たぶん、そうだね
見慣れた景色でも、また何度でも見たい
その前に何度でもキミといっしょにいたい
いまのキミと
いっしょにいたいと思ってた、
あの頃のこと
ふざけた感じで恋を語ってた
お互い、好きな人の探り合いをして
『好きな人、いないよ』キミ
「本当にそうなの?」
『そういう、あなたの方は』キミ
「・・・・」
『声かけてくれる人、いないんだよね』キミ
「もったいないな
たぶん、周りに気づかないだけだよ・・」
『・・・・・』
くり返し、またその繰り返し
お互い、見つけたかったもの
見つかって
お互い、いつか気づいてくれるだろうと
いつでも、と
あの頃のキミは
あの頃の僕を好きでいて
それ以上は語らない
キミも僕も
たぶん、そうだね
あの時のキミのこと
僕がいちばん好きでいて