表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/83

クラン大武道会4

すみません!

更新が少し遅れました!


〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇


知らない方が幸せな事って、あるよね?

「くっ!?強い!!!」


 シャドウサンクチュアリのクランマスター、「影縫(かげぬい)」はR.S.Uのクランマスター、リンガと一対一で戦っていた。

そう今回の対戦方法は個人戦だった。

そしてR.S.Uは初手からクランマスターのリンガが出て来て、瞬く間に大将の影縫にまで勝ち続けたのである。


 影縫はトンファーを使う中級職の武装武闘家(ウェポンファイター)と言う超近接戦職で、STRとAGI特化で相手の懐に入ってからの連撃が持ち味であり、今迄懐に入られた相手は尽くそれで倒されて来た。

だが―――


(懐に入ってる筈なのに!何故!()()()()!!?)


―――その攻撃は、薄皮一枚すら掠らせる事無くリンガに避けられてしまう。

まあ、リンガはフルプレートメイルで、肌など少しも見えないのだが……


 そのリンガは、どこぞのライダーの様なデザインの動きやすさを重視した、軽装なフルプレートメイルと言う意味が有るのか微妙な気分になる格好なのだが、爽やかなライトブルーの甲冑にディープグリーンのラインが幾つも走り、本当に日曜朝のヒーローの様に見える。

その動きも軽快で淀みが無く、全てスレスレで躱しているにも関わらず全く危なげが無い。

それがますますヒーローらしさを上げており、観客はまるで舞台で演劇を観ている様な気分になっていた。


リンガ様、しゅてき……

かっこ良いーーーっ!!!

きゃ~~~!結婚してーーーっ!


 飛び交う黄色い声援に、影縫の怒りのボルテージはどんどんと上がっていく。


         ピコンッ!


『スキル「怒り」を入手しました。「怒り」がレベルアップしました。「怒り」がレベルアップしました。「怒り」がレベルアップしました。「怒り」がレベルアップしました。「怒り」が……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………「怒り」がレベルアップしました。「怒り」のレベルがMAXになり「憤慨」へと進化しました。「憤慨」がレベルアップしました。「憤慨」がレベルアップしました。「憤慨」がレベルアップしました。「憤慨」がレベルアップしました。「憤慨」が………………………………………………………………………………「憤慨」がレベルアップしました。「憤慨」のレベルがMAXになり「激怒」へと進化しました。「激怒」がレベルアップしました。「激怒」がレベルアップしました。「激怒」がレベルアップしました。「激怒」がレベルアップしました。……………………………………………「激怒」がレベルアップしました。「激怒」のレベルがMAXになり「憤怒」へと進化―――出来ませんでした。』


 ひっきりなしに影縫へ届くメッセージ。

それは何時かのカナタよりも速くレベルアップし進化していく怒りのスキル。

どうやらリンガのモテ具合が影縫の逆鱗に触れたらしい。

その証拠に、影縫の攻撃は更に激しさを増し、トンファーを振るうことで衝撃波が生まれ、リンガもそれらを躱し切れ無くなって来ている。


ズドオオオオッン!!!!!!!!!!


『おおっと!!?ここで影縫選手の攻撃が遂にリンガ選手へとクリーンヒットオオオオオオオオオオオオオッ!!!!リンガ選手は無事なのかああああああっ!!?負けないでーー!リンガ様ーーー!!!』


リンガ様ーーー!!!

良いぞ影縫!!その色男をぶち殺せーーー!!!!


 アリエスタが立場そっちのけでリンガを応援する中、二人のサブギルドマスターは静かに攻撃で飛ばされたリンガの様子を見守っている。


『あのーお二方、何か気になる事がおありでしょうか?』


『いえ、単に彼の次の一手に注目しているだけですよ。』


『次の一手ですか?』


『ニャー…リンガはまだまだ元気だからニャーーさっきのも、飛ばされたんじゃにゃく、自分から()()()んだニャ。』


『え、つまり―――』


ドオオオオンッ!!!!


 アリエスタが何かを聞こうとした時だった。

会場中を揺らす様な轟音が鳴り響き、舞台の影縫が居た場所からもうもうと土煙が立ち上る。


『――――っとおっ!?これは一体何が起こったのかーーーっ?リンガ選手、影縫選手共に姿が見えません!!二人共あの土煙の中だと言う事でしょうかっ!!?』


『こりゃ、決まったニャーー』


『そうですね。もう決まりでしょう。』


『お二人は今何が起きたのかお見えになったのですか!?』


『ちっとはな。けど殆ど見えんかったニャ。』


『私もです。分かるのはあの土煙がリンガ選手の攻撃で起こったと言う事。そして―――』


 そこで風が吹き、土煙がそれによって晴れていく。

そこには、気絶した影縫を右肩に担ぐリンガの姿と、ひび割れ、大きなクレーターが出来た舞台が有った。


『―――彼が勝者だと言う事だけです。』


『こ、こ、これ、は!!これは決まったああああああっ!!!一瞬の内にリンガ選手の逆転だああああああああああああああああっ!!!!』


キャーーーーーッ!!!!リンガ様ーーーっ!!!

