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御伽噺戦争・VR旅行記十四回目

やあ、こんにちは。御伽噺戦争(メルヒェン・クリーク)・VR(メルクリVR)の旅行記の十四回目だよ。


つ 白で統一された高い天井の建物内部、奥の壁に木と月が合体したような紋様が飾られている


今回もレッドキャップの首都カリヴァーを紹介していくよ。

とりあえず、最初の写真はひまわり(イリアンサ)君にお願いして撮ってもらった、噴水広場から見えてた教会の中だよ。


つ 上と同じ建物内部、木と月が合体したような紋様の下に祭壇があり、その手前にベンチが置かれている

つ 上と同じ建物内部、祭壇の近くからあおり構図となっており、手前に大きく祭壇が写り、天井がガラスで日が差し込んでいる

つ 上と同じ建物内部、祭壇の奥からベンチを向いている構図、ベンチからだと柱で見えない位置にオルガンと思わしき楽器が設置されている


結構しっかり教会として作りこまれてるよね。

わたしも入ることはできるんだけど、レッドキャップ所属じゃないプレイヤーは入れても写真撮影ができなかったんだ。

撮影機が全然動かなくて、おや? って思ったら、他国の人には制限が入ってるって住人に言われちゃってね。

わたしも別にレッドキャップの宗教と敵対したいわけなじゃいから、ここでひまわり君を呼び出しました。

一応、レッドキャップ所属の友人に頼んで撮影してもらうのかOKか確認して、OKもらってから撮影してもらってるから安心してね。

さて、それじゃあ早速崖上への行き方について紹介していこうかな。


つ 絶壁の崖、そのところどころに穴が開いており、地上とつながっている部分に入り口のような穴が空いている

つ おそらく上の画像の穴から中に入ったと思わしき写真、薄暗くそこまで広くない空間に、鳥かごのような形をした大きな檻がある、檻の天井に縄のようなものがくくられている

つ 絶壁の崖、崖に沿って会談が彫りこまれているが、手すりなどは見当たらない

つ 首都を真上から写している写真、崖上と思わしき部分の町の端部分に「ココ」と二か所ほど赤矢印が記載されている


崖の上に行く方法は、大まかに3つあるよ。

一枚目と二枚目は同じ方法で、最初の崖の穴に入ると、いわゆるエレベーターが設置されてるんだ。

一回につき一名まで、荷物だと百キロまで、一回の利用に一万ゴールド(メルクリ世界のお金の単位ね)かかるよ。

この一万ゴールド、わたしたちプレイヤーが稼ぐのはそこまででもないけど、住人達にはかなり厳しい価格でね。住人たちの月の生活費が平均三千ゴールド前後って言ったらわかるかな。

すんごい高額なの。

で、しかも、このエレベーター、人力です。さらに、このエレベーターの距離は大体百メートル近くあります。

そして、このエレベーターは時々落下事故を起こします。落ちたら即死だよ!

さすがにわたしも死にたくなかったから使わなかったけど、豪商とか、他国からの賓客は使うみたいだね。

まあ、レッドキャップには「紛争地域」を抜けて地上を来たほうが早いけど。

で、二つ目は見たとおり、崖沿いにまっすぐ彫られた階段だ。

この階段、手すりがないので落ちたら真っ逆さま地面です。さらに、中央部から東西に彫られてるから、到着は随分ずれるよ。

よっぽど大荷物じゃない限りは、この壁の階段を使って崖上に行く人が多いかな。

崖下の住人がどうしても崖上に行く場合は、この階段を使うのが普通で、何をするにもその時間を考慮して計算してるみたいだよ。

最後は、見ての通り、崖上からそのまま行く方法だよ。

崖上の町の入り口は、矢印のとこ二か所しかないから気を付けてね。

この場合の崖上へ行く方法は好きにしてね。


つ 崖上の町と思わしき街並み、色は白で統一されており、中央と思わしき場所にひときわ広い教会と思わしき建物がある

つ 教会と思わしき建物の近くからの写真、優雅な造形の鉄柵とその奥の豊かな庭、それらに囲まれる建物の画


ここが首都カリヴァーの中央にある、「黒い森の乙女(ジュフアブダルゲン)」を信仰してる「黒い森の乙女(ジュフアブダルゲン)教」の中央大聖堂だよ。

この建物、構造が四層になってて、一番外側の、他国の所属でも入ることができる礼拝堂区、その内側に司祭が住居にしている司祭区、さらにその内側に司教や大司教が詰める司教区、一番内側に枢機卿や教皇が住む教皇区に分かれてるんだ。

