表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/57

『存在意義』



 止めなければならない、と思う。

 継承した記憶の通りならば、彼らはきっとそんな事を望まないだろう。

 どんな最期を迎えたとしても、あの陽だまりのような彼らならきっとあるじの幸せを願うだろうから。

 

 まずは主の周りをうろつくあいつを排除しなければ。

 あいつは主に気付かれないよう巧妙にこちらを邪魔してくるのだ。煩わしいことこの上ない。


 『彼ら』の記憶を有する私だけがきっと主を止められる。


 その為に――私は主の模造品として生まれたのだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