御伽噺戦争・VR旅行記四十四回目
やあ、こんにちは。御伽噺戦争・VR(メルクリVR)の旅行記の四十四回目だよ。
つ 時計や歯車が目立つ天辺が見えないほど高い塔、それが三つある
今回も引き続き首都の「ヌル・リュエヌ」の紹介をしていくよ。
まず、ヌル・リュエヌはほかの国の首都とちょっと違って、「三塔」っていうのがあるんだ。
この三塔がサンドリオンの様々なことを取り扱ってて、国としての何かを行う場合の会議とか、国に申請しなきゃいけないこととか、全部この三塔でできるよ。
つ 建物幅よりも大きな時計が目立つスチームパンクな雰囲気の高塔
まず、とにかくおっきい時計が目立つ塔が三塔の一つ、「時計塔」だよ。
名前の由来は、そのまんまこのおっきい時計が目立つからだって。
つ 鉄パイプや歯車が目立つ屋内、吹き抜けかのように高い天井
つ パーテーションで区切られたスペースがいくつもある、その中で複数人が席について何か話し合っている様子
時計塔はね、職業ギルド三つが全部入ってる建物だよ。
職業ギルドはそれぞれ上下の二フロア分ずつを占有していて、一階はその案内や打合せなどを行う会議スペースになってるんだ。
二階と三階が「傭兵」ギルド、四階と五階が「冒険者」ギルド、六階と七階が「生産者」ギルドになってるよ。
ちなみに、地下にも二フロア分の空間があって、この空間は闘技場になってるよ。
闘技場? って思うかもしれないけど、サンドリオンは「傭兵稼業」もやってる関係で、現地の住人は稼ぐために傭兵になろうとする人も少なくないんだ。
でも、傭兵「稼業」でしょ。
実力のない人を国としても傭兵として派遣もできない。
だから、この闘技場で実力を試すんだって。
プレイヤーもギルドに申請したら使えるから、スキルの試し打ちとか、対人練習とかで使ってる人もいるみたいだよ。
つ いくつもの歯車が大量に壁面を覆ってる高塔、よくみれば歯車の後ろに鉄パイプがいくつも通っているのが見える
続いて、この歯車が目立つのが「監査塔」だよ。
この塔が「監査」って名前がついてるのは、この塔の役割が理由なんだよね。
つ 鉄パイプが目立つ屋内、謎の機械も複数あるが、奥には受付のようなものがある
この監査塔、名前のイメージ通り、いわゆるお役所的な業務が全部入ってる建物なんだ。
サンドリオンに申請を出すものとかはこの監査塔で全部やるんだよ。
で、その申請の内容を「監査」する場所ってことで「監査塔」って名前になったんだって。
あと、サンドリオンの女皇陛下と謁見をするときは、この監査塔の最上階にある謁見室で行われるよ。
その謁見申請もこの監査塔でできるから、謁見したかったら監査塔で申請してね。
基本的に女皇陛下は謁見を断られることはないけど、逆にそうだから、基本申請順に行われるから、数か月くらい待ち時間あるから気を付けてね。
わたしはまだ女皇陛下にお会いしたことないんだけど、めっちゃ美人らしいよ。
つ 細くしゅっとしたガラス張りの超高層ビル、しかしところどころに歯車や鉄パイプが見える
三塔の最後は、このちょっと不可思議な建物、「監視塔」だよ。
若干物々しい名前なんだけど、この「監視塔」は現サンドリオンの女皇「シェネエレラ・サンドリオン」陛下の住居だよ。
女皇陛下とその側近が住んでる建物なんだ。
何で「監視」? って思うかもしれないけど、元々この高塔はそのガラス張りのその姿から「ガラス塔」とか「光塔」とか呼ばれてたんだけど、そのガラスの向こうで動く女皇陛下の側近たちが街を見下ろす様子から、「まるで監視されているようだ」という話が出て、それを聞いた女皇が面白がって「じゃあ監視塔だな」って言って「監視塔」になったらしいよ。
とはいっても、ガラス張りの外壁から見えるのはその裏にある壁だけで、各フロアの外廊下だけなんだよね。
で、この監視塔は女皇陛下の側近以外は一切の人間の立ち入り禁止です。
黒檀くんもこの監視塔には入れません。
まあ、女皇陛下のお家って考えたら、そらそうだよねって感じかな。
たぶん今のところ入れるプレイヤーはいないんじゃないかな。
女皇陛下の側近になれば入れるんだろうけど、女皇陛下の側近って文字通りかなりの狭き門だから、たぶん無理そうだね。
つ 一番最初と同じく天辺が見えない三塔の写真、位置や角度も同じだが、時間帯が異なるため情緒感が大分違う、端に見切れる右手ピース
ということで、ヌル・リュエヌで知っておいた方がいい三塔の紹介でした。
監視塔以外は他国所属でも問題なく入れるし、結構フロアごとに雰囲気が違ってたりするから面白いよ。
気になる人はぜひ見に行ってみてね。
次はこの三塔がらみの国家任務や任に任務について紹介していこうと思うよ。
結構重要な任務のことも紹介するから、サンドリオンにこれから来ようと思う人は次回は必見かな。
それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。




