目覚める俺ェ!
この作品は作者初心者です
気分を害したらすぐブラウザバックをオススメします。
※1回修正入れました
私は今ですね。どこに、またはどうなっているんでしょうか?質問です。
ヒントは、ないです。無いのがヒントですかね?
……………
まあ、答えとしては、異常を体験してるが正解ですかね?
ナニコレ。
とりあえず無視をきめてた目の前にいる少女に視線を向ける。
お顔は可愛いけど格好を見るにヤバいやつ、それがこの少女に対する印象かな?
……がなんかほざいとるわ
「覚悟なさい!悪党共!」
「あんた…そんなフリフリの服着て恥ずかしくねえの?」
「へ?…何がおかしいのよ。」
おお、自分のヤバさに気付かないとは。ヤベーやつ認定よろしい?
目の前には年端もいかない少女が、なんかフリフリの服だかドレスだかわかんねーもんを着て、手にはハートに棒がくっついたようなステッキみてえなもんを掴んでた。
ぶっちゃけて言うとアナログな魔法少女そのものみたいな奴がいた。
「あんた見ない顔だけど、その姿を見るに悪の組織側よね。新人であっても容赦しないから覚悟なさい。」
「何ここ?」
まあ、格好も変であれば、その内面はもっと激しくイカれてるのは言うまでもないかな?悪の組織?新人?何言ってんの?
…分からないことに頭を割けるほど、余裕がある訳でもない。ガン無視を決めさせて貰う。それに変人はコイツだけじゃなさそうだ。状況判断に意識を向けよう。
ここはどこなんだ?
見渡す限りの真っ白。
床は白いタイルが敷き詰められてる。
最も異様なのは
「今日という今日はただじゃおかないから!覚悟しなさい!」
「あら?誰かと思えば前、私にこっぴどく蹴散らされたカールちゃんじゃない」
「誰がカールよ!」
他にも沢山の変人が、この空間全体に散らばっていた。…変人は例に漏れず変な格好、変な言動…いや、あげればキリがない。
…にしてもだ……何だ?なぜここにいる奴らは全員が女なんだ?それに格好で分けているのか年齢で分けているのか…多分後者か。また見る限りではアナログ魔法少女を決めてる奴らは全員が少女と…または幼女と呼んでいい年齢層だ。
…もうお腹いっぱいだ。しかもこの光景に疑問を覚えているのが俺だけときたもんだ。もはや悪意さえ感じる。理不尽を叫ぶ事さえ出来ない。
…まあ、なんだ。少し耳を傾けてみれば…まるで物語のベタなセリフをはく声が聞こえてきた。このまま戦いでも始まるんじゃないか?格好もこの茶番劇の演出に一役かっている。
片方の少女?はこれまたアナログ魔法少女スタイルを決めていた。なんの流行りだそれは。基本的に白とオレンジをベースとした服またはドレスのようだ。手には剣のような見た目でありながら柄にハートが埋め込まれた……多分だがステッキを持っていた。
もう…もう。無視していこう。頭がどうにかなりそうだ。
そしてもう片方の女は…少女ではないな。素晴らしい。当たり前がこんなにも恋しく感じるとは…そうだよな。子供だけじゃないよな。大人がいれば相談して冷静に状況を判断出来るし、何より安心する。話が出来そうな存在は人にとっての一種の安定剤だ。
…なぜこんな思考をして話しかけないのか。
まあ、言ってしまえば現実逃避に他ならない。大人なのに…と二つの意味で思いすらする。
女はこれまた変な格好をしていた。頭には帽子、しかもこれまた変な帽子だ。パッと見てっぺんが折れてる三角帽子だ、だがやけに鍔が大きい。
服は何なのだろう?と思う。自分でも自覚できる程には服に関する知識がない。ゼロだ。だがアレが服ですら無いのは分かる。色気なんか少しも匂わせない。言いにくいんだが、一言で表すならボロ服。フード付きのローブを羽織り、その下の服は長袖長ズボン、だが袖や裾は破ったように裂けている。
格好だけでツッコミ所満載だ。こうも真反対になるもんかね。かたや幼い女の子特有の理想に憧れる少女、かたや女であることを諦めた女といった風貌だ。
それに……視認できる範囲にいる女や少女は全員 な ぜ か 容姿がいい。レベルたけぇ。なんでなんだ。
「よろしくお願いします…」
「ああ!せいぜい頑張って私を楽しませな!」
ああ、コイツらはもはやこんなのばかりなのか?ヤバ過ぎるだろ。
このペアは完全に戦う三秒前だ。このあと「いくぞ!!」と言って片方が突っ込んでいくに違いないな。
もはやアナログ魔法少女姿の奴がいるのに気にならなくなってきた。なんなんだここは…あ、ヤバい。考えるな。混乱で奇声をあげてしまいそうだ。それもいいかなんて少し考え出すくらいには混乱してる。
このアナログ魔法少女は紫と白をベースにしたドレス服っぽいな。デザインは全部一緒なのか。ほんの少し残念かな?……ヤバくなってきたな。思考。
こちらの……あちら側の言い方でいうなら、悪の組織側?の奴は…幼女、だな。うん。幼女。
服は…まあ、他と比べると…そこまで変わってないこともない。うん。変わってる。
首にはマフラー?を巻いてる…のか?いや、アレはマフラーであってるか?やけに長そうだし巻いてない部分浮いてんだが?……で、頭には…ケモミミがついてるな。尻尾もあるが…フッ。俺を舐めるなよ。もはやその程度では驚かん。ん?その他?……そうだな、うん。アレだ………水着。フリフリの。そんだけ。ミスマッチ。
なんなんだよマジで。もう駄目です。もう……もう…素が出ちゃってるから。片鱗を見せちゃってるから!もういいか?素でもいいか!?いいだろ!もう!今矯正する必要を感じねえわ!!
「混乱してるようね。やっぱり新人かしら?まあ説明くらいはしてあげた方がいいかしらね。」
SETUMEI!!よろしくぅお願いします!教えろ下さい!!
”ゆけ!!我が眷属!世界を暗く深い闇に染め上げろ!!”
”我らは光であり正義、彼らの蛮行を止めるのです、愛しき我が戦士たちよ”
「「「「「イエス!!我が主!!」」」」」
「あ、時間切れ」
「何が起きてんのコレ?」
思わず口に出してしまった。やっぱり矯正しとくか?…というか今気づいたけど声が変わって、っうわ!眩し!
急に目が焼けそうなほど目の前が光る。イッタイメガー!!
そして…
景色が変わる。
読んで頂いてありがとうこざいます(嬉)