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(chapter4): 歯科大学の卒業試験

僕は歯科医師です。

歯科医院を経営しています。

僕が歯科医師になるまでの苦難の道のりを描いた

{わすれられない人­たち}

この作品は僕の自伝小説です。

どうぞ応援よろしくお願いいたしま­­­す。

歯科大学の卒業試験は、情報合戦的なところがある。


僕は、剣道部にはいっていたのだが、


普通の大学と違い、歯科大学は卒業したあと、


その大学の付属病院に、研修医か大学院生としてすすむ。


つまり、先輩ののこった専攻


(たとえば、補綴、口腔外科、小児歯科、放射線など)


の卒業試験の情報が、まことしやかに、うわさとしてながれてくる。


だから、みんなそれぞれ勉強会の班は、


なかよしグループをつくるが、いろんな勉強班どうしで


情報交換をしあい、それぞれが、


いろんな科の情報を手にいれれるように努力する。


「今度、飯おごるけん、ちょっと君たちが手に入れた情報おしえて!!」 


なんて...


その情報のよしあしで、点数のよしあしがきまってくるといわれていた。


剣道部の僕の先輩は、矯正歯科だった。


でも実際のところ、僕のところでは、うわさにすぎなかったような...


僕は、男友達より女友達が多くて、気づくと、


かわいい女の子ばかりいるグループに男、


僕1人がいる状態になっていた。


まわりからは、お前、あの子たちと寝てるんだろう!!


といわれたが、そんなことじゃなくて、


その頃、僕には、


卒業して国試に合格して、無事に歯科医師になったら、


{結婚しようね}と、誓いあってた愛する彼女がいた。


だから、同じ班の女の子たちに僕の彼女を紹介してたし、


むこうの彼氏もふくめて、ダブルデートで映画を


見に行ったりなどしてよく遊びにいっていた。


だから女の子たちは、僕のことを異性でも、


心を許せる友人として、みててくれてたんだ。


でも実は、そのなかに好きな子はいたけどね... 


最後まで告白はできなかったけど...


それでも、その頃の僕は、元彼女がめちゃくちゃ好きだったし、


深く深く愛していたんだ。


男ってそういうところあるでしょ。男性諸君!!


僕は、男と女の友情は、ありえないと思っているけど、


その女の子たちとは、今でも仲のいい友達だ。


年賀状をだしあったり、結婚式によばれたり。  


好きだった子の結婚招待状をもらったとき、


僕自身は、すでに結婚してたけど、妙に寂しくなって、


仕事が忙しいことを理由に、


彼女の結婚式の参加はお断りした...


ちなみに、僕の元彼女とは大学4年で出会い、


大学5年で、登院実習(付属の大学病院で1年かけて、


いろんな科をまわる歯科の現場を実際に体験する授業)


のときに、帰りがかなり遅くなるので、


(その頃、僕は40キロはなれた、実家から大学まで毎日、


車でかよっていた。)


僕の両親は、大反対したが、最後は折れて、


実習で僕が疲れて通学中に事故をおこすよりはと、


僕と彼女は、お互いの親公認で、


大学のすぐちかくで、同棲をはじめた。


家賃は彼女の親もちで光熱費、水道代、食費、


その他もろもろの生活費は、僕の親もちで、


それ以外で足りない、その他もろもろは、僕もち。


(そのころ、僕は家庭教師や塾講師のバイトをしていた)


経済的に裕福になった今からおもいだしても、


生活費を切り詰めながらも、つつましくても楽しかった


その同棲生活は僕の人生の中でも、


一番幸せで、すばらしい美しい青春の日々だった。


僕と彼女の親同士も、大変仲がよく、


1ヶ月に1回は彼女の家に遊びにいっていたりもした。


むこうのお母さんは超美人で、


僕にかなりやさしく接してくださり、


彼女のことも、めちゃくちゃ愛していたので、


「絶対、おまえと結婚する!!


そのために、まず必ず歯科医師になってみせる!!」と、


日々、頑張って勉強していたんだ。


僕が歯科大学5年生をおえると、


彼女は大学付属の歯科衛生士学校にかよっていて、


2年目で卒業して、歯科衛生士の国家試験をうけたんだ。


それを彼女は、みごと合格して、歯科衛生士になった。


合格発表の日、二人で一緒にいて、合格の知らせを知って、


二人で、抱き合って喜んだ。


僕は「来年は、僕の番だから絶対、頑張るけんね!!


応援よろしくね!!」


元彼女は「うん、私、頑張ってジュンを応援するよ。


私、ジュンのお嫁さんになって、


すぐにジュンとの子供を生みたい。」


と言ってくれてたね...


そして元彼女の歯科衛生士学校の卒業式のときに


僕はスーツを身にまとい、


卒業式典がおわって、卒業式の会場からでてきたところで、


バラの花束を50本用意して手渡すと、


泣きながら、かなり喜んでくれてたね。


まわりからも、ひやかし半分の大きな拍手をもらったっけ。


その後、彼女の両親と僕と彼女と4人で、ごはんを食べにいったな。


今おもいかえしても、あの頃はかなり、


幸せを、感じていたんだ。 

この作品を通して、皆様に少しでも歯科医師という職業に

興味を持っていただけると幸いです。

歯科は痛くて怖いところだと思い、

歯が痛くても痛み止めで我慢していた結果、

症状が大変ひどくなってから来院される患者様が、

当院でもかなりいらっしゃいます。

そうなると、残せる歯も残せなくなる可能性がでてきます。

そうならないためにも、そんな方たちに、

こんな歯科医師もいるんだよと、

歯科医師を身近に感じていただき、

なるべく早期発見早期治療でお願いします。

8020運動(80歳まで20本の健康な歯を残そうという運動)

をご理解いただき、一生自分の歯でおいしく食べてまいりましょう。

僕の人生は少しだけ、数奇な道程をたどりますが、

こんな歯医者もいるんだなぁ~と、興味を持って

この{わすれられない 人 たち}

を読んでくださると、大変ありがたいです。

どうぞ応援よろしくお願いします!!

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