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東方旅物語  作者: 猫巫女
1/2

霊夢たちの冒険譚

これは、ある幻想郷の霊夢たちの譚。


さあ、あなたも一緒に旅してみませんか―――
















これは、霊夢と魔理沙、咲夜、そしてオリキャラの綾香あやかが幻想郷で起きた様々な異変に立ち向かうお話です。


その異変で出会ったある人物と、生活をしていくというお話です。綾香以外にもオリキャラ要素やオリジナル設定が出てきます。東方Projectの二次創作です。






なお、特に記載がない部分の様子は、想像におまかせします。また、私の小説は主に会話文です。それがいいと言う人のみ、この譚を、旅してみましょう。




ある幻想郷に、博麗霊夢、霧雨魔理沙、十六夜咲夜、菜々乃綾香(ななのあやか)がいた。みんな、それぞれの場所で生活をしていた。綾香は霧の湖付近に住んでいる。



             ・



〜卯月廿日の譚〜

 ある時、いつも昼前にここに来てお昼ご飯を食べていく魔理沙が来ないことがあった。(また魔理沙は魔法の研究に没頭しているんだな)と特に気にしなかった。寧ろ、昼ご飯の用意が少なくて済むと考えたくらいだ。

 しかし、そんなことが2日も3日も続いたため、さすがに心配になった私は今日、魔理沙の家に向かうことにした。



             ・



 家のドアは空いていた。中に入ってみるが、誰もいない。だが、魔理沙の服や箒はないので、今はどこかに行っていると考えられる。

 そうこうしてもう少し家の中を見ていると、机の上になにか本があった。何かと思って読んでみた。


――卯月拾玖日

 今日は裏の林で不思議な穴を見つけた。明日の朝、試しに入ってみよう。どんなことが起こるかな?ワクワクするZE☆


 魔理沙が昨日も一昨日も来なかった理由はわからないが、今日居ないのには納得した。でも、もう夕方に近い。ここまで時間が経ってかえってこないのは不思議だった。魔理沙も異変を解決している身だ。幻想郷の中で知らないところはない。あったとしたら、私も知らない。

「魔理沙は私が知らないところか外の世界に行ってしまったというの…!!」



              ・



 私は家に帰るのではなく、紫の家に尋ねた。

「紫ー?いるー?」


 …居ないか。

「貴方の後ろにいるよ」

びくっ

 急に声がかかったからびっくりした。

「って紫か。お願いだから急に背後に立たないでくれる?」

 八雲紫。隙間を操れる妖怪で、このようにすぐ後ろに隙間を作り背後に立つことが出来るのだ。

「そんで、なんの用?」

「それなんだけど…」

私は、魔理沙の家に行った時の様子を教えた。

「…なるほど、つまり魔理沙がどこかに行ってしまったのね。でも、明らかに外の世界にはいないわよ?」

「……へ?」

「外の世界に行く、つまり境界を超える時には、何かしらの反応が出るのよ。でも、昨日今日の間にそんな気配はなかったわ。強いていえば、その前もなかった。」

「そうか…なら、私が後で行ってみるわ。」

「ちょ、ちょっと待って!!」

「明日、何人か誘って行くね」

「待ちなさい!!まだ話は終わってないわよ!!」

「じゃあ、ありがと紫ー」

「待ちなさい!待ちなさいよ!!」

彼女は飛んでいった。

「待ちなさいよ!!   






  








  霊夢―――!!」



              ・



 私は、その日のうちにレミリアと咲夜、綾香を呼んだ。フランたちほかの紅魔館の人はいつ私たちが帰って来れるかわからないためここで留守番してもらうことにした。フランについては、帰路を壊されないように、という事情もあるが。明日、魔理沙を探しに行くことをみんなに伝えた。皆は魔理沙が帰ってきてないんだから私たちも帰れないのでは、とかその間の博麗神社はどうするのか、という意見があった。私は、異変解決は早苗あたりに任せる、と言った。魔理沙は圧倒的な火力や速度を持っているため、異変解決には不可欠だ、と言って納得させた。私たちも帰れないのでは、という意見については、博麗の巫女は外の世界にいても博麗神社や博麗大結界がどの方角にあるのかが常にわかるということで納得させた。外の世界にたどり着いても博麗大結界まで行って結界を開ければいい話なのだ。

「仕方ないわね。明日、行きましょう。」

最後に綾香が納得したところで私は、明日紅魔館と湖に行く約束をしてこの場をあとにした。



              ・



 次の日の朝、私は早めに起きて、着替えた。何があるかわからないから、札やお祓い棒を持ち、朝食を早めにすました上で、湖の方へ向かおうとした。

…が、そこには紫がいた。

「何よ、紫。私はこれから用事があるのだけれど?」

「……霊夢、今、結界が不安定なこと知っている?」

「いいえ?」

「……そうか。なら、私が教えてあげる。」

(…?)

「今、()()()()()が緩んでいるわ。きっと魔理沙は、その緩みでできた穴の中に入ったのよ。」

「それがどうしたのよ!!」

「昔、1回だけ今回みたいに時空の結界の緩みが―――」

「あー長い長い。仲間待たせてるからまた後でね。」

私は紫の言葉を途中で切って飛び出した。

「……霊夢、






 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()



              ・



 私は、紫の長ったらしい話を聞かずに神社を飛び出た。そして先に、守矢神社に向かった。



「よっと。さて、早苗はいるかしら?」

「ここにいますよー?」

「ああ。ちょうど良かった早苗。ちょっと話したいことがあるんだけど、いい?」

「はい、どうぞ」

「……実は今、失踪者がでたの。そんで、その人を探さなくては行けなくなった。そんで、その人は外の世界に居る可能性もあるの。だから、しばらく帰って来れないかもしれないんだ。だから、その間異変解決をあなたに任せたいの。」

「私ですか!?咲夜さんとか、綾香さんとかは?」

「二人ともその人探しに行くわ。まあでも、咲夜はレミリアのお供ってだけだけどね。」

「なんで私は呼ばないんですか!!」

「あんたがいないと守矢神社は寂しいだろうからね。紅魔館は2人以外にも人がいっぱいいるし、大丈夫なのよ。というわけで、お願いね!紫も行くこと知ってるから!!」

「待ってくださいよ、霊夢さん!!!」

私は早苗の言葉を聞かずに飛び出した


              ・


「さてと、着いたわね。」

私は霧の湖に着くなり、綾香を呼んだ。

「綾香ー!来たわよー!」

すると、それに応えたのは綾香ではなくチルノだった。なんでも、綾香は紅魔館に行くって言ったらしい。

「ありがと、チルノ!」

私は、霧の湖で待ちすぎて紅魔館に行ったのではないかと急いだ。


              ・


「ごめん!遅くなったわ!」

 私は綾香たちと合流した。

「遅いよ、霊夢ー!」

「ごめん!神社を出る時になぜか紫に止められて…」

なんで!?とかそっか!とかいう声が聞こえてきた。

「じゃあ行くわよ!」

「おー!!」



              ・



 魔理沙の日記に書いてあった場所に着いた。たしかにそこだけ気が生えていなくて、地面が黒くなっている。底が見えない。

「さあ、はいってみるわよ。」

私が入ると、上から3人も入ってきた。誰かの悲鳴が聞こえるが、誰か認識できない。やがて、何も聞こえなくなった。

 私は、暗闇の中で意識が落ちた―――



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