このうち、わたしでも簡単に入れるのは礼拝堂区だけで、ひまわり君も入れるのは司教区までだそうだよ。

教皇区は、本当にこの「黒い森の乙女教」の高位につかないと入れない場所みたい。

とはいえ、内装はとある伝手で手に入れることができたから、今度紹介するよ。


つ やはり白で統一された屋内、崖下の教会内部よりも装飾に手が込んでいるように感じられる

つ 木と月が合体したような紋様が壁に設置されており、手前に祭壇がある、天井付近は木と月の形をした、緑と黄色が基調のステンドグラスがある

つ 祭壇から入り口を見た画、白味の強い木材で丁寧な彫りこみがされたベンチが等間隔に設置されており、ベンチから見えない位置に白いオルガンのような楽器がある

つ 動画で、再生すると礼拝の様子が映っている、礼拝堂内に反響するオルガンに近い音色とそれに合わさる合唱、祭壇上のステンドグラスから差し込む光が一つの芸術を作っている


まず、わたしが入れた礼拝堂区の紹介。

わたしもさすがに教会の礼拝に行ったことがないんだけど、「黒い森の乙女教」の礼拝は司祭の聖句(今週の標語的な?)を読み上げが終わったら聖歌(いわゆる讃美歌ってやつね)を歌って、聖歌が終わったら聖書からありがたいお話を読み上げ(説教ってやつ?)、「黒い森の乙女(かみさま)」に向かって祈りをささげて終了。

司祭によっては祈った後にもう一回聖歌を歌う人がいたり、逆に祈ってから聖歌、説教、聖句読み上げ、みたいな感じの順番の人もいるらしい。

こう、わたしも日本人らしくいわゆる無宗教(というなの仏教と神道とかのごちゃまぜ~の)だから、これでいいんかね? って思ったけど、少なくとも「黒い森の乙女教」に関しては礼拝中にやる内容は決まってるけど、順番は司祭がやりやすいやり方でやるんだって。

この礼拝、礼拝堂事に行われてて、礼拝堂区には収容人数がちょっとずつ違う礼拝堂が五つあるんだ。

おっきい礼拝堂一つでまとめてやればいいんじゃ? って思ったけど、昔はそうしてたけど、災害があってその時にその礼拝堂で死者が出てから、何かあったときに避難しやすいようにって礼拝堂を小分けにしたらしいよ。

崖下の教会でもそうだけど、礼拝自体は信者じゃなくても参加可能。

聖歌をうたってる時とはすごくきれいだし、司祭によっては、動画でステンドグラスから光が差し込んでたじゃない? あれがね、花びらみたいになったりするんだって。

時々司祭じゃなくてもっと上の司教とかが礼拝をやってくれることがあるらしいんだけど、司教以上の役職の人がやる礼拝はほぼ百パーセントの確率で、そういうファンタジーなことが起こるってひまわり君が言ってたよ。

(ひまわり君、リアルでは無宗教だけどレッドキャップでは敬虔(けいけん)な信徒なんだよね。だからいろんな人の礼拝に参加したことがあるらしいよ)

それから、礼拝堂によってもステンドグラスとか装飾が違うんだ。

写真の礼拝堂は、一番キャパが大きい第一礼拝堂の写真だから、ほかが気になる読者は実際に見に行ってね。

礼拝は、メルクリ世界の時間で基本は週に一回の開催で、現実でいう日曜日に相当する曜日にやってるよ。

ただ、行事があるときとかは特別礼拝とかやってるから、興味がある読者は教会で聞いてみてね。

礼拝は決まった時間にやってるけど、司祭とか司教とかは普通にいるし、いわゆるお悩み相談(現実だと懺悔に当たるのかな?)は常にやってくれてるから、簡単に聞けるよ。


つ 先の大聖堂の鉄柵の外、イリアンサと誰かが話している姿と見切れる右手ピース


教会と大聖堂の話を書いたら疲れちゃったから、今回はここまでにするよ。

次回、ひまわり君に撮ってもらった司祭区の紹介と、教会以外の街並みについて紹介したら、レッドキャップ国内の観光をしていくよ。

山も海も湖もあるから楽しみにしててね。

それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。

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