御伽噺戦争・VR旅行記四十一回目
やあ、こんにちは。御伽噺戦争・VR(メルクリVR)の旅行記の四十一回目だよ。
つ 氷樹の森の拓けた場所、木漏れ日が差し込んでいるそこに、よく見ると何か薄水色のドアがある
紹介したいところは全部紹介し終わったからスネドゥロニジェンを出ようかなと思ったんだけど、運営から特殊マップの紹介許可が出たので、これを紹介して次の国に行くね!
第三十五回で紹介したとおり、氷樹の森の中から行くことができる場所なんだ。
国家任務の条件がそろってないとそもここにたどり着けないから、たどり着けたらそのままアシストされるままに行動してね。
そうすると、ここに行けるよ。
つ かなりの広さと思われる空間、天井の上は空ではなく暗い青が広がり、周辺には様々な畑や建物がある
つ 天井の写真、よく見ると暗い青は水であることがわかる
つ 建物は氷ではなく丸太で作られている、形はスネドゥロニジェンの家屋よりもログハウスに近い作りをしている
つ 畑には様々な植物が植わっているが、比較的穀物が多いように見える
スペリオーザス湖の地下に存在する、地下街なんだよね。
氷の湖の紹介をしたときに、スネドゥロニジェンに併合されたときに領主の館を調べても住民がいた形跡見つからなかったって説明したよね。
その理由がここなんだ。
併合前のスペリオーザスは、氷の湖から少ない魚を取ることで納税を賄っていたんだ。
だけど、ある年魚が一切取れなくなった。トゥオネラ時代は納税の遅れはその土地の人間全員の死を意味する。
それに悩んだ当時の領主は、流れの魔術師からとあるものを譲り受けた。
これが、地下街と氷樹の森をつないでる、ぼんやり見えてた薄水色のドアね。
この薄水色のドアを使って、当時の領主はスペリオーザス湖の中に街を作った。
これはね、氷の湖がめちゃくちゃ深かったからできたことなんだよね。
スペリオーザス地下街はね、当時の領民の子孫がずっとここで農業をやってるんだ。
だけど、第九代目ゲルディアル陛下の時代に地下街との交流が断絶。
そのせいでスネドゥロニジェンが今まで得ていた農作物の一切が入ってこなくなり、食料を他国からの輸入に頼ることになった。
スペリオーザス地下街は地下街で、生活が街の中で完結しちゃってるもんだから、わざわざ地上とやり取りする必要はないってことで引きこもってたんだって。
当初、この街に入れなくて国家任務を経由して入れるようになるのはそれが理由だったみたい。
スネドゥロニジェンの住民はどうしても受け入れてもらえなかったみたいで、わたしたちプレイヤーは所属していても他所人でしょ?
それがよかったらしいね。
紹介後に大分人が増えたから、もういいでしょうってことで交流断絶は緩和していく方向らしいよ。
つ 透き通る氷のような水色の髪の男と、皺の多いがすっくと伸びた背筋の老爺が握手をしている
ということで、本邦初公開? の、第十代目スネドゥロニジェン国王、アレクセイ・ゲルディアル陛下です。
陛下は水色の髪の方ね。
おじいさんは地下街の取りまとめ役。
なんか、こう、わたしもよくわかんないんだけどね、一番最初に地下街とやり取りをしたプレイヤーってことで顔合わせのセッティングさせられました!!
せめて水仙ちゃんに言ってほしかったよ、わたしはワルキュレアの所属です!!!
まあ、依頼の時に聞いたんだけど、アレクセイ・ゲルディアル陛下は地下街との交流を回復させたかったみたいなんだけど、お父上の第九代目スネドゥロニジェン国王がやらかしたことだったから、地下街の人を刺激しないように半隠居してたんだって。
もちろん、スネドゥロニジェン国王としての仕事はしてたけど、国内ではアザールラの宮殿からの姿を消して。
で、今回交流の再開に伴って、今後は普通にアザールラの宮殿で仕事をするそうだから、謁見申請出したら内容によっては受けてくれるって言ってたよ。
つ アザールラにあるゲルド宮殿の前に照れたようにそっぽを向いているナルツィアと端に見切れる右手ピース
ということで、短かったけどスネドゥロニジェンの紹介でした。
ほぼ雪と氷でできている世界は現実じゃ絶対に無理だから、わたしはすごく楽しく旅ができたよ。
大半は紹介したけど、百パーセント全部を紹介してるわけじゃないから、読者の中でスネドゥロニジェンを旅する人は、わたしが紹介できなかったものも含めて楽しんでほしいな。
それで、次回からは次の国なんだけど、匿名感想アプリで確認したところ、「サンドリオン」のほうが多かったみたいだから、次回からは「皇国サンドリオン」を旅行していくよ。
残るはサンドリオンとブルー・バードの二か国で、この二か国が終わったらまた新しい旅行先を探さなきゃいけないんだけど、メルクリVRより興味が引かれる旅行先がまだ見つかってないんだよね。
もしおすすめの旅行先があったら教えてもらえると嬉しいな。
それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。




