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メナードランドの短編推理録  作者: 米良沢
メナードランド推理録第一編
9/17

九話:さよなら佐々木君

やあ 僕 天才 メナードランド


みんなは覚えてるかな?僕のサークル仲間。


右から山田ちゃん、佐藤君、鈴木ちゃん、佐々木君、クトルゥフ・ムンドゥスクトゥン。


佐藤君は旅館での殺害事件で逮捕されちゃったけど、いまでも仲間だったという事実は変わらないよ。


とまあそんなサークル仲間の内の一人佐々木君がなんと、故郷のリヒテンシュタインに帰ってしまうらしい。


というのもリヒテンシュタインに住むおばあちゃんが認知症になってしまい介護が必要になったので家族でリヒテンシュタインに住むことになったそうだ。


というわけで今回は推理なんて休み休み。


佐々木君の引越し祝いを開こう!


まず、僕は天才であるが故に権力も超持ち合わせている。


なのである程度のことなら自分の思い通りに世界を動かすことができる。


というわけで僕の権力を超行使して本場ディズニーランドを貸し切りにしたよ。


というわけで今日はめい一杯楽しもう!


このパーク内に人は一切いない。


入り口や裏口には機関銃片手に持った黒服を大量に配置しているのでパーク内に人が入って来るということもありえない。


つまりこの場で事件は起き得ない!!


というわけで今日は佐々木君の引越し祝いを存分に楽しもう!


とそのとき時間を確認するために僕があらかじめ設けていた超特大テレビ画面一人でに点き、放送をし始めた。


「世界同時臨時放送です」


「今日未明、全国の大統領が一斉に何者かに暗殺されました」


・・・はぁぁー


事件を見つけたら解決しないと気が済まないのが探偵の性。


僕は誰にもこのことを告げず、一人本場ディズニーランドを後にした。




「ねえ、メナードランド君どこ行ったんだろ?」


「さあ天才の考えることなんてわかんねーからな、どっかで道草でも食ってるんじゃね?」


佐々木君の引越し祝いについて来てた鈴木ちゃんと佐々木君がメナードランドのことについて会話していた。


「まあそのうち帰って来るだろ」


「そうだったらいいけど・・・」


いつものように軽い態度の佐々木君に対し、心配そうな超幼馴染の鈴木ちゃん。


しかし安心そうな態度の佐々木君をよそにメナードランドはその後姿を現さなかった。


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