御伽噺戦争・VR旅行記二十六回目
やあ、こんにちは。御伽噺戦争・VR(メルクリVR)の旅行記の二十六回目だよ。
つ 一面の雲の写真、足元の地面よりも下に雲があることから、かなりの標高とわかる
今回は予告通り、絶対に紹介しようと思ってたスポット最後のスポットを紹介するよ。
とはいえ、ここに来るのは大変だけどね。
あ、貢献度とかはなくても何とかなるよ。
ただ、ねぇ。上の写真を見てもらってもわかるけど、かなりキッツイ登山が必要になるよ。
つ 雑な地図、北端にフレードリットと記載され、その真南にかなりの範囲を丸で囲み、ココとある
つ かなり遠景の写真、山の山頂は雲で覆われていて全く見えない
つ 上と同じ場所方とったと思われる写真、雲がなく、上の写真で雲に隠れていた部分がかなり長さがあるのが見える、さらにそこに何か建造物のようなものがある
コンシューマユーザーでも、それなりにやりこんだ人しか知らないであろう場所。
ここは、フレードリットと南地域を隔てる超高山。
その山頂や近辺にはレッドキャップ建立前、魔術塔とおそらく同じ年代に建設されたのではないかといわれる異質な廃墟群が存在する。
「ユーラカリル」。もしくは「ユーラカリル廃墟群」。そう呼ばれている、不思議な場所だよ。
つ 魔術塔と雰囲気の似ている素材で作られた建物だったもの、何があったのか、基礎の土台近くを残してすべて崩れ壊れている
現VR版のプレイヤーも含めて読者の大半が知らないと思うから、ここのことを説明するね。
フレードリットの紹介の時に書いたけど、レッドキャップはフレードリットを興した「シャーリー・フレードリット」が「黒い森の乙女教」を立ち上げてから始まった。
つまり、ほかの国よりも随分と歴史が浅いんだ。
とはいえ、狂国トゥオネラ時代には存在していたから、数百年単位ではあるんだけどね。
レッドキャップが今あるこの大陸北西地域はね、砂漠の多いサンドリオンと雪深いトゥオネラ(今で言うスネドゥロニジェン)に挟まれた、生きるのが難しい土地だった。
二国や、もっと南のトレディシェンにほど近い場所からはその厳しさから流刑地扱いされてるくらいだったんだ。
その当時、さまざまな国の罪人や各国の気風に合わず追い出され、いくてもなくさまよった末に訪れた人など、さまざまな人種や集団があちこちに点在する地域だった。
その中でも、異質だったのはフレードリット南の険しい山だった。
入れば誰も帰れない、そう呼ばれるほどに行き来が難しい死の山。
「リルエプルーナ」山脈の中央、雲よりも高くそびえ立ったそこは、恐ろしい場所といわれていたけれど、同時にそこに住んでいるものもいるとひられていた。
「天の民」と呼ばれる彼らは、誰一人世の中を見る光を持たず、移動にはそのやせ細った足首から生えている光の翼を使ったといわれている。
この「天の民」は「リルエプルーナ」山脈の中央の最も高い山に住んでいるといわれていた。
彼らの住む地は、「天空の都」と呼ばれた。
フレードリットが町として興ったころには、この話はただの伝説として噂されるのみで誰も信じてはいなかった。
だって、あんな超高山に登って確かめられるものがいなかったのだ。
しかし、レッドキャップが建立し、聖都が水に沈んだ後、とある時代の教皇が自国の国土内の状況を調査するため、登山に鳴らした屈強な僧兵二十数名に依頼し、この山を攻略することになった。
彼らは時に酸欠に、時に悪天候に、時に強風にその身を襲われながらも、教皇の依頼をこなすために命を懸けた。
そうして、この場所にある廃墟群「ユーラカリル」が発見されたんだ。
この時点で、ユーラカリルはすでに廃墟であり、人の姿どころか生物すら存在しない、死の都だった。
っていうのが、コンシューマの……第三作目だっけな。
作戦の裏をかかれて、主人公と選んだ軍師と一人僧兵(それまでの好感度で変わる)がスネドゥロニジェンとの国境から這う這うの体で逃げたときに、僧兵が「こっちはだめです!」って言って山を登らないように誘導するんだよ。
そこで、「どうして?」を十回選択する(若干僧兵の好感度が減る)を選ぶと上の内容をもっと脱線しながら話してくれるよ。
つ しっかりとした額縁で保管されている絵画の写真、描かれているのは髪も肌も恐ろしいほどに白い人間だが、その目は閉ざされ、足は異様なほどに細い、足首から透き通る小さな羽が生えており、足先は地面についていない
第三作目の上の情報を僧兵から聞いた後、その章の終わりに教皇と話ができるんだ。
ここで、この話について聞くと上の写真の絵画を見せてもらえる。
あ、ここで掲載した写真は、ひまわり君経由で教皇さまに見せてもらった奴だよ。
ユーラカリル登山の後に聞いたら見せてくれたよ。
ひまわり君にユーラカリルの情報を流して先に聞いてもらったときは見せてくれなかったんだけどね。
今回はユーラカリルの情報を得るためのイベントがないから、実際に現地に行かないとダメみたい。
たださぁ。
つ 切り立った崖のような山道、一応道らしき道はある
つ あまりにも急斜面過ぎて登れるのか甚だ疑問に感じるくらいの傾斜の山道
こんなのをずっと上ってくんだよね。
わたしもひまわり君も何度か滑落したし、死ぬかと思ったよね。
わたしたち星降人は死んでも生き返れるけど、ここを住人たちが登ったのは……設定上だけだとしても、本当に尊敬するよ。
つ 雑な地図、ユーラカリルを真上から見た図で、北から蛇行した矢印が描かれている
ちなみに、ユーラカリルへの道順はこんな感じ。
南からは完全絶壁なうえに、張り出しててネズミ返しみたいになってるところが多いからおすすめしないよ。
そういうのを練習したいとかならいいかもだけど、どこもかしこも練習するには高すぎるからね。
だから、北のフレードリット方面から登るのをお勧めするよ。
とはいえ、先の写真の通りかなりの急傾斜なことが多いから、無理やり山頂方面を目指すより、蛇行部分の移動で少しでも登りやすいところに移動して登るのがいいよ。
あと、雲の上部分まで登るのに最低二日はかかるからそれを考えて準備をしてね。
つ おそらくユーラカリル廃墟群のある位置からの写真、足元に雲があり、その隙間から崩れ壊れた廃墟が見えている
本当は廃墟群の見どころも紹介しようと思ったんだけど、やっぱり説明が長くなってダメだったね。
なので、次回は廃墟群の中でも見どころスポットを紹介していこうと思うよ。
読者が全員来れるわけじゃないと思うから、なるべく写真を貼れるように頑張るね。
それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。




