっ?(トクン)
おねえさま………言い慣れねえな。姉御でいいや。
姉御ぉ…ツンデレさんだったか!
見てくれてありがとうございますぅ(泣きながら下卑た笑い)
冷たいクールキャラ…
↓
冷たい冷たい性格