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御伽噺戦争・VR旅行記十五回目

何とかまだ毎日更新できそうです……。

やあ、こんにちは。御伽噺戦争(メルヒェン・クリーク)・VR(メルクリVR)の旅行記の十五回目だよ。


つ 前回の教会の前でピースしているイリアンサと見知らぬ青年、青年は神父のような服を着ている


今回もレッドキャップの首都カリヴァーからお送りするね。

いつものひまわり君と、今回ひまわり君に司祭区の撮影許可をくれた、中央大聖堂に務める枢機卿の一人だよ。

名前はここでは出さないけど、最年少枢機卿といわれてる人で、ほかの枢機卿よりも頭が柔らかいんだ。

おそらく、レッドキャップで普通に活動している場合に一番会える可能性が高い枢機卿かな。

今回はひまわり君が一緒だったからお一人だったし大聖堂敷地内から出てきてるけど、普通は大聖堂の外で会うことはないから気を付けてね。

あと、会える時もものごっつい護衛さんがいるはずだから。

そういう意味で、ひまわり君はレッドキャップでは信頼が厚いプレイヤーなんだよね。

初心者補助でいろいろ支援もやってるみたいだから、イベントとかに参加したいときにひまわり君が運営に絡んでるかで判断しても大丈夫かも?

それはそれとして、町も紹介したいからさっそく司祭区の写真をば。


つ 白で統一された屋内、礼拝堂区と似ているが、装飾は少なく質素に見える

つ そこまで広くない室内、色は白で統一され、木目の美しい二段ベッドと質素なデスクと本棚がある

つ 食堂と思われる広めの部屋、長机がいくつも並べられているが、装飾などは少なく、やはり質素なイメージを受ける

つ 上記写真の実際に食事に使われている風景、枢機卿よりも大分質素な装飾の服装を来た人々が穏やかに食事をしているようだ

つ 提供されている食事の写真、色どり鮮やかなサラダとおそらくコンソメと思われる具がそれなりのスープに白いパンが二つ


司祭区は前回も案内したけど、この大聖堂に努める「司祭や大司祭の住んでいる住居区」だよ。

ここが礼拝堂区の内側にあるんだけど、正しくどこからつながってるのかはわからないんだ。

あ、わからないっていうのは国防の関係で隠されてるって意味ね。わたしも教えてもらってなくて、ひまわり君だけ入れてもらって撮影させてもらったんだ。

一番装飾が少ないのが司祭、袖口に赤色の装飾が入ってるのが大司祭だよ。

あと、比較的顔を見やすいのは、袖口の装飾が金糸になってる司教と、生成りのヴェールを付けてる大司教かな。

大司教以上は必ず頭の後ろにヴェールを付けてるからそれで判断してね。

司祭区は見たとおり、礼拝堂区よりももう少し質素みたいだね。

ひまわり君から聞いたところ、彼らは自主的に華美な装飾は礼拝堂区を飾るものにし、信徒に少しでも心地よく祈ってもらえるようにしてるんだって。

食事もそうで、「黒い森の乙女(ジュフアブダルゲン)教」自体の資金繰りが貧しいとかじゃなくて、少しでも信徒の、国のためにお金を使えるように自主的に質素な食事にしてるそうなんだ。

戒律とかで縛ってるわけでもなく、「贅沢になれてしまうとどうしても心がそれに慣れて醜くなってしまうから、自分を律するために、神に情けない姿をさらさないために、自主的にやってる」そうなんだ。

