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御伽噺戦争・VR旅行記五十三回目

やあ、こんにちは。御伽噺戦争(メルヒェン・クリーク)・VR(メルクリVR)の旅行記の五十三回目だよ。


つ 遠くに桟橋が見える波打ち際、砂浜は白く海の青とのコントラストは美しい


今回もアンデウーロの紹介をしていくね。


つ 町の中の景色、中央に大きめの通りがあり、その通りを挟んで左手に砂岩で作られた家屋、右手にヤシの木の木材で作られた家屋がきれいに並んでいる


ここがアンデウーロの中央通りになるよ。

この町の特徴として、海側の家屋は砂岩で、陸側の家屋はヤシの木で作られてるんだ。

ここでいう海側、陸側は写真にある中央大通りで分けられてるよ。

迷ったときは周りの家の建築素材を確認して、砂岩だったら海を背に、木製だったら海に向かって進めば中央通りにつくよ。

今までの街と違って、中央通りから一つでも路地に入っちゃうと、自分の現在地がわからなくなるくらいどの建物も見分けがつかないんだよね。

ちなみに、わたしが三回、黒檀(エベーヌス)くんが四回迷子になりました。


つ どこかの細い路地から町を撮った写真、周囲はすべて同じ形、同じ材質の家屋が見える

つ 上と似たような写真、やはり周囲はすべて同じ形、同じ材質の家屋で見分けがつかない


こんな感じ。

ね、迷子になるでしょ。みんなは気を付けてね。

依頼とか、任務とかで配達とかもあったりするんだけど、ほんとにこの調子だから場所がわからなくなるんだよね。

依頼の時は、「大通り武器商二番店三番通り上り五番」みたいな、こう、京都を彷彿とさせる言い回しで場所を指定されるんだよね。

ちなみに、これはこんな感じ。


つ 雑な地図、中央大通りを挟んでいくつかの建物と思わしき四角形が描かれ、大通りに面した建物の一つに「武器商二番店」と記し、そこから道筋らしい矢印が引かれている


必ず中央通りにあるお店の名前が入って、そのお店を左手に見て、お店の奥にある路地に入り、その路地の交差点いくつ目で左右どっちに曲がるか(右が上りで左が下りね)って説明なんだ。

ね、京都の説明みたいでしょ。

このわかる人にはわかる、わからない人にはほんとにわからない説明、知らないと困るよねぇ。

わたし、最初に聞いたとき京都の魔の住所を思い出して頭痛が痛かったよ。まじめに。


つ 中央通りと思わしき幅広の道が行き止まりになっており、そこには前庭にあたる部分に氷柱の設置された木製の大きな洋館がある、ほかの建物は基本平屋なのに、この洋館はどうやら三階建てのようだ

つ 長い桟橋がたくさん見える砂浜近く、砂岩でできた巨大な城といえそうな建造物がある、その周囲には氷柱がいくつか設置されている


で、アンデウーロで活動するときに知っておいた方がいい施設はここ二つね。

上が職業ギルドで、下が宿屋だよ。

中央通りの最南端に職業ギルドが、逆に北側に宿屋があるから、たぶんわかりやすいかな。

宿はこのお城みたいなとこしかないから、気を付けてね。


つ 暑さからか、ゆっくりと溶けている様子の氷柱、その設置個所には細い溝がありどこかに続いている


あと、氷柱に関して気を付けてほしいことがあるんだ。

ここまで紹介してきたけど、実はアンデウーロには真水のオアシスがないんだよ。

この町には海しかないの。

だから、実は水って結構貴重でね。

飲料水に暴利とかは一切ないんだけど、その飲料用として氷柱が使われてるんだ。

外に出しっぱなしなのに? って思うかもしれないけど、アンデウーロって海風はすごいけど、いざ海辺を離れて陸側に入るとめちゃくちゃ暑いんだよね。

宿とギルド前に氷柱が設置されてるのは、少しでもその熱気を下げるためだったりもするんだ。

ここ、下に溝があると思うんだけど、この溝も含めて不思議装置になってて、氷柱が解けた後の水をろ過装置に流す役割もあるんだけど、町中に涼風を流す役割もあるんだ。

だから、間違ってもこの溝から内側に入らないようにしてね。

特に壁とかもないから入れるけど、悪質だった場合は町からの永久追放(ようはブラックリスト入りね)もあるからね。


つ 氷柱に彫刻らしきものを施している様子、今にも降り積もりそうな迫力のある散り際の花を蓄えた樹木が見える


ちなみに、氷像のスキル持ってると、特別依頼でこんな感じに氷像を彫ってほしいってのが指名で来ることがあるよ。

黒檀くん曰くかなり報酬がおいしいらしいから、受けられる人は受けてあげてね。

わたしはスキルがなかったから彫られてるの見てただけなんだけど、砂漠の砂色の中に青みのある氷の氷像ってなんだか不思議な感じがしたよ。

その時に滞在してる星降人によっても全然違う像になってるから、気になる人はぜひ見てね。


つ 長い桟橋の先端、船の止まっていないその桟橋の行き止まりに座っている藤色の髪の誰かの後ろ姿、おそらく肩よりも長いと思われる髪が海風に遊ばれて舞い上がっている


あの、この写真恥ずかしいんだけど~?

黒檀くん、前回の紹介写真を撮った後にわたしが桟橋に座って遊んでたとこ後ろから撮ってたみたいで、たまにはサービスショットとして上げとけって脅されたんだよね……。

わたしが写ってる写真とか基本いらなくない……? サービスにもならんと思うけどなぁ……。

アンデウーロは任務よりも依頼が多かったし、次は任務が多かった場所を紹介していくね。

それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。

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