第一撃目 始まりの終わりの始まりは銃声と共に
ーーAsunaーー
「きゃッ!!」
あたた、碌な受け身も取れなくて腰が痛い...しかし、ここは...何処ですか?again
「殿下!勇者の召喚に成功しました!」
「伝説の勇者と合う特徴が特に無いが?」
「確か黒髪黒目でしたよね?」
何か神官と王様&王妃様が言い合ってる。でも、勇者召喚って...話しの流れで言うと魔王が出て来ちゃった系?
「あの~、少し良いですか?」
思い切って口を開く。
「何だ!召喚されし勇者よ!」
うおっ!結構気が立ってるぅ...でも、ここで負ける訳には...
「勇者とは、どう言う事が起きて居るので?」
まずは根本的な所から、聞いてみる。
「この世界は5000前、魔王が出現し、それを召喚されし勇者が倒した、だが、その魔王が復活してしまったのでまた同じ様に勇者召喚をした、と言う所です。」
説明ありがと、神官さん。
「ふんっ、まあ精々魔王を倒して来るんだな」
ッ!このクソオヤジ!よくも人を道具の様に...だが、今見てみるとこの王宮に居る人殆どがあのクソオヤジと同じ眼をしてる...!
「オイ嬢ちゃん、魔王倒しても元の世界には戻れねーからよお、魔王討伐の後、俺たちとシない?ぎゃははははは!」
こいつ等...殺す!
「バインド(捕縛)!」
「グッ!」
何だ!?この縄は!?クソッ!解けない!
「今反抗されると困るのでな、誰か!{絶対従主の首輪}を持って来い!」
「ここに」
「うむ、では一生この国、レビンスに使えるが良い!」
い、いきなりピンチ!?だ、誰か助けて...!
コメがなくてもちっさなものを投票して行きます