この辺、どうしても宗教を中心としてない他国には通じないことが多いみたいで、強く言っといてとひまわり君から伝言だよ。

わたしも、司祭区の外で司祭さんたちと話をしたけど、みんな「怠惰に慣れて堕落し、神に迷惑をかけたくない」思いで取り組んでいるって笑っていたよ。

誰に話を聞いても楽しそうに働いていたから、「黒い森の乙女教」はなかなかいい感じの雰囲気なんじゃないかな。

司祭と大司祭は二人部屋だけど、司教以上になると業務が増えるから一人部屋になるそうだよ。

プレイヤーでも真剣に信仰したい場合は受け入れてくれるそうだし、気軽にお悩み相談でも大丈夫って一番最初の写真に写ってた枢機卿にも確認済みだよ。

気になる読者はぜひ中央大聖堂へ。


つ 白で統一された街並み、建物の作り自体は崖下の町と同じような形のようだ

つ ぽっかりと拓けた広場、中央には球体の何かを抱え込んで丸くなっている髪の長い少女の彫像、その周りは緑の生け垣になっており、生け垣の前にはベンチがある

つ 白い小さな花の付いた生け垣と上記の少女の彫像がアップになっている、少女は眠っているのか目を閉じているが、そこに感情の色は見えない

つ 絶妙に、白といえるけれども違う色で塗装された家々、張り出した屋根なども見事に白だけれど複数色で装飾されている


続いて、崖上の街並みだよ。

基本的に崖上はワルキュレアの貴族街に近いって言ったけど、中央大聖堂に務める司祭たちの家族が住んでたり、「黒い森の乙女教」の信徒の中でも献金などが多い裕福な家庭が住んでいるんだ。

他国向けの観光地としても、この真っ白な町は有名なんだって。

いや、でも写真を通してみても、すごいと思わない?

白は白でも、一件目は青みがかかってる「アリスブルー」、その次は比較的純白に近い「月白(げっぱく)」、次は緑みのかかった「牡蠣色(かきいろ)」、黄色みのある「パールホワイト」。

これ、全部違う色なんだよ。いや、VRとはいえ、ここまで色の違いが出せるなんてって感嘆するばかりだったよ。

これはぜひ読者にも自分の目で見てほしい。

白しかないのに、白橋色でもカラフルで、カリヴァーの崖上に住んでる人たちの制限の中でのおしゃれを楽しめるよ。


で、この街中で唯一ほかの色がある写真だけど、あれは街並みの写真だとちょっと見づらいね。


つ 少し高所から撮った俯瞰の崖上の街並み、緩い曲線の塀の中で東西にそれぞれ、よく見ると濃いめの緑がある、以前見た真上からの画像の、「ココ」と書かれていた場所に近い


さっきの彫像と生け垣は、実は崖上の町と外への出入り口にあるんだ。

だから、実は二か所ある。写真は西側のほうね、東側と彫像がちょっと違うから、気になる人は自分で確かめてね。

ではここは何? っていうと外からの人間をそのまま街中に入れられないから、検問の待機所みたいな感じのとこなんだ。

首都っていうのと、いわゆるテロを警戒してるんだ。

コンシューマでもそうなんだけど、レッドキャップは唯一の宗教国家で、他国は宗教に理解がない。

だから、これまでに何度も、レッドキャップはテロの標的にされてきた歴史がある。

それゆえの最低限の警戒だから、なにか悪事を働いてない限りは簡単なチェックで終わるから、おとなしくしてね。

逃げたり、確認を拒否するとテロリストと勘違いされちゃうからね。

それから、彫像は「黒い森の乙女教」の神である「黒い森の乙女」の彫像だよ。

今の姿がそうかはわからないけど、「黒い森の乙女教」に言い伝えられてる姿があの姿なんだって。

事実は……コンシューマかこのVRでわかるかな?


つ 先ほどの「黒い森の乙女」の彫像とイリアンサ、見切れる右手ピース


さて、白いけれどカラフルっていうなんだか矛盾した街並みはどうだったかな。

わたし個人としては、淡い色だけどカラフルなのが認識できるからなかなか楽しかったよ。

大聖堂の礼拝区内にある礼拝堂も、全部じゃないけどいくつか見て、司祭さんたちから聞いた話はなかなかためになったな。

次回は、首都の南西に存在する大きな湖の紹介をしたいと思うよ。

びっくりするくらい大きいから、VRで見たときは何度見貸しちゃったくらいだよ、

それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。

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