表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

1話 これが春宮宅での日課です。

短いですけど、1話おいときます。


後で修正すると思いますが、こんな感じの話しです。

月曜日の朝。春宮宅の一室。

コンコンと部屋のドアが控えめに叩かれる。


「…………」


部屋の主は反応しない。

コンコンコンコン 再度鳴るドア。


「…………」


部屋の主は反応しない。


「そんなんじゃダメだよ陸。それじゃあ出て来ない」


「いやでも朝だし、ご両親の迷惑になるかと思ってな…」


眉を下げ、戸を叩いていた手で隣の部屋を指差す。彼の名は深咲みさき りく


「そんなの気にしなくていいよ。いつもの事だから」


という話し声が聞こえた直後、


ガンガンガンガンッ!ガチャガチャッ!


「姉ちゃん!出て来い!学校行くぞ!」


遠慮なく乱暴にドアを叩き、鍵のかかっているドアノブを回しながら、中に声をかけるのは春宮はるみや 木葉このは


ガチャ。と、部屋の鍵の開く音が鳴ると、ドアが開き、部屋の主である木葉の双子の姉、春宮はるみや 紅葉もみじが姿を見せた。


「……何かよう?私いま、いそがしい」


眠そうな表情で長身の2人を見上げる紅葉。


「…またゲームやって、寝落ちしただろう?」


「ゲームじゃない。漫画」


「どっちでもいいわ!てか、学校、行くぞ」


「…?行かないけど」


「不思議そうな顔をするな!」


「あはは…」


首を傾げる紅葉に、怒鳴る木葉。

そんな双子を見て苦笑する陸。


「今何時だと思ってるの?朝の5時だよ?」


「俺達は部活があるから早いんだよ!遅刻しちゃうから早く準備してくれ」


2人は野球の練習着を着ていて、すぐにでも家を出れる格好だった。対して紅葉は、Tシャツにショートパンツ。完全に部屋着だ。


「行ってらっしゃい。後で行くから先行って」


「もうそれは聞き飽きた。そんな事言ってて、姉ちゃん来ないだろ!最初は騙されたけど、もう聞かないからな!」


しばらく睨み合う2人。姉は標準装備が無表情の為、実際睨んでいるのは木葉だけだ。その2人の様子を見守る陸。


キー、パタン、ガチャ。


効果音と共に扉が閉まった。鍵も閉まった。


「お休み。部活頑張って。行ってらっしゃい」


「姉ちゃん!」


「あぁ今日もダメだったか…木葉、時間切れだ…」


戸の奥に引っ込んでしまった紅葉。ドアに手を突き、悔しそうに俯く木葉。


「〜〜もうっ!行ってきます!」


「明日は一緒に行こうな。行ってきます」


怒りながらも、挨拶は忘れない木葉と、優しく声をかける陸。

2人はバタバタと階段を駆け下り、家を出た。


2人は今日も、引きこもりの紅葉の説得に失敗した。


更新遅めです。


他にも書いてるのに、違うものに手を出すお馬鹿。

両方頑張ります!


感想とか頂ければ幸いです…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