ダンジョンマスター
だいぶ遅くなりましたが更新です!
それと、PV数が19万を越え、20万が見えて来ました。
これも皆様のおかげです!
ありがとうございます!
これからも頑張るので応援よろしくお願いいたします!
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その瞳は偽りを許さない。
「上等だよ!!この糞貴族がっ!!!蟻共と一緒にぶち殺してやんよ!!」
激しい怒りをロイエルへとぶつけるカナタ。
赤い髪を逆立て、全身から陽炎が出来る程の闘気を立ち昇らせながら、まるで地獄の獄卒が亡者へ向けるかの様な恐ろしい表情で睨み付けている。
その様は正しく“激怒”そのものだ。
その激しい剣幕に、技能喰らいですら攻勢に出るのを戸惑っている。
それ程の怒りを直で受けたが為に、ロイエルとレオルは体をガクガクと震わせる事しか出来ずにいた。
そして、徐に掲げられた刀……
「死ね―――」
ポンッ
「カナタ、ステイ。」
もう振り下ろされる―――と言う所で、キーノがカナタの肩を叩き、その動きを止める。
「邪魔すんなよキーノ!こいつは生かしておいちゃいけない奴だ!!」
自分の行いを邪魔するキーノに、カナタは鋭い視線を向ける。
それだけで、カナタがロイエルの行いに対して酷く憤っている事が分かる。
そんなカナタに対してキーノは―――
「だから、ステイだって、言ってるでしょ?」
―――と、表情の抜け落ちた能面の様な顔で、そう言い放つ。
それは、キーノの怒りが頂点に達している時の表情だった。
流石のカナタも、その表情に一瞬びくりと体を震わせ刀を下ろし一歩下がる。
「たっ、助かった……だがパーティーの仲間ならちゃんと躾ておけ!!危うく殺される所だったわ!!何なのだいったい?!私は子爵だぞ!!中級貴族とは言え後1つでも爵位が上がれば上級貴族の仲間入りを果たす高貴な身分なのだぞ!?そんな高貴な私を守る為にギルド調査員が身を犠牲にして時間を稼ぐのは当然の義務だろう!!なのに何故そんな当然の行いで殺され掛けねばならんのだ!!ふざけるなっ!!全く、これだから冒険者と言う者は―――あびゃあああっ!!!??みみがあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!わだひの…わだひのみみがあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ!!!」
ロイエルが悪態を吐いている途中で、突然右耳を押さえ蹲る。
押さえる手の間から零れる血とロイエルのセリフから、彼の耳が失われた事が分かる。
恐らくキーノの緩急自在によるものだろうと言う事は、パーティーであるカナタ達には直ぐに分かった。
だからこそカナタはキーノに抗議の視線を向ける。
「お前は良いのかよ!?」
―――と。
しかしキーノはそんなカナタの視線には取り合わず、変わらぬ表情のまま蹲るロイエルへと問い掛ける。
「いつまでそんな演技を続けるつもりかな?ダンジョンマスター。」
「は……?マジで?」
「な"んな"の"だどづぜん!!わだひがダンジョンマ"ス"タ"ーだど!?ふざけるにゃあ"!!!わだひはにんげんだゃあ!!!」
カナタはその言葉に一瞬間抜けな顔で驚いていたが、キーノの能力を知っている為に直ぐに戦闘態勢に移行する。
一方、当のロイエルは耳を失った痛みで涙声になりながらキーノを批難していた。
その姿を見る限り、特に演技をしている様には見えない。
だが―――
「誰も、僕の眼は誤魔化せない……」
『技能喰らいロイエル Lv70
ダンジョンマスター フルレイド級 推奨基礎Lv80
ネームドモンスター 伝説級 レア度S
現パーティー勝率63%
取得可能経験値126500(1012000)
ドロップ???
