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僕の最近の出来事(ある歯科院長の奮闘記) NO.8

僕の近況報告

今日(日曜日)も僕は朝から深夜2時まで診察しています。

気づけば、もうPM23:24ですね。

1日があっという間です。

今日は朝から超忙しかった。

お昼ごはんをとれたのが、夕方18:30ごろだった。

1時間、昼休みをとり19:30から、また急患を診た。

今日の16:00すぎに、ある急患さんの治療をしていたら、

若い女性から電話があり

「お宅の歯医者さんは、今日は何時まで診療されているんですか?」

といわれたので

「明日も世間では祝日なので、急患対応のために

深夜2時まで待機していますが、今もほかの急患さんを診療中で、

僕はまだお昼ご飯を食べていないのです。

お痛みがありましたら、今からお見えになってはいかがですか?

お住まいはどちらですか?」

と聞くと、当院から約10キロ先の地域で、

約30分くらいの距離のところだった。

今から来るということで、

まだお昼ご飯を食べれていなかったが、自宅に帰宅せずに

(毎日僕は、自宅で奥さんの作るお昼ご飯を食べています。)

そのとき治療していた患者さんが

16:30におわった。

朝から忙しくて、疲れで眠くなってきたので

院長室の毛布のなかで少し横になった。

女性の急患さんが、来院するとのことで眠るわけにはいかず、

横になり新聞を読みながら、気合で頑張って起きていた。

すると、あまりの空腹で気分が悪くなってきたが、

次に来る女性の患者さんが終わったら、

超遅い昼ごはんを食べに帰ろうと思い我慢していた。

しかし17:00をすぎても、いっこうに来る気配がなく、

若い女性なので、化粧などの準備に手間取ってるのかな?と思い、

あまりにもお腹がすいたので、

それならばと、ポテチ(ポテトチップス)を一袋、食べた。

電話があってから1時間30分がたっていた。

疲れと空腹でだんだんイライラしてきた。

時々、わざわざ電話をかけてきて、

当院に来るといっておきながら、

無断で来院されない方がいる。

特に土日祝日の深夜とかに多い。

ある時、深夜2時に

「あ~~~

やっと今日もお仕事無事に終わった~~~!!!」

と、SECOMをセットして帰宅しようとすると

(僕の病院と自宅は別の場所)

病院の受付の電話が、けたたましく鳴り響いた。

僕は病院にいたら、居留守は使わずに

必ず電話に出るようにしているので、急いで電話にでると、

「あの~~~歯がとても痛むので、今から見ていただけますか?」

と中年の女性の声がした。

僕は「お痛みがあるのならばいいですよ。お待ちしていますよ。

しかし、今日は今からの時間でも対応させていただきますが、

当院は本当は深夜2時でおわりなのです。

僕は明日も朝から普通にお仕事なのです。

失礼ながら、どちらからお見えになられますか?」

と聞くと、隣町だった。

「お近くですね。

それでは、お気をつけてお見えになってくださいね。

お待ちしております。」

と伝えた。

その日も超疲れ果てていて、めちゃ眠かった。

しかし、気合で踏ん張った。

しかし、2:30を過ぎてもこない。

3:00を過ぎてもこない。

僕は眠気と疲労と戦いながら、

院長室の毛布の中でのた打ち回っていた。

「くぅぅぅ~~~~

ねむいぃぃぃ~~~~!!!

こりゃ無断キャンセルか!?

でもかなり痛そうな声をだしていたな~~~

もしかしたら、ここに来てる最中に事故でもおこしたのかな?

それならば電話連絡があるだろう・・・

重症すぎて、電話をかける状態ではないとか・・・

まさか深夜の2時に痛みでわざわざ電話してきて

今から来ると約束したのに、

無断で来ないなんてことはなかろう!!

もし、そんなやつがいたら、鬼だろ!!悪魔だろ!!

人として終わっているだろう!!

