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閑山短篇作品

「ね・うし・とら・う・たつ・み」まではスラスラ言えるのに、何故「うま」からは略さず自力で読ませるのか?

作者: 竹井閑山

 という疑問が、2018年2月27日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で、お笑いコンビ三四郎の小宮浩信から発せられた。

 なるほどと思わせられたが、民話では干支の順番は元日の朝、神様のもとを訪れた挨拶の順位である。

 ねずみは牛の背中に飛び乗り、一番乗りの牛が神様の御殿の前で待つうちに、門が開いたとたん牛の背中から飛び降り、一番になってしまった。猫はねずみから嘘を教えられて一日遅れで行ったものだから、番外で仲間に入れなかったので、いまでもねずみを恨んで追い回す、というくだりはご存知の通りである。

 それで、よくレースで8位入賞とかいうが、オリンピックの場合、入賞は個人・団体とも8位までで、1984年の冬季五輪サラエボ、夏季五輪のロサンゼルス大会から8位までになったのであって、それまでは6位だった(冬季と夏季の開催が同年であることに注意)。私は2018年冬季平昌オリンピックが終わった直後にこれを書いているから、34年前のことである。

 そう。「ね・うし・とら・う・たつ・み」までがスラスラ言えて憶えやすいのは、入賞のご褒美なのである。7位以下は略さないので憶えてもらいにくい。

 実に整合性のある話ではないか。民話おそるべしである。


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