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私の詩

二人三脚

作者: izumo

一昨日、体育祭でした。(当時、9月16日。)

二人三脚、走るならば

貴方が良いなと願って床についた

いつもは祈りなどしない神様に

柄にもなくお願いして


ついにやって来た体育祭

うわぁぁぁぁぁぁ!

と叫びたい気持ちを抑えて

貴方以外を引いたらと

うわぁぁぁぁぁぁ!

と逃げ出したい気持ちを抑えて

普通に普通に接した


ふと思い出すのは

貴方の部活を引いたとき

走ってくれとお願いした日

始め、

「なんで俺?」

って言われたとき、どうしようって思った

貴方が一番話しかけやすい

貴方が一番仲がいいと思うから

少し、本音を語った


「俺で良ければ」

ちょっと笑いながら言った貴方に

私は歓喜を隠すのに苦労した


次に思い出すのは

友達と廊下で歩いてるとき

鬼ごっこをしてる貴方に会った日

友達に貴方の部活が当たったとき

「誰と走るの?」

って言われたとき、即答した

貴方だ、って

頷いてくれた貴方に嬉しくて

走りたいのは貴方だけって言いたくなった


「そ、俺」

両手の親指で自分を指しながら言う貴方に

恥ずかしくて、顔をそらした


なんともないように貴方が言うから

うわぁぁぁぁぁぁ!

っていう驚きを隠して

「走りたいのは貴方だけ」

って気持ちを隠して

「貴方の部活で走りたいのは貴方だけ」

と余計なことを付け足した


本番の二人三脚

スタートしたらくじを引かなきゃ

貴方の部活が当たるかな

当たらなかったらどうしよう

他の人だなんて嫌だよ


私の番が来る

ああ、始まりの音がなる

緊張で失敗したスタート

大急ぎでくじをひく

開いて目にしたのは


貴方の部活


貴方に駆け寄って伝える

「ごめん、ホントに引いちゃった!」

貴方は

「マジかよ」

そう言いながらだったけど

確かに手を伸ばしてくれた


うわぁぁぁぁぁぁ!

と叫びたい気持ちを抑えて

貴方と肩を組む

差し出されるハチマキに

うわぁぁぁぁぁぁ!

と恥ずかしい気持ちを隠して

脚を繋ぐ


いちっに、いちっに

貴方の声がする

結構速かったはず、私達

貴方の歩幅が大きくて

男の子だなぁって思うと同時に

足を踏んじゃって

ごめん、ごめんねって泣きそうだった


ゴールしたときの順位なんか覚えてない

ヒモが取れなくて困っちゃって

あのときはホントに

うわぁぁぁぁぁ!

と叫びたかった

結局、貴方が外してくれて

また、ごめんって謝った


ずっとごめんって言ってばかりで

ありがとうって言えてない

気づいて、なのに言えなくて

言えたのは片付けになってから


「走ってくれてありがとう。貴方と走れて良かった。」

その二言が言えなくて、

言えたのは余計な言葉が沢山付け足しされた言葉


「ありがとうって言えてなかった!

走れってくれてありがとう。

貴方と走れて良かった。

…ホントに変な人じゃなくて、貴方で良かった」


その言葉に貴方も、

俺こそ、私で良かった。ありがとう。

何て言うから、つい、

片付け、あっち手伝ってくるね!

なんて、逃げ出した


貴方には迷惑だった?

でもね、私には最高の思い出

貴方の前では見せなかったけど

終わってから顔が火照って仕方なかった

収まるのに時間がかかって困った

それすら、愛しかった


私と走ってくれてありがとう。

もう一度言うよ

私は忘れない

きっと、忘れられない

貴方と走れたこと、貴方に触れたこと


ありがとう

凄く、凄く、恥ずかしかったです…!

ホントはちょっと違うんですけど(競技的に)

二人三脚しました…!

暑かった、ホントに暑かったですww


いつも通り、ところどころフィクションとリアルを混ぜて詩を書きました。

と、いっても、ほぼフィクションなんですけどね(苦笑


でも、本当に走ってくれてありがとう。

感謝を込めて。

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