御伽噺戦争・VR旅行記三十九回目
やあ、こんにちは。御伽噺戦争・VR(メルクリVR)の旅行記の三十九回目だよ。
つ 遠くに白い山々が聳える遠景写真、かなりの高山なのか山頂は雲で隠れて見えない
前回予告したとおり、ワルキュレアの国境砦の紹介をした第十一回目で、スネドゥロニジェンとの国境は砦を出たとたんに森と「断罪の崖」があるって書いたよね。
その、スネドゥロニジェン側からの紹介を進めていくよ。
「断罪の崖」自体については、余裕があれば今回、余裕がなかったら次回紹介するね。
つ 真っ白い雪山の動画、しんしんと降る雪が音を飲み込んでしまったのか、キンと耳が痛くなりそうなほどの無音が続く、一分ほどの動画
すっごい雪だよね。
この「レオディオル山脈」は年中雪が降ってるんだ。
上の動画の時は比較的少ない日なんだけど、場合によっては猛吹雪の場合もあるから、山脈に入る前に必ずふもとで天候の確認をしてね。
つ 氷の丸太で作られたログハウス、煙突からもくもくと煙が立ち上っている
つ 雑な地図、首都の南東に斜線が引かれ、山脈と記され、山脈の中央あたりに小さな丸がある
地図の場所が山脈に入れる入り口にある場所だよ。
つ 雑な地図、上の地図よりも山脈を拡大し、丸のある位置から東西南に青い線が引かれている
この山脈、山道がこんな感じで管理小屋のあるふもと近くからしかないんだ。
ここ以外は、それこそ世界の高山を登るアルピニストでもない限りたぶん無理じゃない?
ふもとの管理小屋に行くと、入山管理されるんだけど、それが嫌で山道以外から山脈に入って行方不明になる人も少なくないみたい。
ちなみに、入山管理で入山申請してない限り、捜索とかもしてもらえないし、逆に入山申請してない人の捜索依頼を受けたら犯罪者扱いされるから気を付けてね。
つ 氷の丸太のログハウスの入り口近くの写真、出入り口の扉の横に、受付窓口のような小さな窓がある
つ 上の小さな窓が開き、中から壮年の男性が顔を見せている
つ ログハウスのドアの写真、ドアに本日の天候と入山申請受付可能時間の記載がある
ここが入山申請の窓口ね。
基本住み込みの管理人さんがいるんだけど、ドアの張り紙の通り、入山申請を受付してくれてる時間帯は決まってるよ。
この張り紙に毎日の山脈の天候が記載されてるから、必ず確認してね。
天候が「猛吹雪」とか「吹雪」とかだと入山申請が拒否される場合もあるから、申請前に必ず確認してからね。
つ 何かの用紙、一番上に大きく「入山申請申込書」とあり、様々な項目がある
これが入山申請の申込書ね。
入力は普通にペンでの手書きもできるし、記入欄の空白部分をダブルタップしたら入力用の光学キーボードが出るからそれで入力してね。
この時、同行者人数とか、入山目的、今までの入山回数とかの記入欄があるからそこも忘れず記入してね。
今までの入山回数はわかんなくなったら有無を書けば最悪OKだけど、同行者人数と入山目的は必須だから。
あと、わかるなら入山期間も書いておいてね。
この期間を過ぎても戻ってこないようなら捜索隊が組まれるから。
つ ログハウスの中と思わしき屋内、ストックや大きなリュック、テントと思わしき布の塊、ほか雪山登山に必要そうなグッズが大量にある
第十一回でもちらっと書いたし、スネドゥロニジェンに入ってからも何度か書いてるけど、メルクリVRはかなりリアルな世界になってる。
緩やかでも逆三角のような反った崖を登るのはリアル技術が必須だし、ちゃんと準備しないと寒冷の状態異常にもなる。
レオディオル山脈に登るにはそれなりの準備が必要になるんだ。
必要な装備はアザールラでも手に入るんだけど、もし忘れたり、天候によっては準備していたものでは不足するようなことがあったら、管理小屋で相談してね。
写真の通り、管理小屋でも少しは装備の提供が可能だからね。
ストックなんかは想像つかないから、大体の人が準備してこないものだし、ちょくちょく曲がって使えなくなっちゃうしね。
一部はレンタルも可能だけど、破損率の高いもの、消耗品なんかは完全買い取りになるからさ。
……まあ、ここで装備の提供はあるけど、アザールラで入手するよりも五割り増しくらいに値段上がってるから、金銭的に厳しい人はアザールラで過不足なく準備してきた方が安全かな。
普通に考えればここまでの輸送費もかかってるからね、ちょっとお高くても仕方ないよね。
つ 管理小屋の横に均された山道がある、大分登ったところで左右に分かれ、さらに山脈の奥へと続いている
実際の入り口はここね。
ここから行き先に沿って東西に分かれて登っていくよ。
南方に行く場合は、一回東西のどっちかに登って、そこから南下する感じだね。
つ 管理小屋の前でぶくぶくに着ぶくれたナルツィアが難しい顔で張り紙を見ている、端に見切れる右手ピース
ということで、レオディオル山脈に入る前の注意事項でした。
思ったより書いておかなきゃいけないこと多かったね……。
とはいえ、入山申請だけなら普通に貢献度も必要ないんだけど、この山脈は「断罪の崖」がある影響で比較的スネドゥロニジェン国内でもきつめに監視されてるとこなんだ。
若干窮屈かもしれないけど我慢してね。
次回は山脈内の、いわゆる入山目的として書きやすい場所について紹介するね。
それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。