HP:150000
MP:100000
STR:1350
VIT:2160
AGI:965
DEX:1100
INT:865 』
それが、キーノに見えているロイエルのステータスだった。
明らかにフルードよりも強い。
それにかなり硬い。
それでも勝率が六割弱有るのは流石四大スキル持ちと言うべきか。
『アビリティ
技能喰い
永劫死
単一生殖(異体)
混成融合
物理吸収
魔法吸収 』
『混成融合:他生物の身体と遺伝子レベルで融合、支配する。一度融合すれば、分離は神でなくては不可能。』
『物理吸収:物理攻撃によるダメージを99%吸収し、無効化する。魔法吸収と併用は出来ない。』
『魔法吸収:魔法攻撃によるダメージを99%吸収し、無効化する。物理攻撃と併用は出来ない。』
「―――と、こんな所かな?さっきはこの物理吸収で攻撃を受けて反撃しようとしてたんでしょ?」
キーノが自分の見た情報を口に出して話して見せる。
ロイエルはその度に俯き、黙り込んでいた。
そして―――
「――――――――――――――――――はは、ハ……」
「「………………………………………」」
「クハハハハハハハハハハハハハハハハ!!ソウカ!貴様ハ、鑑定系ユニーク持チカ!!ナラバコレ以上ハ、誤魔化セ無イカ。アア、ソウダトモ!ワタシハ、ダンジョンマスターダッ!!!」
メキッ
ミシミシ……!
突然笑い出したかと思えば、ロイエルの身体が徐々に変異し、蟻と人の中間の様な、2m程の大きさの四腕二脚の怪物へと変貌する。
その顔はロイエルそのままだが、口からナイフの様な黒く鋭い大顎が一対飛び出しており、腕と脚が黒い甲殻に覆われた何とも冒涜的な姿をしている。
「クハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!アノママ見逃シテオレバ、コノ場デ死ヌコトハナカッタトイウノニ。愚カナ事ダ。貴様ノ無駄ナ正義感ガ、コノ砦ノ残ッタ人間ヲ殺スト知ルガヨイ!!」
「…………………………………………はぁ……下らない時間稼ぎだなぁ……そんなに一階から来る増援を期待してるの?それとも、その程度で僕らが怯むとでも?」
「ナニヲ――」
「師匠~~!救助と殲滅、終わりましたよ~~!」
「この階に残ってるのは、そこのダンジョンマスターと、サブダンジョンマスターだけです……!」
「ハ……?ナンダ、ソイツラハ……?イツノ間ニ―――イヤ、ソレヨリモ、救助ト殲滅ダト?我ガ精鋭ヲ?コンナ小娘共ガッ?!!バカナッ!!!」
実はキーノ達よりも早く降りて来て戦っていたキリアーネとハルナ。
その二人の登場により困惑するロイエル。
隣ではまだ人の姿でいるサブダンジョンマスターのレオルも目を見開き驚いている。
まあ、技能喰らいに変貌した時点でスキルは使えなくなっているのだから仕方無い。
後、怒りでキーノの話を聞いていなかったカナタも開いた口が塞がらない状態になっていた。
因みに、四人の今のステータスはこうなっている。
名前:キーノ
総合:Lv40/9969 基礎:Lv20/969 職業:Lv20/9969
種族:半魔人
性別:男
等級:ノーマル
職業
メイン:魔術師 Lv20/50
サブ1:
サブ2:
サブ3:
サブ4:
サブ5:
総合ステータスSP装備 種族値 職業値 スキル
HP 281/281 〔100〕 <161> 【20】
MP 989/989 〔525〕 [25] <161>【50】《228》
Pt:0/437
STR 145 〔42〕 [5] <88> 【10】
VIT 108 〔10〕 [5] <88> 【5】
AGI 152 〔20〕 [35] <73> 【10】《14》
DEX 295 〔170〕 [22] <73> 【30】
INT 331 〔170〕 [48] <73> 【40】
装備
頭:魔術師のカチューシャ+1 INT+17
体:風守の衣 VIT+5 AGI+10
:魔防のローブ 魔法耐性(中)
右手:技量の腕輪+1 DEX+12 INT+7
:
左手:魔力の腕輪 MP+10 DEX+5
:
足:パワーレギンス STR+5
靴:ウインドブーツ AGI+5
装飾品
:インテリジェントイヤリング+2 INT+14
:魔術師の指輪 MP+5 DEX+5 INT+5
:マジックリング MP+10 INT+5
:疾風のリング AGI+20
:
:
:
:
:
