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最初の光

初めに渾沌こんとんありき。


この渾沌の内より、太初の巨神タイタンおのずとりいでたもうた。これ、純粋なるマナの精髄にして、その本質は在処ありか行末ゆくすえも知らぬまよいの存在であった。


渾沌は悠久の時を流れ、巨神らはその深淵にて互いを見出し、集い、二度と離れまじと誓いを立てた。群れをなした巨神らは、この無窮むきゅうの闇の中、さらに同胞を求め彷徨さまようた。


幾万の世紀を経た後、巨神らはついに渾沌の及ばざる地を発見せり。それこそ、この宇宙において秩序を得し最初の銀河なり。巨神らはこの銀河に集結し、未来に何が待ち受けるかを知る由もなかった。


数千年の後、巨神らはこの銀河の異変を察知す。かつて彼らの故郷であった無限の渾沌は、今や無数の銀河と化していた。そして、彼らが留まるこの銀河は、他の銀河よりも遥かに速く無限の彼方へと疾走しっそうしていた。最早、望もうとも故郷へ帰ることは叶わぬ、遠き隔たりであった。


一部の巨神は、己らを導きし**「最初のはつご」を欺瞞ぎまんの故をもってとがめたが、時すでに遅し。巨神らは絶望の内に銀河の周囲を巡回し始める。彼らの唯一の「なぐさみ」は、集団グループを組み、星々、惑星、小惑星を観察すること。決してその群れを離れようとはせぬ、恐れを抱きし群れ。あるいは百万年にも及ぶ循環の旅**であったか。


しかるに、ある日、一惑星ひとつのほしまう生命体が彼らの興味をきつけり。


自らを**「セラティ」と称する種族なり。他の種族に比べ、その身の丈は高く(約二、三メートル)、四本の腕、二本の足を有す。肌は雪の如く白きも、肩より手にかけては徐々に黒みを帯びる。その小さな唇は遠目には見えず、耳は微細な穴のみ。呼吸のための線状の器官が耳穴の下に二対走る。顔のほぼ中央には一つの瞳**。瞳の奥は青みがかった黒色にして、注意深く見れば、星屑の如き不規則な輝きが宿る、唯一無二の光であった。


その惑星は二つの大陸に分かたれていた。セラティ族は、惑星の六分の一を占める小大陸に生息す。巨神らは、ここで未だ見ぬものを目撃す。奇妙なる鉄の塊に見える機械の類。幾度となく銀河を巡ったにも関わらず、かる物を目にするは初めてなり。百万年の後、初めて彼らの内に好奇の念が湧き上がった。


セラティ族は自らの大陸にて、孤高の存在として暮らしていた。他の大陸とは通信せず、渡航もせず。彼らの帝国は大陸全土をおおうていた。対する別大陸では、巨神らが常に視てきたような、分立し、未発達で、常に戦火を交える弱小な諸国が、様々な種族によって営まれていた。


巨神らは百年に亘り、惑星の周囲を巡り、セラティを観察し続けた。


ついに、好奇心に抗えぬ一柱ひとはしらの巨神が、その禁を破りたもう。


セラティの帝国を司る元老院せなとの議場に、ある会期中に、屋根を穿うがちて侵入せり。元老院の奥の間に立ち入るを許されしは、皇帝の十名の親衛隊のみ。たちまち議場に大いなる恐慌が起こる。巨神を止めんと、軌道を離れて来た最初のはつごらが次々と進入するや、混乱は頂点に達す。


然るに、セラティの皇帝は皆を静止させ、巨神らに問いかけたもう**。**


「汝ら、何者ぞ?」


最初の子らは、皇帝にその事情を説明す。すると、皇帝は一つの提案をたずさえ、彼らに応じたり。


「我が種族たみに、汝らの不滅の叡智をもって助成じょせいせよ。然らば、我が種族は、汝らの無窮の生における好奇を満たすべし。」


不滅の生において、その存在の目的を失うこと、或いは目的が虚無なること以上に恐ろしき悲劇はない。


最初の子らは、他の巨神と協議する旨を伝え、その場を辞した。後に残されしは、元老院に満ちる大いなる問いのみ。――今、何が起こりしや?


