君が〇ぬまで質問するのをやめない!
説明はまだ続く。
そろそろ質問祭りは終わります。(疑問が無くなるとは言ってない)
キザ野郎の後を追うように階段を上がる……あ、野郎じゃないのか。
そういえばここを出たら外はどうなっているんだ?とふと気になりシェスに聞いてみる。
……ちなみにこの時点で四つ目のタイプの事は忘れている。馬鹿である。
「ここを出たら? ……んー。まっ、見てからのお楽しみだ。お前は気にいると思うぜ。多分な」
頭の片隅に説明責任という言葉がチラッと覗いたがおれは気にならなかった。なぜなら……
サプラーーイズ‼︎
頭の九割がこうなっていたからである。
まあまあシェス先生がそう言うのであれば?楽しみに待ってますかね。
「じゃあ楽しみにしておきます」
「おう。それよりもだな、質問はもうないのか?」
おっと、そうだった。
……質問?なんか…忘れてるような……まあいいか。
忘れるって事はあんまり重要な事じゃないんだろう。
あー……そうだな。
「ここ……この世界?には女しかいないのか?」
「ああ、ここには男ZEROだぜ。なんでかは知らんが……まあ、碌でもない事なんだろうがな…」
声が萎んでいって最後の方は聞こえなかった。
「まあ……から聞こえなかったんだが」
「ん?気にしなくていい。他の質問はないのか?」
あるある。ありまくりんぐだとも。
「この世界にはどれくらいの人がいるんだ?」
「どのくらい……ふむ。一万人…くらいじゃねえかな?私達は」
うーん。一万……くらい。
わたしたちは?…………待てどもなにも言ってくれないんですが?
なんでそこで区切った?
「私達は?なんだ?」
「ん?何がだ?」
あれ?会話が成立しない……
「いや、私達はの次の言葉が欲しいんだが?」
「あぁ。なるほどな。そうじゃなくてだな」
はあ……
「んー。あー……私達と同じ奴が一万人ぐらいって事だ」
んーと?えーと?……ふむ?
その説明を受けてますます分からなくなった。
「私達と同じ奴ってのは?」
「だからアレだ。悪役サイドのやつらだ」
あー。なるほどな!
えっ?じゃあそうじゃない奴らってのはもしかして……
「私達と同じじゃないやつってのはもしかして……魔法少女のやつらか?」
外に出ても戦うことになるのか?
なんでアジトにも魔法少女がいるんだよ……という気持ちになったが…
「いやいや、違う違う」
シェスが軽く否定してくる。
「そうか。とりあえず一安心だ」
マジに安心!マーーージで一安心‼︎
「悪役サイドじゃないやつってのは……そうだな、ゲーム風に言うならNPCだ」
なんで最初からゲーム風に言ったのか謎なんだが…俺には分かりやすかったから良いや。
「NPCがいる?どう言うことなんだ?決まったセリフしか言わないヤツ……リアルNPCがいるってことか?」
「いや、リアルNPCと言う点においては合ってるんだが、決まったセリフしか言わない訳じゃない」
えーと?
「ん?どういう事だ?それはNPCじゃなくて人だろう?」
頭痛くなってきますよ?先生もしや自分と選ばれしもの以外はモブとかそういう危ない思考の持ち主?
「んー…私もそう思うんだが……製作者がいて、しかも本人情報で、ちゃんとその証拠もある。という訳でな。全員?ほとんどの奴が作られた人のことをNPCっつーもんだからな……私もそれに合わせてる」
あああーー…………俺を殺す気か⁉︎混乱状態なるわ!味方に攻撃いれんぞ⁉︎
「というかそれも後で我が主から説明あるから…そん時に聞け」
我が主ィィィ‼︎貴様が〇ぬまで質問するのをやめないからな⁉︎
「まあ、私ら以外にNPCがいるって事だけ把握してれば良い」
「あ、ああ。分かった……」
思考を停止しておきます……
見てくれてありがとうございます!
感謝!感謝!圧倒的感謝!
全てに感謝!
…こんな感謝書いてるけど最終話でもないんだよなぁ。




