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(chapter5): すれちがい

僕は歯科医師です。

歯科医院を経営しています。

僕が歯科医師になるまでの苦難の道のりを描いた

{わすれられない人­たち}

この作品は僕の自伝小説です。

どうぞ応援よろしくお願いいたしま­­­す。

歯科大学6年の夏ごろの模擬試験から


徐々に成績が落ちはじめていった。


順位が上位60位くらいをふらついていたのが、


70位くらいになってきていた。


同棲してると、やはり勉強に集中しづらかった。


元彼女は、かなりさびしんぼうで、


(彼女の影響で、今の僕は超さみしんぼうになってしまった・・・)


勉強のあいまに、友達との息抜きの飲み会に行こうとすると、


元彼女は「私と友達のどっちが大切なの?


友達を選ぶのなら、私はジュンとは別れる~~~!!」


と叫んでいた。


今、考えれば僕はアホで、


「そうよね。友達は、いつか去っていくけど、


彼女とは結婚して、この先ずっ~~~と、そばにいるけん、


彼女のほうを、大切にせないかん。」


と、友達の誘いをことわったりして・・・。


週末の塾のバイトも、まだ歯科大学6年の夏頃までは


していたんだけど、(秋にやめた)


元彼女が、「私もついていくー!!」といって、


講師の控え室で、授業がおわるまで待っていた。


僕は元彼女に「塾のバイトとはいえ、仕事なんだから、


職場についてきたらいかん(ダメ)!!」と怒ったが、


元彼女は、逆にもっと激しく怒ってついてきた。


塾の講師の控え室に、僕の彼女が来ているということを


塾の教え子たちが、ききつけて、


わっ~~~とおしよせて来た。


教え子たちは


「先生の かのじょ~~~!? 


うえ~~~!! 


うそ~~~!! 


かわいい~~~!! 


ジュン先生には、もったいな~~~い!!


かのじょさ~~~ん 


ジュン先生と別れて、俺とつきあってくださ~~~い!! 


うわ~~~!!


おっぱい おおきい~~~!!


ジュン先生!! 


かのじょさんと、毎日 


えっち しているの~~~?」


と、たてつづけに言われ、


僕は「コラコラ なにいってんだ!!おまえら!!」と、


笑いながら、僕は怒るふりをした。


生徒の1人が、元彼女の前に行って、


丁寧にお辞儀して、


「ジュン先生にお世話になっています~~~!!」 


といい、みんなで笑っていたな・・・。


これも、懐かしい想い出・・・。


あのマセガキたちも、今頃どうしているかな?


りっぱな社会人になっているかな?


しかし、模擬試験の僕の成績はがんがん悪くなっていった。


その頃から希望者は大学の講義がすべておわった放課後、


別の教室で夕方PM17時から19時まで特別授業がうけられた。


僕はその講義に休まずに参加した。


それがおわると、夜中0時まで、


大学の校舎内の教室で、自由に自習ができたので利用して、


夜中の0時を過ぎると、24時間のジョイフルに移動して、


勉強を続けた。


朝がた、AM4時ごろまで勉強し、


同棲していた元彼女のいる部屋に帰宅する


という毎日を送っていた。


ある時、いつものように、勉強で疲れ果てた僕は


朝方、元彼女の待つ部屋に帰宅すると、


僕を待ちくたびれて眠っている元彼女の顔に


涙の流れた あと があった。


クリスマスにプレゼントした


でかいテディベアのぬいぐるみを抱きしめて・・・


僕はジュンというのだが、


元彼女はジュンコという名前だった。


偶然だったが、その子と初めて出会い


彼女の名前を聞いたとき、僕はとてもびっくりした。


しかもジュンの漢字は同じ漢字だった。


僕はそのことを運命だと信じていた。


彼女こそ、僕が一緒に生きていく人だと!!


プレゼントした、その大きなテディベアのぬいぐるみには、


{ジュンペイ}と名づけて、自分たちの子供のように


かわいがっていた。


そのぬいぐるみを強く抱きしめながら寝ている彼女


が、とてもいとおしくなって、


彼女の寝顔にキスをして、電気を消して、


「ごめん、寂しいおもいをさせて・・・


あと半年。


あと半年で、こういう寂しいおもいをさせている生活も


おわるけんね!!」


と、暗闇のなかで彼女を見つめながら、


ひとり、つぶやいていた。


元彼女は、僕が歯科大学6年になった時、


無事歯科衛生士の国家試験に合格した時に、


地元で就職するか、僕のところに残るかを悩んでいたが、


僕と離れることを嫌がり、


歯科大学付属の病院職員の


歯科衛生士の試験にうかり(難しいらしい)


「私は、どんなことがあっても、


ジュンのそばをはなれないから!!」


と言ってくれた。


しかし、歯科大学病院の歯科衛生士たる、その職場は、


女だらけの狭い世界で、


性格のかなりわるいお局の歯科衛生士が


いることで有名で、


給料は新米でも、かなり高いというのに、


そのお局にいじめられて


就職した若い子たちがすぐやめていくという、


うわさがあった。


元彼女は「私、ジュンのためにがんばる!!」


と、気丈に言っていたが、


やはり案の上、そのお局に目をつけられ、


かなり、じめじめと、いじめられていたようで、


「私、仕事をやめたい・・・。


私、歯科衛生士の仕事、むいてないかも・・・。


私は、はやくジュンのお嫁さんになって、


赤ちゃんを産んで、専業主婦になりたい」


と泣きながら言っていた・・・。


僕は、「なにいいよるとよー!! 


だれだって、最初は、つらいくさー!!


仕事がもっとできるようになれば、そのお局さんも、


なんもいわんくなるやろーもん!!」  


と、励ましていた。


その頃、歌手の安室奈美恵さんが、 


できちゃった結婚をした頃で、


元彼女も「私たちも、子供をはやくつくって、


できちゃった婚しよ~~~」と言って、


避妊しないHをもとめてきたが、


僕は、昔から {超まじめがんこ}で、


「まだ僕は歯医者にもなってないし、


せっかくお互いの両親に、


こうして同棲を認めてもらっているのに、


ここで中途半端に子供をつくったら、


どちらの親にも悪い印象を、もたせてしまうやん!!


あと半年やけん、お互いそれまで、がんばろーやー!!」


と、なだめていたっけ。


同じような愚痴をなんども、


元彼女はこぼしていたが、


だんだん僕が、眠るためだけに家に帰るようになり、


元彼女の話や愚痴を、聞いてやることが少なくなっていった...

この作品を通して、皆様に少しでも歯科医師という職業に

興味を持っていただけると幸いです。

歯科は痛くて怖いところだと思い、

歯が痛くても痛み止めで我慢していた結果、

症状が大変ひどくなってから来院される患者様が、

当院でもかなりいらっしゃいます。

そうなると、残せる歯も残せなくなる可能性がでてきます。

そうならないためにも、そんな方たちに、

こんな歯科医師もいるんだよと、

歯科医師を身近に感じていただき、

なるべく早期発見早期治療でお願いします。

8020運動(80歳まで20本の健康な歯を残そうという運動)

をご理解いただき、一生自分の歯でおいしく食べてまいりましょう。

僕の人生は少しだけ、数奇な道程をたどりますが、

こんな歯医者もいるんだなぁ~と、興味を持って

この{わすれられない 人 たち}

を読んでくださると、大変ありがたいです。

どうぞ応援よろしくお願いします!!

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