御伽噺戦争・VR旅行記四十八回目
やあ、こんにちは。御伽噺戦争・VR(メルクリVR)の旅行記の四十八回目だよ。
つ 一帯が真っ黒く染まった、やけに不気味な枯れ木がうっそうとしている場所、地面もなにかおぞましさを感じさせる黒さ
今回は前回に続いて「スカピノの守護」の南北について紹介していきたいと思うよ。
ところで、前回わたし、東西の壁の名前について書いてないね?
まだ匿名感想アプリを見てないから突っ込みが入ってるかはわからないけど、ひまわりくんから「名前書いて無くない?」って突っ込まれたので、書いておくね。
東の壁が「ノンルヴァ」、西の壁が「リヴァリュシェイオン」だよ。
わたしも今読み返して書いてなかったのに気づいたよ、ほんと、たまに抜けちゃうね……。
あ、忘れないうちに南北の名前を書いておくね。
北の枯地が「テューラ」、南の小壁が「クロ・シーオ」だよ。
とはいえ、基本的にサンドリオンの住人は東西南北の○○って呼ぶから、固有名詞で呼ぶ人はめったにいないけどね。
地図上は上の通りの固有名詞しか記載されないから、ちょっと混乱するよね。
つ 最初の写真と同じく黒い地面と黒く枯れた木々、空気がよどんでいるのか、かすかに青いはずの空がくすんでいるように見える
つ 枯れ木の拡大写真、まるで燃えた後の木炭のように黒いが、どう見ても燃えた後ではないように見える
つ おそましさを感じさせる黒い地面、おそらくもとは枯れ木にあった葉が大量に落ちているが、その葉も不気味なほどに真っ黒だ
まずは北の枯地ね。
まあ、写真の通りすごく不気味な場所になるよ。
サンドリオンの歴史については何度か書いたけど、この場所は水源汚染の最大の被害地……かな?
この北の枯地はね、元々は水のきれいな小さな池が多数ある場所だったんだって。
写真を撮った場所からだとあんまり見えないけど、百を超える池があって、その池を囲むように広葉樹が生えてたんだそうだよ。
でも、例の水源汚染の時にここも汚染され……首都とか、人の集落がある場所の対応を優先していたために、この場所の汚染はどんどん進んでしまったんだ。
サンドリオンの人々が気づいたときには、汚染はもうどうしようもないところまで進んでしまっていた。
美しかったみずみずしい緑と水色の空間は、おぞましさを感じさせる黒に染まってしまった。
生えてる木は、実際には枯れてるわけじゃないんだ。
枯れていないけど、植物としては変質してしまっていて、生物に悪影響を及ぼすようになってしまっているそうだよ。
実際、わたしも黒檀くんも、この北の枯地に近づいたら嫌な感覚に襲われたよ。
背筋がぞわぞわしてね、真綿でゆっくりと首を絞められるみたいなかすかな息苦しさもあるし、何をしたわけじゃないんだけど吐き気もこみあげてきたんだよ。
この場所はね、そういう、生物に対して影響を与えるような場所になってしまったんだそうだよ。
住人はおろか、比較的屈強な星降人でも影響が出るほどにね。
おかげで、この北の枯地は天然の要塞状態なんだ。まあ、サンドリオンの住人が誤って入ってしまわないように巡回はされてるけどね。
つ 草原の中に突如現れた、若干粗末な、さほど高さのない壁、周囲とそぐわないその景色に違和感が募る
つ 壁の接写、東西の壁と同じく白い色をしているが、よく見れば歯車や鉄パイプがいたるところに存在している
続いて南の小壁だよ。
とはいっても、こう、見た通りなんだよね。
わたしとしては「なんで作った????」って感じなんだけど。
っていうのも、この小壁って「小壁」って言われるくらい小さいんだよね。
つ 上と同じ壁の写真、壁の前にエベーヌスが立っているが、先日の東西の壁と異なり、壁の高さはエベーヌスよりも一メートル程度の高さしかない
見たとおり、人間と比べてもそんなに高くないんだよねぇ。
あ、黒檀くんに聞いたらアバターの身長公開OKらしいから書くけど、黒檀くんは百七十九センチね。
つまり、三メートルくらいしか高さがないんだよね、この壁。
東西の壁はさ、絶対乗り越えるの無理でしょ??? っていうくらいの高さなのにね。
厚みも全然違うし、前回の地図見てもらったらわかるけど、壁の幅もね。
首都の直径よりも幅がないし、何ならカシューテとこの壁の間に結構大きな隙間があるから、南からは入りたい放題じゃない??? って感じ。
まあ、実際にはそうでもないけど、正直この南の小壁は何のために作ったのかって疑問がわく場所だよ。
今のところ、南の小壁は国家任務どころか、任意任務にも、ギルドからの依頼にも一切関わってこない場所らしいんだ。
黒檀くんも今回わたしが紹介するってなってから南の小壁について知ったくらいだから、あんまり知られてない場所みたい。
若干怪しいよねぇ。
もしかすると、スネドゥロニジェンみたいに何かあるのかも?
もし情報持ってる人がいたら匿名感想アプリから教えてくれると嬉しいよ。
つ ヌル・リュエヌの遠景写真、その背後にはかすかに黒い何かが写っている、端に見切れる右手ピース
ということで、「スカピノの守護」の四方全箇所についての紹介だったよ。
東西は貢献度必要だけど、南北は今のところ貢献度不要だから、気になる読者がいたら実際に行ってみてほしいけど、北は気を付けてね。
そろそろ匿名感想アプリのメッセージもたまってきたから、次は匿名感想アプリの返信を書く予定だけど、その次からはちょっと砂漠の方を紹介する予定でいるよ。
一回休みを挟むから、砂漠会が気になる人はもう少し待ってね。
それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。




