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御伽噺戦争・VR旅行記五十七回目

やあ、こんにちは。御伽噺戦争(メルヒェン・クリーク)・VR(メルクリVR)の旅行記の五十七回目だよ。


つ そこそこの高度から撮られた俯瞰写真、中央に砂漠と平原の境目にまたがってそれなりに大きいと思われる街があった


今回は唯一砂漠と平原にまたがった街、「クル・シュタ」を紹介するね。


つ 雑な地図、西の壁の南方、南の壁よりも南側に東西の境目をまたいで(若干東側が広く)丸があり、ココ! とあった


水源汚染事件の後、クシェルソルやイックリーパの方面から逃れてきた人たちが作った街なんだ。


つ 上と同じ雑な地図、東西にまたがったクル・シュタの街の、東側3/4が赤く塗られ、西も含めた残りは緑に塗られている


クル・シュタの街は、最初は地図の赤く塗った部分しかなかったんだ。

当時はシュテルって名前の街で、水源汚染事件で住めなくなった人が住む場所を求めて集まった集落のような感じだった。

最初はそれでよかったんだけど、砂漠化は徐々に広がっていった。

イックリーパやアンデウーロの方からも命からがら逃れてくる人もいた。

そうして、シュテルの集落はとてもじゃないけどその範囲では人を受け入れきれなくなったんだって。

その時に集落を拡大する話が出て、実際に拡大したんだよね。


つ 古い大量の書き込みがある地図の写真、クル・シュタの街の赤い範囲しか町がなく、その周囲に開拓計画が描かれているが、現在と異なりもっと東側に開拓計画があるように見える


これ、監査塔の記録簿に残ってた当時の開拓計画地図なんだけど、当時の人も西から砂漠化してるのはわかってたから、東側に集落を広げる計画だったんだ。

ただ、これが頓挫した。

なんでかわかる?

最初のわたしの雑な地図と比べたらわかりやすいかな、こんな感じ。


つ 雑な地図と古い地図を半透明にして重ねた写真、砂漠との境目も違うが、集落の開拓計画の位置と南の壁の位置が一部重なっている


開拓計画と南の壁の位置選定が同時期に行われて、かぶったことに気づいたのがこの古い地図の方の計画書が提出された時だったんだって。

当時は結構もめにもめたんだけど、結局のところ南の壁の方が国主体の計画だったってことで、開拓計画の方が却下。

南側に開拓することも考えられたけど、国境が近くなっちゃうしね。

この頃は今よりもサンドリオンとトレディシェンの関係がひどいことになってて、サンドリオン側はトレディシェン加入国家すべてを警戒してた関係で、国境が近くなることを忌避したみたい。

最終的に砂漠が近づくことも想定したうえで、シュテルの街に「クララ」地区を作った。

その後、メテアノールの機能で砂漠化が停滞したことが確認されてから、シュテルとクララの二地区を「クル・シュタ」という一つの街として統一したんだ。


つ 草原に石畳を敷いた道、一戸一戸は石レンガで作られており、比較的家屋間に余裕をもって建てられており、緑がその隙間隙間に見える

つ 砂漠に石畳を敷いた道、一戸一戸は石レンガで作られており、比較的家屋間に余裕をもって建てられており、石畳の脇には細いが深そうな水路が張り巡らされており、水が流れている


で、今はこんな感じの街並みだよ。

雰囲気がちょっと違うけど、家の造りとか、道の敷き方とかは同じで、「あ、同じ町なんだ」って感じするよね。

砂漠側も元々は同じような感じだったらしいんだけど、少しでも砂漠の緑化ができないかっていうチャレンジの一貫で水路を作ったんだって。


つ 砂漠と平原の境目、そこは有刺鉄線の高い柵があり、その中央部分に大きめの噴水が、そこから少し離れた位置に小さめの噴水がいくつも有刺鉄線の檻に囲まれて並んでいる、境目部分はよく見ると家屋が一度建てられた跡がある、


砂漠化の停滞を確認して、その境目にあった家も施設も全部解体して、有刺鉄線の柵を通したんだって。

はい、この町を通っても木札がないと砂漠の方には行けないからね。ズルできないからね。

この有刺鉄線の柵、若干厳つくて街の雰囲気と違うけど、でもこの柵を砂漠が越えた場合、メテアノールの機能の低下だったりが考えられるから、その目安でもあるんだよ。

大丈夫だと思うけど、もし有刺鉄線の柵が砂漠の中にあったらヌル・リュエヌの監査塔まで連絡してあげてね。


つ 有刺鉄線の檻の中の噴水、噴水から吹き出ている水はほのかに緑みがかっている


クル・シュタでの任務は基本的に任意任務と国家任務一つずつかな……?

任意任務も国家任務も特に前提はなかったはずだよ。

どっちもこの噴水周りの任務で、水を浄化するための薬剤か道具が必要になるから、手に入れてからやってみるといいよ。


つ 有刺鉄線の檻の天井を突き抜けるほどに吹き上げる噴水の水、端に見切れる右手ピース


ということで、境目にあるクル・シュタの街だったよ。

比較的大きめの街なんだけど、どうしても境目にあるから、検問とかで一般人よりも兵士の方が多い感じがしたね。

どうしても柵の関係で東西の街、みたいに分かれて気軽に行き来できないから。

それでも、町の住人なら他所よりも比較的行き来はしやすいらしいけどね。

次で予定していた紹介スポットは最後かな。

ほかに要望がなかったらここの紹介が終わり次第最後の国、ブルー・バードに行く予定だよ。

それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。

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