抱いてーーー!!!!

結婚してくださーーーい!!!!


『ああっとリンガ選手!そのまま影縫選手を連れて退場してしまいました。アレは医務室に連れて行ったと言う事でしょうか?何とも優しいですね。』


 そこでまた黄色い声援が起こるのだが、リンガのクランメンバーはバツの悪そうなひきつった表情を浮かべ、居心地悪そうに視線を彷徨わせるのだった。


―――医務室―――


「ここ、は?ぐっ!!」


 頭に走った鈍い痛みに顔をしかめながら、影縫は体をゆっくりと起こす。

病室の様な部屋と白いベッドを見て、其処が医務室だと直ぐに理解した。

そして自分が負けた事も。


「そうか…負けたのか……でも、どうやって?」


 影縫の頭の中からは、負けた瞬間の記憶だけが抜けていた。

リンガを吹き飛ばしたと思ったら、いつの間にか此処に居た。

それが影縫の感覚だった。


「おっ、気付いたみたいだね?」


「なっ!?お前は!!!」


 声のした方、其処に視線を向けると、其処には、何故か上半身裸のリンガが立って居た。


「何で、裸なんだ?と、言うより、何で此処に居るんだ?」


「ん?僕が君を此処に連れて来たからだけど?」


「そ、そうか…それはすまなかった。で、何で裸なんだ?」


「はっはっはっ!ヤらないか?」


「は?」


「ヤらないか?」


「いや、何をいっ―――」


「ヤ・ら・な・い・か?」


「ひっ!!?だ、誰かたすけ―――」


「ヤらないか!!?」


「アーーーーーーーッ!!?」


 この日、一人の青年が心に大きな傷を負った。

幸い、直ぐに駆け付けたシャドウサンクチュアリのクランメンバー達とR.S.Uのクランメンバー達によって、事なきを得たが、この日から影縫はリンガを見掛けたら逃げる様になったのだった。

然もありなん。


「中々良さげな人だったんだけどなぁ~~」


(((((何でこんなのがモテるんだろう……)))))


 世界は、理不尽だった。


〇〇〇〇


 試合は進み、第4試合、五行一言対マジカルサイエンスの対決。

競技の内容は討伐戦。

これは先行と後攻に別れ、舞台上に配置されたゴーレムを如何に早く綺麗に倒すかを競うものだ。

先行後攻はクジで決め、先行が終われば直ぐに後攻が始まる為、舞台が荒れていても、そのままやらなければならない。

つまり先行が有利な訳だが……

五行一言の順番は後攻で、今しがたマジカルサイエンスの番が終わった所だった。


 マジカルサイエンスのタイムは5分30秒。

ゴーレムはアイアンゴーレムで破損率30%とまずまずの記録だった。

が、舞台はそこら中クレーターだらけで、まともに歩く事すら難しい。

恐らくマジカルサイエンスは其れを狙ってやったのだ。

わざとアイアンゴーレムに攻撃させ、それを躱す。

それを繰り返し、舞台を荒らして足場の悪化を狙った。

実に嫌らしい戦法だ。

そして今回それは確かな有効打でも()()()


 相手が、彼らでさえ無ければ……


『これは…なんて、凄まじい……!!』


『陰陽師、ですか……』


『ニャーーしかも、クランメンバー()()が、だニャ。それがこのレベルとか……とんだ変態だニャーー』


『陰陽師って、確か不遇職では?なのに、こんな強くなるんですか?』


『確かに、陰陽師は育つまであまり強くはありません。しかし、他の職と違い、限界レベルが高く設定され、派生職や専用スキルも多いんです。ただ―――』


『おっっっっそろしく育て難いんだニャーー……因みに、あのレベルにいく迄には、伝説級フルレイドボスを50体は倒さないと無理じゃニャい?ってレベルの経験値が必要ニャ。』


『え?それが六人とか最早変態では?』


『『そうそう。だから驚いてたんです(だニャ)。』』


 とそんな会話を続ける三人の前の舞台では、両脚を凍らされ、両腕を木の根に絡み捕られ、胴体を土壁で前後から挟まれたアイアンゴーレムが、金属の槍で、頭部の核を貫かれていた。

良く観れば、頭部を貫いた槍の周辺は熱で融解している。

更には、槍は未だに高速で振動していた。


 五行一言のタイムは、2分11秒。

アイアンゴーレムの破損率は僅か1%と、圧倒的な差を着けての勝利だった。

試合の情景も、それによってもたらされた結果も、五行一言は実に派手なものであった。

それに触発されたのか、その後の試合は前の試合よりも更に苛烈なものへとなっていく。


 そして、試合は更に進んで行き。

遂にこの日最後の試合、つまりキーノ達、竜の黄昏の試合の番となったのだった。

1月の更新が間に合わなかったので、今月は後二回更新出来る様に頑張ります!


試合はなるべく書くつもりだったんです……

書くつもりだったんですよ……!!

でも、思ったより長くて……

すみません……


面白いと思えましたら、感想、評価の方よろしくお願いいたします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