十一話:最終回
前回はなんか一旦終わっといた方が良さげな雰囲気になっちゃったから終わった。
とまあI.Qが大体10000を優に超える超天才探偵メナードランドは突如発生した全国の大統領同時暗殺事件の犯人を全て突き止めたところでこの事件の真相、真犯人に気づいてしまった。
「犯人はお前だ!!!」
唐突だがメナードランドは真犯人がいる場所を瞬時に突き止め、すでにそこにたどり着いていた。
「来たか、メナードランド・・・」
「どうしてこんなことを・・・佐々木君!!!と山田ちゃん」
そうこの全国の大統領同時暗殺事件の真犯人はメナードランドのサークル仲間である佐々木君と山田ちゃんだったのだ!!
これは衝撃だ。
まず同時に大統領を暗殺したのは山田ちゃんだ。 山田ちゃんが光速で移動することで全国の大統領をほぼ同時に殺害した!
そしてその事件を裏から操ったのが佐々木君だ。
佐々木君は人心掌握術に長けているので、自分が犯人だと思い込んだ人をあらかじめ用意しておいたのだろう。
佐々木君は僕がこの結論にたどり着いていることくらいとっくに気づいてるだろう。
だからあえて口に出さない。
「知っての通り俺は佐々木財閥の御曹司だ。佐々木財閥は世界53代財閥の一つ〜・・・〜まあそういうわけだ」
佐々木君の6時間にも及ぶこの事件の動機を聴き終わった僕は涙した。
推理であらかた想像ついてたことだったけども、やはりそういうことだったか。
でもそんな悲惨な過去があるからってやっていいこととダメなことだってある!
今回は断然後者だ!!
僕は怒りの炎を抑えることができなかった。
というわけでメナードランドは警察に通報しようとしたが、そうは問屋がおろさなかった。
山田ちゃんの光速を超える縄縛り術の前では無力!僕は一瞬で亀甲縛りをされ身動きが取れなくなってしまった!
「くそう!卑怯だぞ山田ちゃん!!」
「邪魔者のお前さえ排除できれば俺たちの完全犯罪は完遂される、だから死んでくれや、メナードランd」
「そこまでよ!!」
佐々木君が予め用意してたであろうセリフの最後の文字を言おうとしていたまさにその時だった!
僕がこの部屋に入ってきた時の扉を使って何者かが侵入してきた!
その何者の正体は鈴木ちゃんとムンドゥスクトゥン君だった!!
「どうしてここに・・・」
僕は思わず声を漏らしていた。
「ムンドゥスクトゥン君がこのパーク内の地下で何かが行われてる的な表情をするから来てみたのよ!」
「さすがムンドゥスクトゥン君!」
ムンドゥスクトゥン君は一切言葉を発しないけども、表情がわかりやすいので、表情を伺えば何を考えてるかが大体わかる。
「けっ!厄介な奴が現れたぜ」
「佐々木君・・・どうしてこんなことを!!」
「それはだな・・・知っての通り俺は佐々木財閥の御曹司、世界53財閥の〜・・・〜まあそういうわけだ」
佐々木君の6時間にも及ぶ犯行の動機を聞いた鈴木ちゃんは涙した。
僕も同じ反応をした、それほど佐々木君の動機は涙無しじゃ聞くことができないものだった。
それでもダメなものはダメなんだ!
鈴木ちゃんは佐々木君に光速を超える石を投げつけることで対象を排除しようとした。
しかしその光速の石を山田ちゃんがことごとく破壊して行く。
凄まじいバトルだぁ・・・
佐々木君は山田ちゃんと鈴木ちゃんの戦いに集中している。
んっこれチャンスじゃね?
というわけで僕は早速警察に通報した。
そして警察はすぐにここに駆けつけた。
そして佐々木君はまんまと逮捕されてしまった。
しかし山田ちゃんは光速をもってしてその場から一目散に立ち去ってしまった。
というわけでなんとか全世界大統領同時暗殺事件の裏を操っていた真犯人の一人は逮捕することができた。
とりあえず一件落着かな?
〜後日談〜
佐々木君は刑務所に送られたものの山田ちゃんは未だ消息不明、全世界の大統領はムンドゥスクトゥン君の大精霊の力で蘇った。
そして今は僕を助けてくれた鈴木ちゃんとムンドゥスクトゥン君にお礼を言うところ。
「ムンドゥスクトゥン君と鈴木ちゃん、ありがとう」
「メナードランド君は一人で無理しすぎなのよ、私たちは仲間なんだからもっと頼ってくれてもいいのよ!」
ムンドゥスクトゥン君もそうだそうだという表情をしている。
鈴木ちゃんの言葉とムンドゥスクトゥン君の表情が胸にしみる・・・
これが友情!!
〜第一部 完〜
いまさらキャラ紹介
フランシスコ・メナードランド 19歳 ♂
I.Qが大体10000くらいある超天才の探偵。その圧倒的な頭脳ゆえにいくつもの難事件を解決し、世界中から認知されてる存在。
好きなものは駄菓子と超幼馴染の鈴木ちゃんで、嫌いものは犯罪。たとえ友達であっても犯罪者なら容赦無く通報する。
頭はいいが運動神経とかそういうのはからっきしなので戦いとかそういう展開になったら困る。
鈴木ちゃん 19歳 ♀
メナードランドの超幼馴染。この作品のヒロイン。
鈴木ちゃんは何者も寄せ付けない強靭な肩を持っており、その肩を行使し投げられるものは優に光速を超え、相対性理論を覆すほどの力をもつ。
好きなものは演歌で、嫌いなものは二次元文化。二次元文化を日本から消し去るために日々奮闘しているそう。
佐藤君 19歳? ♂
旅館の回でメナードランドに犯行をバラされ逮捕されてしまった彼だが、何かとてつもない秘密を抱えてる様子。
好きなものは破壊と混沌で、嫌いなものは平和と秩序。作中では見られなかったが性格はかなり歪んでいる。
山田ちゃん 18歳 ♀
佐々木君の彼女で佐々木君とずっと付き合ってる。
とても穏やかでホワワンとした性格だがその実は光速を超える速度で動き回ることができるほどの人物。
好きなものは駄菓子と佐々木君、嫌いなものはピーマン。
佐々木君 21歳 ♂
大学2浪、山田ちゃんの彼氏。しかし実際は山田ちゃんのことをよく思ってなく、利用できる道具としか捉えていない酷い奴!!
裏でなにやら佐藤君と繋がってるよう?
好きなものは法則のないもので、嫌いなものは分かり切ってるもの。
クトルゥフ・ムンドゥスクトゥン君 10歳 ♂
身体能力矢馬場族最後の生き残りで、とてもやばい身体能力をしている。その気になれば地面からアンドロメダまで跳躍することができる。
様々な生物に擬態することが可能で、神話生物だろうが、なんだろうが擬態しその効力を発揮することができちゃう。
言葉を一切発さないが、表情がわかりやすく、周りとはそれで意思疎通をしている。
身体能力もそうだが、じつは超天才。メナードランドに遠く及ばないが、アインシュタインよりかはI.Qが高いと言われている。
10歳なのにも関わらず飛び級でメナードランドと同じ大学にまで来ている。
好きなものはアメリカザリガニで、嫌いなものはカニとエビ(アレルギーなので)
とりあえず終わりです。
暇な時二部を作ります。
こんなクソみたいな小説をここまで読んだ人は果たしているのか。