巨神らは、軌道上の集団のもとに戻り、一切を語り告げた。最初の子の議会はこの申し出を拒否せんとするも、他の巨神らは受諾を熱望す。畢竟ひっきょう、この取引は、彼らの永劫の生に意味と歓楽をもたらすやもしれぬ故。巨神らにとっては短く、セラティらにとっては数ヶ月に及ぶ討議の後、巨神らは申し出を受諾することを決意す。セラティの皇帝の許へ赴き、そのいらえを伝えたもうた。


セラティ族と巨神らは、一世紀いっせいきの間、セラティ大陸にて平和裡に共存せり。


巨神らはセラティに星辰せいしんの理を説き、セラティは新奇なる装置をもって巨神らの好奇を満たし、楽しませた。時が経つにつれて、巨神らより発せられるマナは空気に拡散し、ついにセラティ族にも浸透した。セラティ族はこの新物質の理解に努め、己らの身体と機械にこれを用いるすべを習得せり。


然れども、万象は常に同じ状態に留まることあたわず。日増しに、より多くの巨神が銀河の巡回を離れ、セラティの惑星へと集いし。そして年を追うごとに、セラティ族の人口は増大し続けた。


セラティ帝国は、数世紀に亘り、その大陸を離れざりき。元老院に座する高貴なる諸家は、弱き種族の手にある、未開で争いの絶えぬ別大陸の広大な土地を前にしながら、決して共通の道を見出すことはなかった。


元老院の煩雑なる議論は、巨神らにとって無意味に見えたり。諸家間で提起される問題は、あたかも目的を欠くが如し。


「誰がこの侵略の指導者となるべきか?」

「領土は如何にして分配されるべきか?」

「戦費は何処より賄われるべきか?」

「誰の兵士が戦うべきか?」


これらの問いが投げかけられる度、答えは虚しく消え去り、元老院は決して妥協点を見出さず、或いは見出さんとせざりき。


この停滞は、第二代皇帝コルヴァス・エン・ナイが玉座に就くまで続いた。


新帝はよわい三十二。セラティ族としては若年にして、聡明、狡猾こうかつ、そして何よりも野心に満ちた御仁なり。彼は元老院の進展を阻む問いを脇に追いやる答えを授けたもうた。


「何故、今、これらの問題を論ずるのか?大陸はそこに横たわる。これらは全大陸を制圧した後に議論すれば足る。そして、我ら、この惑星のみに留まる必要なし。巨神らの語りを一世紀も聴いてきたではないか。行けるべき他の星々がある。我らの為すべきは、我らを彼処かしこへ導く機械を発明するのみ!」


元老院の議士らは驚愕の内に沈黙せり。皇帝が別大陸への侵略のみならず、星辰を征服せんとするほどの野心を口にするは、彼らの経験上、初めてのことなり。静寂の中、筆頭技師が立ち上がった。


「陛下、それは不可能でございます。我らの飛行機械はあれど、未だかつて、それほどの高みへ到達したものはございません。」


これに対し、皇帝は嘲笑の如き態度で答えたもうた。


「不可能だと? 首席技師よ、あるいは汝にそれを成す技量がないというだけではあるまいな?」


皇帝は付け加えたり。


「帝国の人口とその増加率を汝らは知る。汝らのみならず、富める貴族から最貧の農夫に至るまで、成功した学者から読み書きも知らぬ凡俗に至るまで、誰もが知る!このままでは、数十年と経たず飢饉が起こるであろう。その先、何が起こると思うか? 我らは、僅かな食糧を奪い合い、互いに喉元をき切るであろう。そして、諸家が密かに武器を貯蔵**していることを吾輩が知らぬとでも思うな!**今、帝国法に基づき、特別採決を開始する。投票中は退室を禁じ、投票は定められた期間内に為されるべし。然らざれば、異議を唱える権利を失う。侵略に賛同するか否か?」


元老院の諸賢は、この決然たる意志と野心を前に、唖然あぜんとして立ち尽くした。皇帝は彼らに深く考える暇を与えず、採決を始めたもうた。


そして、議決は「だく」と決す。


セラーティ帝国、ここに数世紀の眠りより覚醒し、今、初めていくさの道へ赴かん!

本書はオリジナル小説として私が執筆したものですが、私はまだ日本語を流暢に話すことができません。


そのため、この日本語版は、翻訳アプリを用いてオリジナルの英語版テキストから翻訳されています。


翻訳には正確さや完全性に欠ける部分があるかもしれませんが、物語の世界観や雰囲気をできる限り忠実に伝えられるよう努めました。


お楽しみいただければ幸いです。

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