十四話 ライバル登場!
やああああああああメナードランド!!
前回はマグマに人影が浸かってしまったので完全におわたかとおもたけども、どうやらその人影の主は超江戸っ子だったらしく、風呂はマグマくらい熱くないと満足できない人だったようだ。
まあそれならしゃあないな。
というわけでたまには探偵業をやすみ休養を取ろうと思うよ。
やはり休日にすることと言えばビブリオバトルか英国紳士ごっこの二択だよね!!
じゃあ今日は英国紳士ごっこをしよう!!
「そこの迷える子羊ぃ……」
「ぬっ!何奴!?!?」
とか言ってみたけど僕はこの声の主が一瞬でわかったけどもね。
なんせI.Q約10000万を超える超天才だからね!!
でもあえてわからないふりをして見るのも天才ゆえの所業……
とりあえず話を聞いてみよう!
「貴様は誰だ!?」
「私は迷える子羊ぃを狩るものだ!!!death and hell!!!!」
やはり正体はクレイジーサイコキラーであったか!
ならば話は早い!!逃げるのみ!!
なんてたって僕は戦闘だけは苦手だからね!!
でもただ逃げるだけというのも華がない。
ここはI.Q10000っぽく逃げてみよう!
というわけでI.Q10000っぽい逃げ方は今思いついただけでもざっとみっつある!
①18次元定理を応用した空間座標指定からなるテレポートで逃げちゃおう作戦!
②世界の意思に触れ、人々の記憶を書き換える作戦!
③クレイジーサイコキラーと話し合い、かつてイデアの地に居たということを想起させる作戦!
ここは1だ!!
1しかないぞ!!
というわけで僕は18次元定理を応用した空間座標指定からなるテレポートを用いることでクレイジーサイコキラーから約10000キロ離れた場所へと逃げ馳せ参じた!!
これだけ離れれば安全だろうよ!
「death and hell!!!」
なっ!!約10000キロ先まで逃げたというのにここにもクレイジーサイコキラーだと!?
「迷える子羊ぃぃ!!?!?」
くそう!こうなったらもう一度18次元定理を応用した空間座標指定からなるテレポートを使用するしかない!!
それいけ飛んでけ自分!!
というわけで今度はハワイにやってきたのだ。
「death and hell!!!!!!」
な、ここにもクレイジーサイコキラーだとぉぅ!!??
どうなってる!
あまりにもクレイジーサイコキラーが多すぎる!
祝日というわけでもないのに!
「迷える子羊ぃぃーあああああぁぁあ!!!!?!?!?」
くそう!こうなったら世界の意思に触れ、クレイジーサイコキラーの存在そのものを消すしかできない!!
えっ?そんなことできるのかって!?
そりゃあもちろんなんたって僕はI.Q約10000を超える天才だからね!
「とるああ世界の意思ぃぃぃああああぁぁ!!!?」
ここは、
そうか世界の意思に触れているのか。
触れているおかげでわかる。
今世界で起きていることが。
なるほど、どうりでクレイジーサイコキラーが多いわけだ。
どうやらクレイジーサイコキラーが今の世界のトレンドらしい。
では、このトレンドの部分を矢沢永吉にしてしまえば世界から流行りクレイジーサイコキラーは消え、代わりに矢沢永吉が世界のトレンドになり、丸く収まることだろう。
では早速書き換えようか。
「death and hell!!!!!!!」
なに!!?ここにもクレイジーサイコキラーだとぉぅ!!??
「俺もI.Q約10000あるから世界の意思に触れれるぞ迷える子羊ぃぃぃぃ!!!」
なんということだ、僕以外にもI.Q約10000がこの世の中に存在していたとは!!
こうなったら奴が持ってる鎌で僕を切り裂く前に書き換えてやる!世界のトレンドを!!!
「させるかぁぁ!!hell! hell!!!!」
うぉおぉおおおおお間に合えぇぇぇぇぇ!!!
メナードランドの奮闘のおかげで世界から流行りクレイジーサイコキラーは消えた。
そして矢沢永吉が世界中でブームになった。