御伽噺戦争・VR旅行記四十三回目
やあ、こんにちは。御伽噺戦争・VR(メルクリVR)の旅行記の四十三回目だよ。
つ ファンタジーな世界に違和感を掻き立てるメカニカルな城壁と、その奥に聳えるやけに金属チックな塔には歯車がいくつもくっついている
サンドリオンをどんどん紹介していくよ。
さて、今回はひとまず首都の紹介をしていこうと思うよ。
つ 歯車と金属製の大きな門、門の両脇にはいつでも発砲できる状態の魔銃を携えた兵士が立っている
つ 兵士の前に人が並び入国審査を受けている様子、兵士の服装はどことなくスチームパンクのような雰囲気を感じる
サンドリオンの首都は「ヌル・リュエヌ」。
初期転送位置の集落からは想像の付かない、ほんとに剣と魔法の世界ですか? って感じのスチームパンクと近未来SFっぽさが混じった街になってます。
つ 門から入ったところと思わしき写真、空中に鉄筋の橋がいくつも架けられ、鉄パイプが合体したような建物や、高層ビルのようなものがそこかしこにそびえている
つ 上の写真のような建物の中でも目立つ、おそらく城壁の外からでも見えていた塔は見上げても見上げきれない、大きな歯車がいくつも装飾され、それと同期するように鉄パイプなども接続されているように見える
つ 上の写真と同じような見上げきれない塔、その中心部に塔の幅よりも大きな歯車だらけのアナログ時計がある
いや、あの、わたしも唖然としてたんだけどさ。
メルクリ時代、サンドリオンってこんなんだった????
ちょっと真剣にわたしの記憶違いかと思って、過去作のコンシューマと攻略本と副読本と設定資料集と、とにかく現時点でわたしの手元に残ってる情報を全部総ざらいしてきたよ。
いや、総ざらいしたんだけど、想像以上にサンドリオンの情報が載ってなかったことに気づいたわ。
コンシューマ時代の本とかゲームとか、とにかくその辺で語られてるサンドリオンって
・食糧生産量がほか五大か国よりもかなり低い
・傭兵産業と武器生産産業で現在は成り立っている
・国土は広いが、その半分以上は砂漠化している
・一部国家とは国交断絶状態にあり、以前トレディシェンにあった小国を蹂躙し滅亡させている
・首都の人口密度えぐい
くらいしかなかったんだよ。
このデータ量、たぶん制作会社側が意図して情報絞ってたっぽいなって感じたね。
だってさ、レッドキャップが所属国で進むとはいえ、コンシューマ版の仲間キャラにはサンドリオンで傭兵稼業やってたキャラだって少なくなかったんだ。
でも、このキャラたちは「故郷であるサンドリオンについては一切話さない」んだ。
唯一、ウェネタスカってキャラが「きっと、キミは故国の首都を見たらびっくりするだろうね」っていう一言が、ウェネタスカの好感度を上げてあげてウェネタスカエンドまで行って、エピローグで初めて出てくるサンドリオンの話だっていえばわかる?
一応、魔銃とか、機械系のアイテムはフレーバーテキストに「サンドリオン製」って文字はちらついてたけどね。
いやぁ、遠目でやべぇなとは思ってたんだけど、中に入ってなおやべぇ感がしたよね。
どういう構造かわかんないけど、あのでっかい塔にくっついてる歯車とか、ちゃんと動いてるんだよね。
あと、ところどころではみ出てる鉄パイプからは煙が出てることもある。
タイミング悪いとめっちゃ煙たい……。
わたし、うかつにもすげーってなって近づいちゃって、もろに鉄パイプから出てきた煙浴びて咳き込んじゃったよ。
読者も観光してる最中に近くに鉄パイプがあったら、煙に注意してね。
あの煙浴びて、わたしは小一時間ほど「沈黙」の状態異常を食らいました!
(黒檀くんが呆れた顔しながら回復してくれたけど、ヌル・リュエヌに来たばっかりの人はよくやるらしいよ)
つ セピア調の強い屋内、鉄枠の大きな窓がいくつも並び、その近くには用途の分からない機械と思わしき物体が鎮座している
つ 上と同じ部屋と思わしき屋内、デスクがいくつもあるが、その上に電話のようなものが鎮座しており、室内を鉄パイプと歯車が彩っている
屋内もこんな感じみたい。
わたし、どうしても自然な風景とかに気を取られちゃって、いわゆるスチームパンクとか、近未来系のSFとか、そっち方面のVRゲームを旅行先に選んだことなかったんだけど、こうしてみるとすごいよね。
メルクリVRももう折り返しまで来てるから、次の旅行先はそっち方面でもいいかな~って思っちゃった。
つ 上と同じ部屋と思わしき屋内、電話機を持ち上げている住民の姿と端に見切れる右手ピース
初期転送先の集落との差にビビる回でした。
いやほんと、わたしここで何すればいいんだろってめちゃくちゃビビったからね。
街の雰囲気はもう伝わったと思うから、次回はもう少しここは見ておくべきスポットとかを紹介していきたいと思うよ。
それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。