:
スキル
ユニーク
緩急自在Lv10/10 万物鑑定Lv10/10 万物認識Lv10/10
補助系
魔力上昇[中]Lv10/30 魔力回復[中]Lv15/30
速度上昇[小]Lv12/20 地形把握Lv2/50
戦闘系
火魔法Lv22/50 風魔法Lv19/50 補助魔法Lv13/50
生産系
採取Lv41/100 解体Lv35/100
職業系
魔力視Lv21/50 魔法補助〔小〕Lv15/20
派生系
外道魔法
控え
錬金術Lv15/100 調合Lv19/100 アイテム製作Lv23/100
魔力感知Lv15/50 気配察知Lv22/50 怒りLv18/20
魔力操作Lv35/50
名前:カナタ
総合:Lv80/9989 基礎:Lv40/989 職業:Lv40/9989
種族:ヒューマン
性別:男
等級:ノーマル
職業
メイン:剣士 Lv40/50
サブ1:
サブ2:
サブ3:
サブ4:
サブ5:
総合ステータスSP装備 種族値 職業値 スキル
HP 881/881 〔250〕 [34] <527> 【70】
MP 655/655 〔100〕 [5] <510> 【40】
Pt:0/392
STR 416 〔100〕 [56] <200> 【60】《0》
VIT 484 〔75〕 [60] <192> 【45】《112》
AGI 347 〔77〕 [47] <193> 【30】
DEX 316 〔85〕 [10] <196> 【25】
INT 292 〔85〕 [10] <177> 【20】
装備
頭:剣士の額当+1 STR+12 VIT+7
体:剣士の朱鎧 HP+10 VIT+10
:無心の肌着 精神異常耐性(小)
右手:銘刀紅丸&赤影+2 STR+19 VIT+14
:剣士の朱籠手+1 HP+7 VIT+12
左手:剣士の朱籠手+1 HP+7 VIT+12
:
足:剣士の朱袴 AGI+15
靴:剣士の朱具足+1 AGI+12
装飾品
:修羅の頬当 STR+15 VIT+5
:技の御守り MP+5 DEX+10 INT+10
:力の御守り HP+10 STR+10
:疾風のリング AGI+20
:
:
:
:
:
:
スキル
ユニーク
剣鬼Lv10/10
補助系
体力回復[中]Lv20/30 防御力上昇[中]Lv26/30
激怒Lv15/40
戦闘系
剣術Lv41/50 挑発Lv35/50 縮地Lv40/50
双剣術Lv25/50
生産系
採掘Lv54/100 採取Lv36/100 調薬Lv25/100
鍛冶Lv46/100 アイテム製作Lv30/100
職業系
腕力強化[中]Lv15/30(控え) 受け流しLv35/50 見切りLv42/50
摺り足Lv35/50
派生系
控え
錬金術Lv1/100 筋力上昇[中]Lv24/30 解体Lv56/100
名前:キリアーネ
総合:Lv40/9969 基礎:Lv20/969 職業:Lv20/9969
種族:ハーフエルフ
性別:女
等級:ノーマル
職業
メイン: 僧侶Lv20/50
サブ1:
サブ2:
サブ3:
サブ4:
サブ5:
総合ステータスSP装備 種族値 職業値 スキル
HP 394/394 〔235〕 [12] <117> 【30】
MP 602/602 〔200〕 [37] <176> 【50】《139》
Pt:0/437
STR 356 〔260〕 [42] <44> 【10】《0》
VIT 147 〔40〕 [58] <44> 【5】
AGI 231 〔100〕 [42] <74> 【15】《0》
DEX 162 〔25〕 <117> 【20】
INT 197 〔25〕 [10] <117> 【45】
装備
頭:セイントベール+2 VIT+9 闇耐性(小)
体:博愛の衣+1 HP+12 MP+12 VIT+7
:マギシルクランジェリー 魔法耐性(小)
右手:絹の手袋+1 VIT+5
:血朱手甲+3 STR+21 VIT+16
左手:絹の手袋+1 VIT+5
:血朱手甲+3 STR+21 VIT+16
足: 魔絹のタイツ AGI+10
靴:白雪の靴+1 AGI+12 悪路歩行(中)
装飾品
:スノーブローチ MP+15 耐寒(小)
:クリスタルストラップ MP+10 INT+10
:修道者の首飾り 闇耐性(小) 精神異常耐性(小)
:霧の髪留め 気配隠蔽(小)
