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1話
僕ロッコ、5歳!
......
うん、私は異世界転生という奴をしたんだろう。
後輩のライトノベルというやつを借りて読んだ。
色んな話があったが、今ひとつ腑に落ちなかった。私のようなおっさんには合わなかったのだろう。
で、私が記憶を取り戻したのは3歳の時だ。
村長のドラ息子が投げた薪が私に当たった。
三日三晩意識不明、目を覚ました時には私の意識が前面に出ていた。
目覚めてしまったものは仕方がない。
順応して生きていくしかない。
どうして異世界でも似たような進化をするんだろうな。
黒くテラっと光るGや、灰色や黒の割と大きいげっ歯類。奴等を餌にする肉食の多節類。この世界、百足までデカい。
私は今日も罠にかかった大鼠を締めて捌く。5歳で出来るのかって?レンジャーの集合訓練に参加した際、本物のサバイバリストに獲物の捌き方を仕込まれたのだ。その後狩猟免許を取得し、害獣駆除に出ていたことはもう懐かしい思い出だ。
石のナイフで手際よく皮をはぎ、掻き出しておいた内臓は土魔法で掘った穴に埋める。
肉と手に清浄の魔法をかけ、火魔法で焚き火を熾し、風魔法で煽って火勢を上げ、焼いて食べた後は水魔法で消火して清浄で口周りや歯を綺麗にする。
食べなければ、生きられない。




