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御伽噺戦争・VR旅行記五十二回目

やあ、こんにちは。御伽噺戦争(メルヒェン・クリーク)・VR(メルクリVR)の旅行記の五十二回目だよ。


つ 地平線の砂漠の向こうに真っ青な青空が広がる、その地平線の向こうに小さく船が見えた


今回も砂漠の街を紹介していくよ。


つ 雑な地図、砂漠の西端、その南部に細長い丸があり、ココ! とある、その丸の南端と同じくらいの位置から東側にイックリーパと記載されている


ここがサンドリオンの唯一の港、「アンデウーロ」だよ。

とはいっても、サンドリオンは東の分については基本的に自家生産で賄ってるから、この港は西の砂漠内での流通に関わるんだよね。


つ 沖合遠くまで伸びる木製の桟橋、その桟橋の先端に係留されている大きな帆船

つ 等間隔に沖遠くまで伸びる桟橋がいくつも並んでいる光景、いくつかの先端には船が係留されている


アンデウーロの波止場はこんな感じ。

アンデウーロもそうなんだけど、サンドリオンの海って砂浜しかないんだよね。

砂浜しかないって、実は港を作るにはちょっとうれしくないんだ。

っていうのも、砂浜ってみんな思い浮かべてもらうとわかるけど、水深が浅い。

水深が浅いのが何か関係する? って思うんだけど、めっちゃ関係するんだよね。

っていうのも、船って、水の上に出てる部分が多いけど、水の中に沈んでる部分も多いんだよ。


つ 雑な図解、一隻の簡単な船の図、その下部と上部を分けるように水色の波線が引かれ、波線横に「ここから下は水の中」とある


氷山の一角って言葉があるんだけど、それと一緒で、船って思ったよりも水の中に存在してる部分が大きいんだ。

たまにさ、船舶事故で「座礁」って聞いたことない?


つ 雑な図解、一隻の簡単な船の図、その水の中にある部分の船底に岩がぶつかっている、そこにはびっくりしたようなマークと汗のようなマークがある


水の中にある船のそこにさ、岩とか砂浜とかに乗り上げちゃうと、船はそれ以上動けなくなっちゃうんだよね。

この状態を「座礁」って言って、まあ、場合によっては全く航行できなくなっちゃうんだ。

で、砂浜がうれしくないってのはこれね。港としてやっていくには、船が砂浜の浅瀬に乗り上げて座礁しちゃうのはよくない。

砂浜ならまだましだけど、一回乗り上げちゃうともう一度海に出るにはすごい労力がいるし、場合によっては座礁によって浸水が始まることもある。

だから、港って基本的に砂浜じゃなくて、水深が深めのところに作るものなんだよね。

でも、サンドリオンの海はどこにもそんな水深の深いところがない。

だから、船を止めて置けるだけの水深のある場所までずーっと桟橋を伸ばして、やっとこの町は港として機能してるんだ。


つ 長い桟橋の先に係留された船からものが運び出され、その長い桟橋を荷物を運んでいる人々の様子が切り取られている

つ 船から大きな荷物を運び卸す人々の姿、写真からでも喧々囂々(けんけんごうごう)とした喧噪が感じられそうな活気のある様子が見て取れる


陸地から遠いから、すごい荷物を運ぶのも大変だけど、それでも浅瀬に船を乗り上げさせるよりよっぽど労力が少ないんだよ。

アンデウーロではこういうに運びがすごく多いから、この系統の依頼は結構多いんだ。

それなりに高額で依頼が出てることも多いから、サンドリオンの砂漠に出れるけど、金銭面で困ってる人がいたらアンデウーロはそこそこ稼げるんじゃないかな。

そこまでの技術は必要ないから安心してね。


つ おそらく桟橋の先端から陸地を向いて撮影したと思われる写真、海近くは砂岩でできた家屋が、その奥地にはおそらくヤシなどの木で作られたと思われる家屋が見え隠れしている


ちなみに町はこんな感じだよ。

いや、こうしてみてみると、この桟橋めちゃくちゃ長いんだよ。

わたし、この写真を撮りたくて船の停泊予定がない桟橋の先端まで来たけど、ここまで来るのに三十分くらいかかるからかなり長いよ……。


つ おそらく桟橋の先端から撮られた海の写真、水平線がパノラマに広がり、海の濃い青と抜けるような空の青の切れ目が美しい、端に見切れる右手ピース


この桟橋の先端まで来ると、結構海風が強いから気を付けてほしいんだけど、でも一度来てみてほしいな。

潮のにおいもだけど、パノラマに広がる青い海の中から眺めるって、想像してたよりもすごかったよ。

海自体はほかの国の港でも見れるけど、この海の真ん中って感じはアンデウーロ特有じゃないかな。

次はアンデウーロの町中について紹介するね。

それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。

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