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義妹と幼馴染 2

 しばらく穂乃果をお姫様抱っこし続ける。


「はいはーい!次は私ね!」


 すると桜が騒ぎ出したので、俺は穂乃果を床に下ろす。


「あっ……」


 なぜか下ろした時に残念そうな顔をするが、俺は気にすることなく桜の話を聞く。


「私はね!お兄ちゃんに膝枕されたい!」

「今度はそれかぁ」


(俺にされて何が良いかは知らんが、ここまできたから付き合うか)


 俺は床に座り、桜を待つ。


「いつでもいいぞ」

「分かった!えいっ!」


 すると、そんな掛け声と共に俺の太ももに桜の頭が乗る。


「えへへー、お兄ちゃんの膝枕だー!」


 そして嬉しそうな笑顔を向ける。


「っ!」


(やべぇ!桜がいつも以上に可愛く見えてきた!)


 今まで何度か桜を膝枕したことあるが、今日の桜は何かが違うようで、桜の甘えた声や表情に俺はノックアウト寸前となる。


「ねぇねぇ!私の頭をナデナデしてほしいなー!」

「あ、あぁ。それくらい構わないぞ」


 俺は言われた通り、桜の頭を撫でる。


「ふにゃぁぁ〜」


 すると猫みたいな声を上げて気持ちよさそうに目を細める。


(くそぅ!かわいいじゃねぇか!)


 そんな感想しか出てこない。

 そのため無防備でかわいい桜を見続けたくなった俺は、しばらく頭を撫で続けた。




 その後も桜の頭を撫で続けていると、“プルルルっ!”と桜のスマホが鳴る。

 その音に“ビクッ!”と桜の体が跳ねる。


「も、もう!せっかく良いところだったのにー!」


 そんな愚痴を言いながら電話に出る。


「――うん、うん。わかったー!」


 桜が誰かとの電話を終了する。


「お母さんから晩御飯出来たって。それと穂乃果さんも一緒にどーですかって言ってる」

「お、もうそんな時間か。なら食べに行くか」

「ん、お腹すいた。私も食べたい」

「うん!」


 そう言いながら桜と穂乃果が仲良く部屋を出る。


(ふぅ。無事、機嫌が治ったようで良かったよ)


 そのことに安堵しつつ俺も桜たちに続こうとすると、突然穂乃果が振り返る。


「あ、そうだ。シロ。エッチな本を捨ててなかったから後でお仕置き」

「………はい」


 夕食後、めっちゃ怒られました。




〜竹内社長視点〜


 日向くんと星野さんのイチャイチャカップル写真集の撮影が終わり、私たちスタッフは一度会社に戻る。


「社長の依頼で動画も撮ってましたが、コレは何に使うのでしょうか?」

「あぁ、撮影風景の一部をネットにアップしようと思ってな。もちろん事前に星野さんからは許可をもらっている。あとは日向くんから許可をもらうだけだ。神野、任せていいか?」

「お任せください!」


 私は神野に依頼し、結果を待つ。


「社長、バッチリいただきました!本人ではなく日向さんのお母さんから!」

「それは大丈夫なのか?」

「もちろんダメだと思いますが、日向さんに話が行くと絶対断られます。なので『日向さんはまだ高校生なので親に聞きました』という方法でいきましょう。まぁ、日向さんはSNSを開かないので、コソッとアップしてもバレないと思いますが」

「な、なるほど。神野がそう言うならコレが正解なんだろう。私たちはこの動画をアップして宣伝しなければならないからな」


 日向くんはグレーだが、無事許可をもらえたことに安堵する。


(イチャイチャカップル写真集は業界初の試みだ。あの2人がイチャイチャしてるだけの動画をアップして注目を集めることができるかはわからんが、試す価値はある)


「よし。最優先事項はこの動画を編集することだ。私が指示を出すからさっそく取り掛かれ」


 私の言葉に社員たちが動き出す。

 そして数時間後。

 動画を編集した社員が「甘い!甘すぎるよ!」とか言いながら、ブラックコーヒーを片手にものすごいスピードで完成させた。

 私は編集済みの動画をチェックする。


「うん、いいんじゃないか?」

「よかったぁ」


(正直、良し悪しはわからんけど、綺麗にまとまってるから良い動画なんだろう)


 そんな感じで許可を出す。


「よし、さっそくコレをアップしろ」


 私たちは深夜0時に完成した動画をアップする。


(コレがバズればいいけど。まぁ、過度な期待はやめておこう)


 そんなことを思いつつ残りの仕事に取り掛かった。

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