:疾風のリング AGI+20
:
:
:
:
:
スキル
ユニーク
天使魔法Lv10/10 セイントフィールドLv10/10
生命の雫Lv10/10
補助系
魔力上昇[中]Lv12/30 魔力回復[中]Lv20/30 魔力操作Lv31/50
戦闘系
回復魔法Lv12/50 補助魔法Lv19/50 格闘Lv40/50
回避Lv42/50 岩の身体Lv3/20
生産系
採取Lv35/100
職業系
魔力視Lv18/50 魔法補助〔小〕Lv12/20
派生系
控え
採掘Lv25/100 調合Lv17/100 祈祷Lv15/50
速度上昇[中]Lv15/30 筋力上昇[中]Lv28/30
裁縫Lv30/100 服飾Lv28/100
名前:ハルナ
総合:Lv100/9999 基礎:Lv50/999 職業:Lv50/9999
種族:狼獣人
性別:女
等級:ノーマル
職業
メイン:双剣士 Lv50/50
サブ1:
サブ2:
サブ3:
サブ4:
サブ5:
総合ステータスSP装備 種族値 職業値 スキル
HP 1295/1295〔200〕 [10] <1005> 【80】
MP 379/379 〔75〕 [25] <229> 【50】
Pt:0/245
STR 653 〔25〕 [48] <520> 【60】《0》
VIT 579 〔25〕 [31] <488> 【35】
AGI 1511 〔100〕 [79] <610> 【50】《672》
DEX 291 〔20〕 <231> 【40】
INT 254 〔20〕 <204> 【30】
装備
頭:剣士の額当+1 STR+12 VIT+7
体:風狼の胸当+2 AGI+19 回避補正(小)
:万月の肌着 HP+10 MP+10
右手:ウルフファング+2 STR+19
:深緑の手甲+1 VIT+12 気配隠蔽(小)
左手:バトルナイフ+1 STR+17
:深緑の手甲+1 VIT+12 気配隠蔽(小)
足:風のショートパンツ AGI+15
靴:風狼の靴 AGI+10 悪路歩行(小)
装飾品
:風玉のストラップ AGI+5
:月水晶の指輪 MP+15 気配隠蔽(小)
:風狼のリストバンド AGI+5
:風狼のリストバンド AGI+5
:疾風のリング AGI+20
:
:
:
:
:
スキル
ユニーク
補助系
体力回復[中]Lv28/30 速度上昇[大]Lv26/40 憤慨Lv12/30
魔力操作Lv10/50 聴力強化Lv32/50 視覚強化Lv42/50
戦闘系
双剣術Lv42/50 縮地Lv2/50 回避Lv48/50 格闘Lv25/50
生産系
採取Lv36/100 調薬Lv10/100 アイテム製作Lv15/100
料理Lv65/100 木工Lv26/100
職業系
速度強化[中]Lv28/30 受け流しLv24/50 見切りLv28/50
摺り足Lv16/50 重心操作Lv26/50
派生系
控え
伐採Lv32/100 筋力上昇[小]Lv15/20 気配察知Lv32/100
投擲Lv17/50
キリアーネとハルナのスキルや装備効果が若干職業と違う気がするが、全体的に見てそこそこな強さなのではないだろうか。
尤も、ステータスだけで言えばパーティー最強は間違いなくハルナだ。
しかし、それでもこのパーティーではまだ最弱なのである。
それだけユニークが強力で、PSが違い過ぎると言う事だ。
故に、今回はそのAGIを活かした救護班に徹している。
「さて、問答をする気は無いから、さっさと終わらせようか?」
キーノは変わらない表情のままロイエルに右手を翳す。
「ホザケ小僧!!今挽肉ニ―――ナッ?!!」
ガンッ!!
キーノに襲い掛かろうと動いた瞬間、ロイエルは硬い見えない壁に阻まれ、その場に釘付けにされる。
当然、キーノの十八番、スロウエリアによる時間の壁である。
そして、キーノは空かさず呪文を唱える。
―――空間圧縮!!
ギュオン!!
唱えた瞬間、空間が歪み、圧縮され、ロイエルとレオルを纏めてその中に封じ込める。
二人は、断末魔すら上げられずに空間事圧縮されたのだった。
遂にキリアーネとハルナの正式なステータスを公開です
これが今回一番苦労しました…
因みに、錬金術と縮地は最初のスキル選択で選べますが正確な入手方は明らかになっていません
良いなと思えたら評価、感想の方よろしくお願いいたします




