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御伽噺戦争・VR旅行記十九回目(要貢献度)

やあ、こんにちは。御伽噺戦争(メルヒェン・クリーク)・VR(メルクリVR)の旅行記の十九回目だよ。


つ 遠景で撮られた細長い建物、石造りのように見える白いそれは、円柱を中央でねじったかのような不可思議な形をしている、よく見れば中央のねじれ部分に何か飛び出した部分がある


今回は「魔術塔」を紹介していくよ。

まず、そもそも魔術塔とは何ぞや? ってところから説明していくね。


つ 上と同じ建物の中央部分、ねじれて細くなっているその周囲に物理法則に逆らった浮いた円盤のように建造物がある


御伽噺戦争のコンシューマ時代から何度か言及されているものなんだけど、舞台となっているこの大陸には、大昔に高度な文明が栄えていたといわれている。

この「魔術塔」は、その文明の残したオーパーツ(その時代の文明などにそぐわない技術で作成されたもの)といわれてるんだ。

現存してるのはレッドキャップの南北の「魔術塔」だけだけど、大陸全土に同一と思わしき遺跡は残ってるよ。

(ワルキュレアにはないんだよね、ちょうど遺跡と遺跡の間に存在してるからさ)

この建物は、今現在でも理解できない技術で構造を保っていて、写真みたいに物理法則を考えるとあり得ない構造なんだよね。

貼った写真は「北の魔術塔」なんだけど、まず真ん中でねじれてるのに上の方の階も普通に状態を保ってるのは何? とか、ねじれ部分の周りのそれどうなってんの?? ってなるんだけど、この形で固まったかのように動かないんだ。

中央ねじれ周囲の部分、一応ねじれ部分から連絡通路が伸びてはいるんだけど、その通路も細くて数も五本しかないし、円盤みたいな部分の上下には支えがないこともわかってる。

それでも、あそこの部分はああやって浮いたままの状態が続いてる。

摩訶不思議な建物だよね。


で、この「魔術塔」なんだけど、名前の通り「魔術」を研究している研究機関なんだ。

御伽噺戦争がファンタジーだっていうのは周知の事実だと思うけど、この世界では「魔術」が存在してる。

ただ、この「魔術」、なんで使えるのかわからないんだ。

才能があれば使えるっていうけど、その才能ってどっから来てる? 血脈? 遺伝? ランダム? なんもわかってない。

使いたいと思って使えるようにもならないし、使いたいと思ってなくても使えるようになる。

魔術は戦争に有用だから徴兵の対象にもなる。国によっては、魔術がないと家を継げないとかそんなのもある世界だ。

その、「魔術」を少しでも解明して、規則性や法則性を探ろうとした。

それが「魔術塔」の始まりだ。


つ 石レンガでできた室内、魔法陣やら何やらがいっぱい壁に貼り付けられている、その中を走り回る白衣の人影が数人


中はこんな感じで、研究者が中に詰めてるよ。

魔術塔に詰めてるのは大半がレッドキャップの「黒い森の乙女(ジュフアブダルゲン)教」の信徒なんだけど、それ以外にも各国の魔術研究者もいるよ。


つ 先ほどと同じ室内、貼られた魔法陣を両手の指で示してにっこり笑う少女

つ 先ほどと似てるが異なる室内、壁は石レンガでそこに様々な道具が飾られている、杖が大量に飾られているのが見える

つ 先ほどと似てるが異なる室内、室内はほの暗く、中空に様々なサイズの宝石と思わしき石が浮いている


写真に写ってる人はこの魔術塔で研究をしてる研究者の一人だよ。

研究内容も、魔法陣などを研究する人、魔術の媒介になるものを研究する人、魔術を使うときに必要といわれる「魔術に必要な宝石」こと「魔石」を研究する人と様々だよ。

魔術に興味がある人は星降人でも受け入れしているそうだよ。


つ 魔術塔の浮遊している円盤状の建物を真下から写した写真、建造物はきらきらと光っているようだ


さて、今紹介していた魔術塔なんだけど、昔から「黒い森の乙女教」の神託を受けとるための儀式場なんだ。

ふふ、タイトルに入れてあったから気づいてる読者ばっかりだと思うけど、この魔術塔、北の方も南の方も両方とも貢献度が足りないとは入れません!

といっても、わたしはレッドキャップではそんなに貢献度が稼げるようなことした記憶はないんだけど、ひまわり(イリアンサ)君と一緒とはいえわたしも入れてるからね。

やっぱり礼拝に参加したりがよかったのかな。

魔術研究希望者でも多少なりとも貢献度が必要みたいだから、もしお断りされた場合は依頼を少しこなしてから再チャレンジしてみてね。


つ 石レンガの壁、床に赤い魔法陣や松明や祭壇が設置されている、壁はよく見ると天井に向けて細まったかと思うと、祭壇の高さを超えたあたりでまた斜めに広がっていっている

つ 上と同じ部屋の魔法陣の上に透けているヴェールを付けて白い法衣を着た誰かがひざまずいて祈っている様子、松明はともり、魔法陣と祭壇の上がほんのり光っている様子が見て取れる


これはひまわり君提供のお写真です。

聞いたら、ひまわり君は教皇が行う神託を受け取る儀式に参加したことがあるんだって。

神託って言っても、本当に「黒い森の乙女(ジュフアブダルゲン)」の神託かはわからないけど、何かしら降りてくるのは本当見たい。


つ 手振れのない映像、音声はなくBGMが付けられている、先の写真の通り透けているヴェールを付けた白い法衣の誰かが祈っている様子が数秒続くと、魔法陣からすうっと光が抜け出し、祭壇の上にある巻物に宿り、巻物が勝手に浮き上がるとするりと解かれ、まっさらな紙面に赤い文字のようなものが浮かび上がっていくところで終了した


ファンタジーっぽいよね、この映像。

……うん、この旅行記書いてるブログ、動画もアップロードできるんだね。

今度から動画で残せそうなところは動画撮ろうかな……。

それはそれとして、この神託の儀式はレッドキャップ所属かつかなり貢献度が高くないと見ることができないって。

こないだの枢機卿にひまわり君が聞いたらしいんだけど、今のところひまわり君以外に神託の儀式に参加しても許されるプレイヤーは片手以下がってさ。

実際に見たい人は頑張ってみてね。


つ 塔の中央部分がねじれている魔術塔の前でイリアンサが満面の笑顔でダブルピースをしており、その端で見切れる右手ピース


ここまで北の魔術塔を紹介しました。

魔術塔に関しては、地図掲載が許可されなかったから位置関係はお知らせできなかったけど、貢献度がそれなりなら「黒い森の乙女教」信徒に聞けば教えてもらえるよ。

南の魔術塔は、ちょっと紹介可否を今枢機卿経由で確認中だから今回は紹介しなかったよ。

次回、OKだったら南の魔術塔、ダメだったら監視塔の方を紹介するよ。

それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。

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