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御伽噺戦争・VR旅行記二十七回目

やあ、こんにちは。御伽噺戦争(メルヒェン・クリーク)・VR(メルクリVR)の旅行記の二十七回目だよ。


つ 高低のある山肌に沿うように崩れ落ちている廃墟群


前回に引き続き、「天空の都(ユーラカリル)」跡地、ユーラカリル廃墟群を紹介していくよ。

今回は廃墟メインだから、廃墟好きさんは必見かな。

逆に、廃墟が苦手、廃墟が怖い人はごめんね。


つ おそらく門と思われる崩れた建造物、門アーチの部分は完全になく、片側の土台は完全に崩れて基礎だけになっている

つ 同じような門の跡地、こちらは土台部分しか残っていない

つ 同じような門の跡地、支えになる部分の片方は崩れ壊れており、もう片方から中途半端なアーチ部分が残っている


前回紹介した道順で行くと、蛇行してる道なりでこの門に出会えるよ。

ただ、この門はどういうわけか下から見ても上から見ても見つからなくて、山道を進んでる時にしか見えないんだ。

貼った写真以外にもまだまだ門はあったけど、大体写真みたいな感じだったかな。

なんていうか、違う世界へ足を踏み入れる感じがしてゾクゾクしたよ。こう、千本鳥居をくぐってる感じが近いかな。招かれてるっていうか。


つ 細長い石造りの塔、何かに砲撃でもされたのか、塔の上部中央に大きな穴が開いており、いつ崩れてもおかしくない

つ 上と似たような細長い塔だが、こちらは上部が完全に崩れさっている

つ 少し遠景の写真、上の二つの塔が少し離れた位置に建っており、その間は石畳で整備されている

つ 崩れた塔の内部写真、何もかもががれきに押しつぶされて何のための施設だったかわからない


門のアーチを潜り抜けていった先に、この塔があるんだ。

この塔が何のためにあったのかは、もうわからない。

一応内部も見たんだけど、写真の通り全部壊れてたんだよね。

何の施設だったんだろう、って想像しても全然わからないけどね。

ただ、あの塔にあいた穴から、何者かの攻撃を受けたんじゃないかっていうのがわたしとひまわり(イリアンサ)君の共通の見解かな。


つ 大きな骨組みだけになった建物、屋根部分は抜け落ち、骨だけになっている、壁ももろく崩れ、土台近くに散らばっている

つ 同じく大きな骨組みだけになった建物、こちらは屋根に当たる部分から何かがぶら下がっている、複数回建てだったのか、中途階の床も崩れている様子が見える

つ 上二枚と異なり、こちらも屋根が崩れてはいるが壁は一部残っている、何か外側から衝撃を受けたように、内側に湾曲している


こう、崩れてるのはわかるんだけど、一番最後の写真見たく、よく見ると外から内に向かって強い衝撃を受けた形跡、いくつもあるんだよね。

骨組みだけの廃墟も、よく見れば崩れてないのが不思議なくらいに骨が歪んでたりするんだ。

今のところ、どの建物の中をのぞいても、文化に関わるようなものを確認することができないから、何があったのかはわからないんだ。

フレードリットにも、「黒い森の乙女(ジュフアブダルゲン)教」にも、ユーラカリルとやり取りしてた記録自体は残ってないし、天の民(ユーラル)の絵画が正しければ、ユーラカリルに文字は発展していないと思われるから、文書などでも残っていない。

と考えられてる。

だから、もしユーラカリル廃墟群から何か見つけて持ち帰れたら、歴史的発見になるってさ。

あ、見つけたら必ず「黒い森の乙女教」に連絡してね。ここ、レッドキャップの敷地内だからね。着服したら大変なことになるよ。


つ ひときわ高い場所にたたずむ、ぱっと見荘厳な神殿のような建物、今も使われていそうなほどきれいだが、よく見るとところどころがかけていることがわかる

つ 上の建物をもっと近くから撮った写真、荘厳さは消えていないが、壁の一部の石レンガが抜き取られ、ボロボロになっていることが見て取れる

つ 基礎土台近くに捨てられた石レンガ、壁の石レンガも捨てられた石レンガも、ともに一つ一つに細かい彫刻が施されている


ユーラカリル廃墟群の中で一番高いところ、山頂にあるのが、この建物だよ。


つ 先の建物の内部と思われる石レンガの廊下、どこも破壊された形跡はないが、どことなく薄暗い

つ 開けたホールのような空間、天井から一筋の光が差し込んでいる

つ ホール内の写真、ホール中央は少しだけ掘り下げられ、その床に何かが彫り込まれているのが見て取れる

つ ホール内の写真、天井は吹き抜けのように高く、そこにはもともとガラスがあったのか天窓があり、光が差し込んでいる

つ ホール全体の写真、床と天井がへこんでいることから、ホール自体は楕円のような形になっていることがわかる


ユーラカリル廃墟群の中で唯一崩れてない建物がこの建物なんだ。

この建物は入り口とホールをつなぐ廊下と、ホールのみしかない建物だったんだ。

この建物がどういう用途で使われていたのかはわからないんだけど、ここだけ他よりも石レンガ一つ一つに彫刻されてるとか、手のかかり方が全然違うんだよね。

文化的な資料が何も残ってないから、この建物が何なのかはわからないんだけど、たぶん大切な建物だったんじゃないかな。

っていうのも、この建物だけ崩れてないってのもそうだけど、攻撃を受けた形跡がないんだよね。

もちろん、打ち捨てられて長いから一部外側の装飾用石レンガが落ちてはいたけど、それ以外では崩れてる部分がないんだ。

下の建物ががっつり崩れてたのも考えると、この建物は攻撃から守られてきたんじゃないかな?


つ 蛇行の門以外の建物がすべて映るように角度を合わせたあおり写真、中央には謎なポーズをとっているイリアンサ、端に見切れる右手ピース


以上、謎の多いユーラカリル廃墟群の紹介でした。

本当に、ここについてなにかわかることがあれば、世界の歴史が変わるって言われるくらい謎が多い場所だから、もし登山できそうな人は頑張ってみてほしい。

ところで、この廃墟群でここが「死の都」って言われてる要因の一つが写真にあったけど、読者諸君は気づいたかな?

気づいた人も気づいて無い人も、少しでも美しい廃墟、ユーラカリル廃墟群をどうぞよろしくね!

それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。

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