でも、会ったことはないから、

平気でブッチ(無断キャンセル)

する可能性もないともいえないなぁぁぁ~~

むむむ~~~

あああ~~~

眠い~~~~~~~~~

どうなってんだ!!

帰ろうかな?

でもこんな時間にあいているのはもう、うち(当院)

しかないけんね~~~

もし僕が帰宅してたまたま、すれ違いで来院されたら、

あとで、なんて言われるかいなぁぁぁ~~~

しかも痛みをとめられないけん

その患者さん

つらいだろうなぁぁぁ~~~」

と考えているうちに時間がたっていく・・・。

しかし、深夜にひたすら

予約の入った急患さんを待っている時間はとても長く感じます。

たった1分がかなり長時間に感じられます。

精神的肉体的疲労度も半端なものではないです。

パソコンをつかって絵を描いていると、

あっという間に4,5時間たつというのに・・・。

何かに熱中していると、あっという間に

時間はたっちゃうんですけどね~~~

さすがにそのときは、異常に疲れ果てていて

何もせずに、ただひたすら待つという状態でした。


Yahooで{神名純 PIXIV}を検索すると、

僕の日ごろ、こつこつと描いているイラストがみれますよ!!


結局深夜の3:30すぎに電話があり

「あのぉぉぉ~~~先ほど電話したものですけど、

お尻から座薬を入れたら痛みが落ち着いたんで、

今日はキャンセルでいいですか?」

とのたまった!!

僕は心の中で

「はあ~~~っ!!

なにぬかしとんねん、このおばはんは!!

俺はずっとあんたを待っとったんだぞ!!

先ほど電話したものですけどって、

あれから どれだけ たっとんねん!!

あほか!! まったく!!

座薬で様子をみようと思ってたんなら、

こんな深夜に予約なんて入れるんじゃねえよ!!」

もう一度、書くが 心の中でそう叫んだ。

しかし、小心もんの僕は

「あ~~~そうですかぁぁぁ~~~

痛みがおちついてよかったですね!!

まあ、僕はこれでもう自宅に帰宅しますが、

よろしいですかね?

近くではもうどこも緊急の歯科治療をしている

ところはございませんよ。

でもまた、急なお痛みがありましたら、

いつでも遠慮なくお電話くださいね。

それではお大事にぃぃぃ~~~」

と言い、一呼吸おいてから、ゆっくり受話器をおいた。

そして、電話の接続がきちんと切れたのを確認してから

「ふぃぃぃ~~~~・・・」

とその場にへたりこんだ。

「このあほんだらがぁぁぁ~~~~!!!!」

(これも心の中で叫んだ・・・)

そして大きなため息をついて、

慢性疲労の体を引きずって、帰宅した。

3:45をすぎていた。。。


というように、土日祝日の深夜は

普段よりも治療費がかかると心配して、

痛み止めで痛みが抑えられれば「ラッキ~」

痛みがひかなければ、保険をかけて

もうどこも診察しているところがないから、

僕のようにまじめに深夜に空けている歯科医院に

予約だけしておこうという発想がでてくるのだろう。


しかし、考えてほしい。

そこには、ひたすら眠気と戦い、

根性でひたすら起きて待っている僕がいるということを。

自分のことしか考えていない

想像力の乏しい

あまりにも失礼なやつだ!!!


