僕の最近の出来事(ある歯科院長の奮闘記) NO.22
僕の近況報告
先日から来年1月5日まで
朝から深夜2時まで忍耐レース
超耐久 急患対応期間が始まりました。
連休、年末、新年まで、
ガンガン歯科診療のお仕事をします。
さきほど、(PM20:50)
当院から40KM先も、離れた地域から
の急患さんのTELで若そうな女性から
「上の前歯の差し歯がとれたんですけども、
今から着けていただいていいですか?」
と言われた。
僕は電話口で
「お痛みはありませんか?」と聞くと、
「ありません」といわれた。
「それでは今からどうぞ。
当院の詳しい場所は~~~です。
少し遠いですけれども、お気をつけて
おみえになってくだい」
と言うと、その女性は
「あの~、相談があるんですけど、
今、手元に保険証がないんですけども・・・」
「あ、そうですか。
それでは失礼ながら当院では
保険証のない方はまず
1万円をお支払いいただくのです。
そして後日、保険証を確認させていただいて
本日の治療でかかった3割負担分から
差し引いた残りの残金をきちんとお支払い
いたしますよ。よろしいですかね?」
と、僕がいうとその女性はすかさず
「いえ・・・週末で
ちょっと手持ちもないんですけど・・・」
「あ~~~
失礼ですけども、最近うちの歯科医院では
そういう事例が多いのです。
しかも失礼ながら、そちらは、
当院からは、かなりな距離ですよね。
先日もあなたと同じような地域から、
患者さんが保険証を持ってくると言って
いまだに持ってきてくださらないんですよね。
しかも深夜に診療したのに、
手持ちも少なく300円しか
お支払いいただけませんでした。
保険証もなく、名前住所電話番号も
後日、全てでたらめであったことが、
発覚したのです。
その時は怒りというよりも寂しさを感じました。
その方はかなりの激痛で診療後、その痛みがとれて
「先生!!こんな深夜にありがとうございました!!
必ず残金のお支払いと保険証を持ってきますね」
と言っていたにもかかわらず、
未だにお支払いいただいていません。
そちらの地域は遠すぎて、パソコンで
住所検索すれば場所も確認できるんですが、
なにせ遠すぎて、診療代の未集金の請求にも
保険証の確認にも行くことが
できないのです。
あまりに距離が遠いので、治療が終わると
保険証を持ってきてくださらない可能性が高いのです。
当院は来年で開業してからおかげさまで
10年目になるのですが、
今までにいろんな非常識な人達がいたのです。
このお電話では、失礼な言い方にはなりますが
あなたは悪い方ではないと思うのですが
なにせ、いままでいろんな
ひどい裏切られ方をされてきたので
僕は基本、人を信用していないのです。
こんな時間帯に僕は頑張って
まじめに働いているのですから、
患者さん自身も申し訳ないのですが、
きちんとした対応をしていただきたいのです。
再度申しますが、当院ではまず1万円をお預かりしてからではないと、
はっきり言って診察は無理です。
失礼ながら、なぜ保険証をお持ちではないのですか?」
と聞くと、その女性は
「もう少ししたら、結婚するんです」
といわれた。
「あ~~~
それはおめでとうございます!!
しかし失礼ながら、そういう風に言われると、
やはり僕も怖くなり疑ってしまうのです。
もうすぐ御結婚するとなると、
そのために今までされていたお仕事をやめて
一時期的に保険証のない
無の期間になっているのではないかと
疑っちゃうんです。」
「それじゃ、今から会社に電話して、
保険証を返してもらったならいいんですか?」
と言われたので、すかさず僕は
「いや~~~
僕は実を申しますと
歯科医師ですけど、
社会保険労務士の勉強もしていたんです。
今から会社にお電話をかけてと申されましたが
失礼ながら、また勝手に
僕は想像してしまうんですけど、
あなたが、御結婚によってお仕事を辞められたから
あなたの保険証を会社に
御返還されたんじゃないんですか?
それでは、あなたが会社を辞められた日が
保険証の使用期限になってしまうのです。
その保険証を仮に会社から返却していただいても、
その保険証を使って保険診療はできかねますよ」
「いえ、結婚による名義変更なのです。」
「あ、そうなのですか。
それは失礼いたしました。
それでは、今は3連休のはじまった土曜日の夜
というこんなに遅い時間ですけれども、
あなたの会社のほうから保険証の原本を
返却していただいて、
僕がそれを確認させていただけるのならば、
3割負担で、差し歯1本の再セットくらいなら
2千円台で保険診療を受けられますよ。
当院は土日祝日深夜でも、割り増し料金は
いただいていないのですよ」
「そうなんですか
でも保険証は原本じゃないとだめなんですか?
コピーではだめなんですか?」
「はい、失礼ながら昨今、ここ日本では
非正規社員がふえて国民保険のお金が支払えずに
無保険者がふえているのです。
コピーではいくらでも改ざんできやすいので。
あなたを疑うわけではないのですが、
失礼ながら厳しいことを申し上げますが
保険証は原本で無いと受け付けられません。
これは医師法で厳しく定められているのです。
どうされますか?」
するとその女性は
「それでは1万円を現金で支払えば、
差し歯をくっつけてもらえるのですね。」
と言われた。
「もちろんです」
僕はそう答えた。
「どうされます?お見えになりますか?」
「はい、今から来ます」
それから約10分後、
当院の電話がなった。
「はい、こちらOOO歯科医院ですけれども」
「あの~~~
先ほど電話したものですけれども。
やはり、今日はキャンセルします」
「そうですか。
それではまた何かございましたら
ご遠慮なくお電話ください」
と僕は淡々と伝えた。
電話の受話器を置いた僕は
「ふん!!」
と言って、この内容の文章を
パソコンでうちはじめた。
自分の歯科医院を開業してから来年で10年目です。
2013年10月 現在
日々お仕事などでおこった出来事を、
ありのままに
このお題にて投稿していきます。
ある歯科院長の日常を覗いてみてくださいな
どうぞ よろしく~~~!!!
(僕の文章を読んだ感想などを書いてくださるとうれしいです!!!。)
ちなみに僕は
Youtubeで歌っています!!
Youtube上で{歯聖純}{神名純}で検索してみてください。
あとPIXIVで絵を描いて発表しています!!
Yahooで{神名純 PIXIV}で検索してみてください。




