表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫と狼と魔法使い  作者: リズ
第二章
18/47

ある魔法使いの話し

森の奥、ログハウスへと帰ってきたリンネとラウラ、そしてルティアの三人。

今日の食事はリンネが作る予定だったのだが。


「今日はせっかくですので、この私ルティアが晩餐の用意をさせていただきます」


と、猫耳を生やしたメイド服姿の少女はそう言い残し、そそくさと台所へと向かっていった。

リビングに残された二人はテーブルへと向かい、対面に座って椅子に腰を下ろす。

そこで、一服のためにとパイプに火を付けたラウラからの言葉を、リンネは待った。


「私の願い自体はね、そんなに身構えるもんでもないよ。

でもそうさね、少し昔の話をしようか。

おとぎ話、絵本みたいな話だがね」


「おとぎ話?」


「まあ聞いてくれてから本題を話すよ」


そう言ってパイプを再び口へと運ぶラウラ。

ちょうどその時、ルティアが台所から二つのカップに水を入れて運んできた。


「ありがとう、ルティア」


「いえいえマスター、礼には及びません。

では今しばらくお待ちを」


ぺこりと両手を前でそろえてお辞儀をすると、ルティアは再び台所へと戻っていく。

ラウラはパイプの火を消し、出された水を一口飲むと、深く息を吸い口を開いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