話はとても長くなったが、16:00に予約した

若い女性はなかなか こない・・・。

かれこれ2時間くらい経とうとしている。


すると違う初診の患者さんからの電話があった。

18:00すぎに総入れ歯が痛むという85歳のおばあさんと、

同伴でその息子さんが来院された。

一生懸命、時間をかけて痛みの原因の説明をして、

痛みのある歯茎の部分の入れ歯の調整をして、

予後のことについて懇切丁寧に時間をかけて説明した。

すると治療中にまた電話が鳴り出てみると

僕の奥さんだった。

「なんしようと?昼ごはんは食べんと?」

というので

僕は「うるさい!!まだ、患者さんの治療をしよるったい!!」

といって電話を切った。


30分くらいかけて、みっちりと説明をしながら丁寧に治療をした。

噛んでも痛みをなくしてあげると、

同伴の息子さん(60代?)は

「いや~~~、いい先生ですね。

こんな日曜日に遅くまで頑張ってらっしゃって、

本当に助かりました。

きちんとわかりやすく説明してくださり、

丁寧に治療もしてくださって、

本当にありがとうございました。」

と感謝された。

結局、女性はこなかった。

足の悪いおばあさんの靴履きを僕も手伝って、帰りを見送った。

あわてて車に飛び乗ったのが18:40

自宅に10分後について、急いでシャワーを浴びて

奥さんが用意していた遅い昼ごはんを19:00すぎに食べて、

またすぐに病院にもどってきた。

19:30からまた急患さんを診た。

すると19:45くらいに、また電話がなり

先ほどと同じ若い女性の声だった。

どちらとも名前は名乗らなかったが、同じ雰囲気の声だった。

「あのぉぉぉ~~~

そちらは、何時まで診察をされていますか?

私は最近、他の歯科医院にかよっているんですけど、

今、痛みがかなりあるんです。」

といわれた。

「はい、当院は明日も世間では祝日(2013.10.14)なので

急患対応で深夜2時まで待機していますよ。

でもかなり強いお痛みがあるのならば、今からすぐにでも

お見えになったほうがよろしいですよ。」

と伝えると、

「あのぉぉぉ~~~

今この痛みを止めるために、私にできる対処法はありますか?」

と速攻で聞いてきた。

僕は

「!?」

となった。

それで僕は「あのぉぉぉ~~~

申し訳ないんですけど、僕は医者ではなく

歯医者なんです。

歯科は直接、患部がどういう状態なのかを確認しないと、

処置内容などの治療計画がたてられないんです。

こんな電話で中途半端に症状をお聞きして、

適当に答えて痛みが止まらなかったり、

もっと症状が激しくなった場合、僕には責任がとれずに、

あなたに激しく責められるかもしれません。

僕はそんな中途半端なことはしたくはありません。

やはり当院へ直接来院していただき、

きちんと問診、視診を行い

レントゲン写真などもお撮りして、

しっかりと診断処置させていただきたいのです。

痛みは必ず、理由があって発生するものなので、

きちんと原因を追究して、それ相応の処置を施さないと

痛みは完全に除去できませんよ。

歯科の痛みは風邪とちがって、きちんと処置をしないと

いったんは痛みが落ち着いたとしても、

かならずいつか、激しい痛みが発生しますよ。

勝手に治ることはありません。

市販の痛み止めなどで、様子をみていてはだめですよ。」

と伝えた。

すると、「そうですか・・・」

とだけその若い女性は答えた。

僕は「それではどうなさいますか?

今から来院されますか?」

と聞くと

その女性は「いや、いいです・・・」

と言って電話をきった。

「やはり、そういうことか・・・

あほな失礼なやつ・・・」

と夕方、僕が予約をうけて空腹に耐えながら

ひたすら待っていた無断キャンセルをした人のことと、

今の女性のことを照らしあわせながら、

僕は一人うなずいて

待たせていた患者さんの処置に戻った。

自分の歯科医院を開業してから来年で10年目です。

2013年10月 現在

日々お仕事などでおこった出来事を、

ありのままに

このお題にて投稿していきます。

ある歯科院長の日常を覗いてみてくださいな

どうぞ よろしく~~~!!!

(僕の文章を読んだ感想などを書いてくださるとうれしいです!!!。)

ちなみに僕は

Youtubeで歌っています!!

Youtube上で{歯聖純}{神名純}で検索してみてください。

あとPIXIVで絵を描いて発表しています!!

Yahooで{神名純 PIXIV}で検索してみてください。

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