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悪役サイドになった  作者: ファーラウェイ
10/40

先生!可愛いっす!

毎日投稿したいなあ…


…無理かあ(1話書くのに合計5時間くらい費やしてる)

「じゃあ早速なんだが、さっき力について話してもらったんだがタイプと能力ってのは具体的にどういうものなんだ?」


力は聞いてたけど、なんかタイプ…体?と能力ウンタラカンタラについてはなんも説明されてねえな。


「ああ、タイプが大雑把に分けたものってのは言ったな?」


え?言われて…………たかも?


「能力はそのタイプをもっとわかりやすく分けたもんだ」


というと?


「ふむ…そうだな。タイプと能力の種類を所々省いて挙げるからそれで分かってくれ」


無茶言ってんじゃねえよ。


「タイプには四つほど種類があってな。まず体タイプ」


ええ?カラダタイプ?語呂が悪いなー。お前がそう言ってるだけでちゃんとした正式名称別にあるだろ。


「体タイプは体の機能の一つが強くなるタイプだ」


はあ……視覚とか聴覚とか?


「速さとか力とかだな」


機能かそれ?てか抽象的すぎだろ。


「速さなら動いたり走ったりするのが速くなる。力なら力持ちに……まあ破壊力が凄くなる」


は?コイツは何を言っているんだ?


速さは体の動作が全体的に速くなって?力は筋肉の機能が向上する…てことか?


「次にマジックタイプ」


ほん。マジック……うん?



Magic?

マズィック?

マジックゥ?

魔法⁉︎


「それって魔法か⁉︎」


衝撃の情報に思わずシェスの横に顔を出して尋ねる。


「うお⁉︎ビックリした、いきなり大きな声をだすなよ」


シェスがビックリした顔で振り返る…が、俺はそれどころじゃない。


早く言え!現在進行形で心臓が破裂してるんだ!このままだと興奮で死ねる!


「ああ。分かった。次からは気をつけるからマジックタイプについてなるべく早く迅速に丁寧に完璧に事細やかに詳しく教えてくれ」


魔法なのか⁉︎魔法なんだな⁉︎あの異世界もので定番で必要不可欠であられるあの魔法なんだな⁉︎


「あ、ああ、分かったよ」


ハリー!hurry!


「マジックタイプ、コイツはなかなかに説明しにくいんだが…………そうだな」


はや……く、い…ってく…れ。


「蛍吹は“異世界転生”とかそういう創作物のジャンルとかって見たことあるか?」


“異世界転生”その言葉に感動すら覚えて反射的に身体が震える。千切れんばかりに首を縦に振る。知ってる!知ってるぞ!なんならそれに俺は青春を半分近く捧げたんだぜ!


「そういうジャンルには必ずと言えるほど“魔法”があるだろ?」


「ああ、あるな」


ある!あるとも!少なくとも俺は魔法が無い異世界作品なんて見たことねえ‼︎


「マジックタイプってのは……」


ああ!神よ!この世にそんな存在がいるのであれば俺はあなたを一生崇めましょう‼︎


「その“魔法”と寸分違わず一緒だ」


「……グフッ」


体の昂りが限界を越えて吹き出してしまう。


きちゃーーーーーあ‼︎


「ん?今なんか変な声が「そんなことより、そのマジックタイプは俺も後から習得すれば使えるんだよな?」


もはや自分の昂りを抑えることなどできない。

どうしよう!何から習得しようか‼︎やっぱり光属性とか王道か⁉︎それより闇⁉︎


「あー…なるほど…………うむ。まあ……」


なぜか歯切れ悪く言いながら表情をぎこちないものに変えていくシェス。


うん?


「……体タイプ以外はな?」


俺には何故か分からないがどことなく言いにくそうに言う。


ん?


「体タイプとマジックタイプはなんというか……相容れないタイプでな。両立できないらしいぞ」


んーー、ん?


「……なあシェス先生」


「…なんだ?」


「今の説明の流れ的にさ……」


「……なんだ」


俺…運動が得意……体タイプ…………いや!そうと決まったわけじゃない!


「他にもタイプがあるんだよな?」


あるんだよなぁ?


「そうだな!あと2つある!」


シェスが勢いよく答えてくれる。


いやーー。うん。


「よし‼︎」


「っ……ど、どうした?」


とりあえずこう考えることにしよう!……四分の一だと!


「……?…おーい」


「先生‼︎」


気付かぬうちに下を向いていた自分の顔をバッと上げる。


「っ!…どうした?」


少し眉を下げて心配そうにこちらを見るシェス。


そんな顔を見て、なぜか今自分の外面の設定を思い出した。


……あ、四分の一ってだけいうのは前向きじゃ無いかもな。現実逃避ととられるか……ええーーと。


「俺は諦めない」


「……はあ?」


「たとえ体タイプだったとしても、俺は魔法を使えるように頑張ってみる」


「お、おう。やっぱりそんなに魔法使いたいのか」


「それに言ってしまえば四分の一だ」


「うむ。まあそうだな。変な決意だが……まあ、そういう前向きなのも諦めが悪いのも嫌いじゃないぜ」


知ってた。


「そうだな…その時は私も協力してやるよ」


うん。そうなるのもなんとなく分かってた。


「そうか。ありがとう。」


「……ん。」


シェスは短くそれだけ返し、また階段を上りはじめた。


……ほんの少しだけどツンデレっぽいよなぁ。少し?荒い口調な反面、なかなか天然な感じある、と思う。


先生!可愛いっす!

見てくれてありがとうございます!


ブクマありがとうです‼︎いつも死ぬほど喜んでます!

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